とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

山口竪小路

2006-06-12 22:20:25 | 日記
 山口市でちょっとした会合があり、午後から参加しました。会合を終えて、ちょっと気になることがあり、少しだけ山口を散策しました。山口に何度も来ているのに山口が小京都と言われていることがいまいち理解できていません。瑠璃光寺や、旧ザビエル記念聖堂だけでどうなんだろう?と思っていました。車でしか移動してない、竪小路を歩きたくなりました。ここは、大内家の屋敷跡があったところです。まず、ふるさと伝承館に車を止めて歩くことにしました。

 すぐに古い家並みを見つけました。取りあえず写真をパチリ。次に大内家屋敷跡の龍福寺に向かいました。枯山水跡という看板を目印に向かいました。そこはまさに跡というのにふさわしいいすでに考古学的な庭園でした。写真も撮る気もおきなくて、元の道に戻りました。すると西田幾多郎という看板がありました。旧制山口中学に哲学者の西田幾多郎が教師として赴任していて、このあたりに居をかまえていた書いてありました。当時の山口中学には河上肇などすぐれた人材が在学していたことが書いてあって興味を引かれました。

 龍福寺は現在工事中ということでそこには入らずに、木漏れ日の参道を反対方向に向かいました。正面に格子戸のきれいな家があったので思わずパチリ。だんだん小京都らしい風情が出てきました。大殿大路を右に曲がると古い民家を改造したギャラリーや工房が登場してきます。まさに京都の裏町といった感じです。

 ギャラリーのような店に立ち寄りました。そこは無料休憩所になっていて、店に入るとすぐにお茶のサービスがありました。工房の作品や、水墨画が何枚もかかってあってなかなかのものでした。玄関の1枚の絵に目が止まりました。「この構図は?」店に入る前にカメラでパチリ撮ったと全く同じ構図の絵がかかっていました。奉仕堂時計店の看板は印象的です。

また竪小路に戻り歩き始めると、今度はタイムスリップしたようなバーバーに出会いました。いつの時代からあるんだろう?何人の髪を切ってきたんだろう?中から俳優の殿山泰次さんが頭をかきながら「刈るとこないのに金だけ取りやがる」なんてぶつぶつ言いながら出てくる様子を想像してしまいました。

 わずか30分くらいの小散歩だったのですが、やっぱり山口は小京都と言ってもいいのかなと思いました。その気になれば京都を見つけることができるようです。時間を見つけてもう一度散策して、小さな発見ができればいいなと思いました。取りあえず写真日記でした。


コメント (2)
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