ピンク色がかったワインレッドの表紙に結婚後の挨拶状が届いた。

思えば友の一人娘がイタリアに行きだしたのは、15年ほど前ではなかろうか?
「一人でイタリアへ出かけるの?」
「はい」
「ねぇ 行く回数が多くない?」
「はい」
子供の頃は、口数が少なくおとなしい それでいて確固たる自分をもっている女の子だった。
頭のいい子だったのでしょう 何をやらせてもそこそこまでの才能をみせて
他人の子なのに この子は、将来 書道家にしましょうだなんて言っていたが・・
母親は、ピアノをしぶとくやらせたかったようだ。
結局 私たちの期待を裏切って 大学は、コンピューター関係
卒業後 就職をしてお金をためてなんと絵の道に進む。
「なんで絵にすすむかねぇ~」
「ホント!娘らしく身を着飾るわけではなく絵か イタリアなんだよね」
絵のために 再度 大学へ進み 大学院まで行ってしまった。
「私 気になることがあるのだけれど・・。冷静と情熱のあいだって小説があるのだけれど 映画もあるのよ。あれをみてイタリアに行きだしたのではないかしら?聞いてみてよ」
後日、まさに憶測通りだったのは驚いた。
それから その小説を読み 映画をみたのはいうまでもない。
すっかり おばさんも映画の中の若い娘になりきって
そうかーーー長いため息がでました。

<それから数年後「あのね 娘が結婚したんだ」
娘以上に口数の少ない友が ポツポツとイタリアの人と結婚したこと その両親や夫になった人が 日本に挨拶に来ることを話した。
「大学院のときもイタリアに行って勉強していたのだから 知り合うとしたらイタリアの人だもんね!?」
ハガキより小さい 共作だという版画を同封して(共作なんてうらやましい!)
幸せいっぱいの風と フィレンツェにお越しの際は是非ご連絡ください。とお便りが届いた。
ちなみに 彼女は、すぐに就職先を探して 夫婦共働きです。
木製パレット屋のつぶやき

思えば友の一人娘がイタリアに行きだしたのは、15年ほど前ではなかろうか?
「一人でイタリアへ出かけるの?」
「はい」
「ねぇ 行く回数が多くない?」
「はい」
子供の頃は、口数が少なくおとなしい それでいて確固たる自分をもっている女の子だった。
頭のいい子だったのでしょう 何をやらせてもそこそこまでの才能をみせて
他人の子なのに この子は、将来 書道家にしましょうだなんて言っていたが・・
母親は、ピアノをしぶとくやらせたかったようだ。
結局 私たちの期待を裏切って 大学は、コンピューター関係
卒業後 就職をしてお金をためてなんと絵の道に進む。
「なんで絵にすすむかねぇ~」
「ホント!娘らしく身を着飾るわけではなく絵か イタリアなんだよね」
絵のために 再度 大学へ進み 大学院まで行ってしまった。
「私 気になることがあるのだけれど・・。冷静と情熱のあいだって小説があるのだけれど 映画もあるのよ。あれをみてイタリアに行きだしたのではないかしら?聞いてみてよ」
後日、まさに憶測通りだったのは驚いた。
それから その小説を読み 映画をみたのはいうまでもない。
すっかり おばさんも映画の中の若い娘になりきって
そうかーーー長いため息がでました。

<それから数年後「あのね 娘が結婚したんだ」
娘以上に口数の少ない友が ポツポツとイタリアの人と結婚したこと その両親や夫になった人が 日本に挨拶に来ることを話した。
「大学院のときもイタリアに行って勉強していたのだから 知り合うとしたらイタリアの人だもんね!?」
ハガキより小さい 共作だという版画を同封して(共作なんてうらやましい!)
幸せいっぱいの風と フィレンツェにお越しの際は是非ご連絡ください。とお便りが届いた。
ちなみに 彼女は、すぐに就職先を探して 夫婦共働きです。
木製パレット屋のつぶやき