婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

捨てる日々

2008-10-22 15:41:56 | Weblog
この20年 心を和ませてくれた3本の山桜 夏つばき サンゴジュ。庭木を思いっきりよく切ってしまいました。ついでに 不要と思われるものも 捨ててしまいました。一番 大事な本も少しづつゴミに出しそのうち数冊だけ残す予定です。
 庭の整備には 家を出た夫がずいぶん積極的で フェンスや池の石の入れ替えなどを検討しているようです。ここ数年 外の水道の配管がいたみ 修理を何度もたのんでいるのだけれど いっこうに実行してくれないのに 庭にこんなに意欲的にとりくむとは複雑な気分でした。
 さりげなく もう一度たのんでみたら
「知らないよ!勝手に見積りをとったらどうなんだ」
どうやら 人間に対しては 庭木以下の扱いのようだ。
生活費も含めて びた一文使いたくないのです。(おまけに家賃を徴収されています)
まぁ とうざ雨露しのげる所で暮らせるから よし!としようとは思います。
木々がなくなり 根づまりの盆栽だけは残ったが 庭は清々しく 新年の朝のようでした。

そして土地だけは知らぬ間にいろんな思念がしみこんで堆積されていくわけです。
亡くなった人間と 心が向こうをむいた人間は二度と帰らない。
潔く捨てながら 最後は思い出と我が身だけが残るというのが理想かな
今、人生は季節でいえば晩秋 好きな季節です。