とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

映画「鴨川ホルモー」を観て

2009-05-16 23:33:26 | 映画
この映画は公開してすぐに観ています。
感想をすぐに書こうと思いながら忙しさにかまけて放っておいてしまいました。
最近、忙しくてDVDやケーブルテレビなどで映画を観ることが多くなっています。

この映画を観て感想を言うには正直難しいのです。
面白くなかったかと言えば面白かった部類には入ると思います。
原作を先に読んでしまってから映画を観たこともその理由の一つかもしれません。原作を読んでから映画を観て良かったことは少ないので仕方ないというところもあります。
「ホルモー」に出てくるオニ一つとってもそうです。
原作を読んで頭で描いていたものが監督の描いた三次元で表現されるとどこか食い違うところが出てきます。
仕方ないことなのだけど、そこらあたりが自分との違和感が出てくるところかもしれません。

でも、オニのぬいぐるみは可愛くて部屋に一つもあったらいいだろうなと思えるキャラクターになっています。
携帯のストラップでもいい。特に楠木ふみが操るめがねをかけているオニがいい。
そんな感想を持っているくらいだから嫌いではなかったはずなのにどこか食い違うのです。

まどろっこしいことを書いていることは自分ではわかっています。
結局気にいってるところと気にいらないところがあるということだと思います。
また、原作に入れ込んでいたぶん、CG頼りの映像が物足りないことになるのだと思います。

映画のストーリーをかいつまんで言うなら、二浪して京大生になった安倍(山田孝之)は、喜んだのも束の間、目標を失い、すっかり5月病状態になる。葵祭のアルバイトの帰りに帰国子女の高村(濱田岳)と一緒に、「青竜会」という謎のサークルからコンパに誘われる。そのサークル何のサークルか分からないが、とりあえず参加すると、そこで安倍の“理想の鼻”の持ち主、早良京子と出会う。先輩たちは「普通のサークル」と言うだけで、何のサークルなのか一向に分からないが、彼女目当てで入部する。

そこから、京都の街を舞台に、謎の学生サークルが繰り広げる摩訶不思議な4大学対抗バトルの行方を描いた青春ファンタジー・コメディ。“ホルモー”なる謎の対抗戦を続ける正体不明のサークルの個性溢れる仲間たちとの交流を通じて辿り着く驚愕の事実と、“オニ”を操る奇想天外にして滑稽な競技の模様が、陰陽道を背景とした壮大な設定の下、バカバカしくもエネルギッシュに綴られるというようなストーリーになっています。
その中に青春特有の恋も失恋も描きつつ最後までお馬鹿な流れに徹しています。

映画の中で高村が住んでいるということで、いかにも京大生「イカキョー」らしい京都大学吉田寮が登場する。これはセットではなくて現在もたくさんの学生が利用しているといるそうだ。いかにも京大らしいエピソードだと思います。

「ホルモー」なる戦いで「ゲロンチョリー」と叫びながら踊る姿は、何とも言えずばかばかしい。
この振り付けはパパイヤ鈴木がしているそうです。
いかにもそれらしいので納得してしまいます。
しかもパパイヤ鈴木は先輩指導者として出演して踊っているから本木監督の悪ふざけも度を超しています。

青龍会のキャプテンとして荒川良々が出ている。私はこの俳優に弱い。この人が出ているだけで画面全体を許してしまうことがあります。
今回も濱田岳と荒川良々の二人が出ているために映画の評価を上げてしまっているような気がします。

最後まで映画に関する評価はめちゃくちゃになっています。
結局どうなのよ?
それは観てのお楽しみということで。
コメント
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