豚インフル

豚インフルエンザの報道があった初日
実家の父から電話
「あしたお米を買いおきしておきなさい」
「えっ！？どうして」
「豚インフルエンザが流行してからでは遅いからだ！」
「・・・・」
父達が買い出しに行く予定の日
郷里で雪が降った。
『驚いた！』と庭が真っ白になった写真つきで携帯にメールが届いた。
さすが　こんな日は家でじっとしているのだろうとニヤニヤしてしまった。
今朝、また電話。
「なんだまだ寝ていたのか？」
そう　あろうことか私は寝坊をしてしまって　あわててしまった。
「おはようございます。起こしてくれてありがとう」
「寝ている場合ではない！米と缶詰はお父さん達はとっくに用意をしたが。どうだ　用意はしたか？マスクはもう売り切れてなかったぞ」
「えーーー、日本でも感染者が出たの？」
「いや　それはない。　フェーズ4になったのだ」
「マスクは６０枚ぐらい用意をしたほうがいいと思う」
「６０枚？」
「そうだ仕事で外を出歩くからそのぐらいいるだろう？」
「わかりました」
豚ウイルスも大変だけれど　寝坊の方がもっと大変。
バタバタしていると　また電話。
「人の集まる場所にはでかけない。マスクはきちんとかけるように！」
「はい」
しかしねぇ～　実は来月の５日からアメリカに行く予定なのです。
もう　行くなんて言えなくなってしまって　とても複雑。
自分が豚ウイルスにかかるのはいいとしても・・
自分だけの問題ではなくなるので　それを知ったら激怒する父を想像して身震い。
ごめんなさい
帰国したら４日ほど人の集まる場所にはでかけません。
マスクと手袋と・・
打倒　豚ウイルス！といきまく声が小さくなる。