「インスタント沼」この映画は、テアトル徳山でやっていたのを見損ねた作品の一つです。行きたいという思いがありながら、ついつい見逃すことはよくあることです。
特に最近山登りにはまっていて、仕事と映画と山登りと多忙な日々を送っているため、ついついTSUTAYAに頼ってしまうことになってしまいます。
この映画のヒロインは麻生久美子です。
やっぱりこの女優にはまっているみたいです。
この人の出る映画を最近よく観ているような気がします。
人生じり貧になって底なし沼にはまっていくOL沈丁花ハナメ(麻生久美子)が底抜けに明るく生きていくというストーリーになっています。
ある意味吹っ飛んでいる映画でした。
でも、このテの映画は好きだから仕方ない。
勤めていた出版社の雑誌が廃刊になって、結局出版社を辞めて人生の立て直しを図ろうとするけど、じり貧OLだけに決してうまくいかない。
子どもの時に沼に捨てた招き猫のたたりかもしれないと思いこむ始末。
この沼に沈んでいく招き猫のイメージがなかなかなのです。
奇妙な手紙を見つけ出し、実の父が見知らぬ男だと知って訪ねていきます。
そこには“電球”と名乗る奇妙な骨董屋の店主沈丁花ノブロー(風間杜夫)がいます。
そして、奇妙なパンクの青年ガス(加亮)に出会います。
この2人との出会いがハナメに転機をもたらします。
やがてハナメは宝物が入っているという蔵の鍵を買わされるはめになります。
監督は三木聡です。
この人は少々マニアックで「転々」・「図鑑に載ってない虫」など癖の強いでも気になる作品を撮る監督なのです。
最初のジリ貧の場面は、少々しつこい感じもします。
少女漫画のどたばたぶりという感じです。
でも、麻生久美子の明るい笑顔とふせえりの存在が観ている者を楽しくさせていきます。
やがて、ハナメはアンティークショップを始めます。
でも、うまく行きません。
ノブローを訪ねると「蛇口をひねると人生が楽しくなる」という訳のわからないことを吹き込まれます。
それをまじめにやっていく楽しさ。
麻生久美子のいい面がどんどん画面に出てきます。
この人は本当はコメデイアンヌなのかもしれないと真剣に思ってしまいます。
彼女の幸せそうな笑顔にどんどん引き込まれていきながら
ちょっとしたシーンを見せてくれます。
映像的にもなかなかいいものがあります。
橋の上でのシーンの美しさやふせえりとの自転車併走シーンの楽しさなどにふわっとするような気持ちになります。
そして、映画のタイトルにも通じるわけのわからない終わり方です。
でも、これでいいんだと思わされてしまうから不思議です。
幸せは水道の蛇口をひねることにある。
とにかく水道の蛇口をひねれ!
そして人生を全て洗い流すのだー!
映画のテーマはすべてこれに尽きるのです。
とにかく観たらわかるという映画の楽しさなのです。
見終わったら楽しくなる小品です。
ぜひ観ることをお勧めします。
特に最近山登りにはまっていて、仕事と映画と山登りと多忙な日々を送っているため、ついついTSUTAYAに頼ってしまうことになってしまいます。
この映画のヒロインは麻生久美子です。
やっぱりこの女優にはまっているみたいです。
この人の出る映画を最近よく観ているような気がします。
人生じり貧になって底なし沼にはまっていくOL沈丁花ハナメ(麻生久美子)が底抜けに明るく生きていくというストーリーになっています。
ある意味吹っ飛んでいる映画でした。
でも、このテの映画は好きだから仕方ない。
勤めていた出版社の雑誌が廃刊になって、結局出版社を辞めて人生の立て直しを図ろうとするけど、じり貧OLだけに決してうまくいかない。
子どもの時に沼に捨てた招き猫のたたりかもしれないと思いこむ始末。
この沼に沈んでいく招き猫のイメージがなかなかなのです。
奇妙な手紙を見つけ出し、実の父が見知らぬ男だと知って訪ねていきます。
そこには“電球”と名乗る奇妙な骨董屋の店主沈丁花ノブロー(風間杜夫)がいます。
そして、奇妙なパンクの青年ガス(加亮)に出会います。
この2人との出会いがハナメに転機をもたらします。
やがてハナメは宝物が入っているという蔵の鍵を買わされるはめになります。
監督は三木聡です。
この人は少々マニアックで「転々」・「図鑑に載ってない虫」など癖の強いでも気になる作品を撮る監督なのです。
最初のジリ貧の場面は、少々しつこい感じもします。
少女漫画のどたばたぶりという感じです。
でも、麻生久美子の明るい笑顔とふせえりの存在が観ている者を楽しくさせていきます。
やがて、ハナメはアンティークショップを始めます。
でも、うまく行きません。
ノブローを訪ねると「蛇口をひねると人生が楽しくなる」という訳のわからないことを吹き込まれます。
それをまじめにやっていく楽しさ。
麻生久美子のいい面がどんどん画面に出てきます。
この人は本当はコメデイアンヌなのかもしれないと真剣に思ってしまいます。
彼女の幸せそうな笑顔にどんどん引き込まれていきながら
ちょっとしたシーンを見せてくれます。
映像的にもなかなかいいものがあります。
橋の上でのシーンの美しさやふせえりとの自転車併走シーンの楽しさなどにふわっとするような気持ちになります。
そして、映画のタイトルにも通じるわけのわからない終わり方です。
でも、これでいいんだと思わされてしまうから不思議です。
幸せは水道の蛇口をひねることにある。
とにかく水道の蛇口をひねれ!
そして人生を全て洗い流すのだー!
映画のテーマはすべてこれに尽きるのです。
とにかく観たらわかるという映画の楽しさなのです。
見終わったら楽しくなる小品です。
ぜひ観ることをお勧めします。