
いつもなら 9月の終わりごろ満開を向かえる金木犀の花が今年は遅い。
しかも 小さなカタツムリがけっこういるのだ。

この数ヶ月 なかなか思うようにパレットの仕組材(とくにカラマツ)が入荷しません。
特に困るのは、熱処理材木のパレットです。
カラマツ材をお使いのお客様に最近 納期がとてもかかっていることをお話ししたら・・
その後 リスク回避で3社購買にしますとつげられました。
数日たって よくよく伺いましたら 単価を下げて他社さんが見積りを提出したとのことでした。
深いため息がでました。
なぜなら この会社のパレットは、1枚とか5枚とかのものが5種類ぐらいあるのですが そのたびに製材所の方に少ないと叱られていました。しかたがないので 全部をまとめて1枚の発注書を作成したり(どう見ても変わらないと個人的には思うのだが・・) 涙ぐましい努力をしてきたからです。
少ない枚数を私が決めているわけではありません。
お客様にもいろんな事情があることでしょうし・・
最近は、無事に発注も終わり やれやれと思っていたところ
1枚の板を折ってしまったので 無償でくださいとか言われた時は、正直 胃が痛くなりました。
(熱処理材でなければ 簡単なのですが)
もちろん 大変な思いで1枚を調達しました。
もう 他社で引き受けてくれるのなら いろんな悩みはなくなりますが 売上が減りますので複雑な気持ちです。
本音は、まあしかたがないねって唇を噛みしめた。
私達は、仮の姿でこの世で修行しているらしいが おしまいにしたくなる課題ばかり増えているような気がする。
そんなとき 今の季節 金木犀の香りに癒される。
まだまだ老体にムチ打って頑張らなければいけないのだ。
木製パレット屋のつぶやき