とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

「夜が明けたら」

2010-01-22 22:35:21 | この1曲
先日インターネットニュースで浅川マキさんが亡くなったニュースを見ました。
個性的な風貌で名前だけは誰もが知っていた人だけに惜しい気がします。

表題の「夜が明けたら」や「かもめ」が代表的な曲です。
ザ・ディランの「プカプカ」という曲の女性のイメージがつきまとうのは
自分だけのイメージなのかもしれません。

テレビには出ないので、新譜ジャーナルや、GUTSなどで写真を見るだけでした。
大人のイメージと黒のイメージがとても強い人でした。

1968年のデビューだそうです。
初めはゴスペルシンガーだったそうです。
それが、アングラの女王と呼ばれるようになってから伝説のシンガーとも言われるようになりました。

私は、音蔵というシリーズの中の「浅川マキ/浅川マキの世界」というアルバムしかもっていません。
東芝が出したフォーク全集のオムニバスには、必ず入っている1曲です。

ブルースのコード進行が結構気に入っていて、高校の頃には時々ギターで弾いて歌っていました。
でも、オリジナルキーは結構低くてカポタストでキーを上げていました。

夜が明けたら 作詞・作曲 浅川マキ

1 夜が明けたら一番早い汽車に乗るから
  切符を用意してちょうだい
  私のために一枚でいいからさ
  今夜でこの街とはさよならね
  わりといい街だったけどね

2 夜が明けたら一番速い汽車に乗って
  いつかうわさに聞いたあの街へ
  あの街へ行くのよ
  いい人が出来るかもしれないし
  ンーあの街へ行くのよ

3 夜が明けあら一番早い汽車に乗るわ
  みんな私に云うの
  そろそろ落ち着きなってね
  だけどだけど人生は長いじゃない
  そう あの街はきっといいよ

4 夜が明けたら一番早い汽車に乗るから
  切符を用意してちょうだい
  本当本当よお 一枚でいいのよ
  いつだって身軽なあたしじゃない
  そうー乗るのよ
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「太陽がくれた季節」

2008-10-30 09:44:53 | この1曲
「太陽がくれた季節」はテレビドラマの「飛び出せ青春!」の主題歌です。
当時は、日曜の8時は青春ドラマの枠に決まっていてありえない青春にあこがれと、夢を描いていたように思います。
イントロの「チャチャチャチャンチャン チャンチャーン」のギターはとても新鮮で、どうやって弾いているんだろう?と何度も試してみて、わかったときには「なーんだ!」とがっかりしたことを覚えています。

それでもこの曲は誰でも好きで、集まると必ずリクエストがかかるような曲でした。
私も、女の子からリクエストされて何度か演奏したことがあります。

そういえば、高校1年生の時の合唱コンクールで別のクラスの伴奏を頼まれたことを思い出しました。
自分のクラスよりそのクラスの歌の方が盛り上がって陰でいろいろ言われたことも思い出しました。
ちなみに自分のクラスの合唱曲は「さよならをするために」でした。もちろんことらもギターで伴奏したのですが、あまり盛り上がる曲ではないのであまり乗り気ではなかったようでした。

ちなみにこの3人組は、レコード会社が結成させた既製のグループだったそうで、フォークブームにのった歌謡曲グループだったのでその後は、あまりぱっとせずに早々に解散したようです。

先日テレビの島田紳助の番組西口久美子さんが出て歌を歌っていました。
今でも十分魅力的な人でした。
男性二人組の名前は忘れましたが、大きくない方の人は秋吉久美子さんと結婚されていましたね。
当時はびっくりしてしまいましたが、やっぱり離婚されてしまいましたね。

太陽がくれた季節
【作詞】山川啓介
【作曲】いずみたく

1.君は何を今 見つめているの
  若い悲しみに 濡れたひとみで
  逃げてゆく白い鳩 それとも愛
  君も今日からは 僕らの仲間
  飛びだそう 青空の下へ

2.君は何を今 待ちつづけるの
  街の片すみで ひざをかかえて
  とどかないあの手紙 別れた夢
  君も今日からは 僕らの仲間
  とび込もう 青春の海へ

  青春は 太陽がくれた季節
  君も今日からは 僕らの仲間
  燃やそうよ 二度とない日々を
  燃やそうよ 二度とない日々を
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「戦争を知らない子どもたち」

2008-10-30 01:29:58 | この1曲
実は、このシリーズは続けようと思っていたのですが、年代順に並べようと思っていたらなかなか考えがまとまらずに結局f出せずじまいになってしまいました。
そこで思いつきで出してみようかと思うことにしました。

今回は好きか嫌いかいろいろ賛否両論があった「戦争を知らない子どもたち」ということにしました。
「戦争を知らない子どもたち」
作詞 杉田二郎 作曲 北山修 


戦争が終わって僕等は生まれた
戦争を知らずに僕等は育った
おとなになって歩きはじめる
平和の歌をくちずさみながら
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ

若すぎるからと許されないなら
髪の毛が長いと許されないなら
今の私に残っているのは
涙をこらえて歌うことだけさ
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ

青空が好きで花びらが好きで
いつでも笑顔のすてきな人なら
誰でも一緒に歩いてゆこうよ
きれいな夕陽の輝く小道を
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ



この曲はジローズの曲として有名すぎるくらい有名ですが、実は1970年の大阪万博のカナダ館のテーマソングとして別のグループのシングルが先行発売されていたことは誰にも知られていない事実だと思います。

この曲が出て来た時は中学生でした。
ギターを弾き始めてそれほどたっていないころです。
この曲はコードでいえばCから始まるし、循環コードなのでまさに入門編なのです。
イントロや途中に出てくるFからGにつながる「チャチャンチャーン」が全てなのです。

この曲は誰でも歌えるという意味では、自分がギターが弾けるということをアピールするには絶対欠かすことのできないアイテムのような曲でした。

この曲にクレームをつけてきた人物が現れてドキドキしたことがあります。
高校時代の二人の恩師です。
一人は国語の教師です。
野口先生は国語の教師です。この先生はJRC(青少年赤十字クラブ)の顧問でした。

このJRCというのがくせ者でまじめな高校生の集まりだったのですが、私と言えば頭の中は女の子のことばかりで、「JRCに入れば一緒にキャンプに行けるよ』という上級生のスージークアトロ似のマチャガエルさんにそそのかされて入部してしまったといういきさつがあります。

しかも当時憧れていた同級生の玲子さんもキャンプに行くらしいということで、絶対このキャンプにかけるという思いで入部しました。

でも、一緒にギターをやってきた広川という友人を誘ったのがつまづきの始まりでした。
彼は声は抜群なのです。でもギターは私の方がずっとずっとうまかったのですが、この「声」というやつがくせ者なのです。

JRCのキャンプは日本海の海岸でやりました。
食事が終わり、盛り上がったところでギターで歌おうということになり、この「戦争を知らない子どもたち」を歌うことになります。

JRCの顧問の野口先生は、「この歌はどうも好きになれない。自分の生きた歴史を考えたら今の若者に伝えたいメッセージはたくさんある。世界ではたくさんの戦争がおきている。それを見ないで、戦争を知らないなんて言うべきじゃない」と言われたことがすごく心に響いています。

この先生は、組合には全く反対の立場だったらしく、その後校長になって再び自分の前に登場することになるのですが。やっぱりその時のイメージが強く残っています。

余談ですが、その時のキャンプで初めてビールを飲みました。もちろん飲めと言ってくれたのが野口先生です。

もう一つ余談ですが、憧れの玲子さんはそのキャンプの後で広川とつきあい始めたという話が風の便りで聞いたのが秋の終わりでした。

もう一つのエピソードはやはり高校時代の松田先生です。
この先生はストレートでした。
「戦争を知らないと君たちは言うかも知れない。でも今ベトナムでは…」
それがいつもきっかけでした。能天気な我々を政治の世界に連れて行ってくれました。

戦後というひとくくりの中に朝鮮戦争があり、ベトナムの戦争がありました。
そこを教えてくれた歌のひとつに「戦争を知らない子どもたち」があります。

この先生の影響は、大変強くて今の自分を作ってきた恩師とも言えます。
今も組合の役員として活動しているのは松田先生の授業がなくてはありえません。

でも今その歌を子どもたちに伝えるとしたら、もう「戦争をしらない子どもたち」でずっといてください。
そんな思いでいっぱいです。
作詞した北山修氏はそんな思いで作った詩なのかもしれません。

自分にとって人生の分岐点になる一曲だと思います。







コメント (1)
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「風」はしだのりひことシューベルツ

2008-07-12 00:05:18 | この1曲
「風」シューベルツは1969年の発売になっています。
フォークルを解散した後に端田宣彦が新たに結成したグループの新曲です。
作詞が北山修、作曲が端田宣彦というコンビの曲です。

中1の時の曲です。ラジオの番組で何度もかかる曲でした。
ギターを中学時代から弾き始めていて、ギターのコードがGからBmに変わるのでなかなかうまく弾けなくて苦労した覚えがあります。

♪人は誰もただ一人旅に出て
 人は誰もふるさとを振り返る
 ちょっぴりさびしくて
 振り返っても
 そこにはただ風が
 吹いているだけ
 人は誰も 人生につまずいて
 人は誰も 夢破れ振り返る


♪プラタナスの枯葉舞う冬の道で
 プラタナスの散る音に振り返る
 帰っておいでよと
 振り返っても
 そこにはただ風が
 吹いているだけ
 人は誰も 恋をした切なさに
 人は誰も 耐えきれず振り返る


 *)何かをもとめて
 振り返っても
 そこにはただ風が
 吹いているだけ


 振り返らずただ一人一歩ずつ
 振り返らず
 泣かないで歩くんだ


 *)繰り返し

 中学生にとっては何となく切なくなるような歌詞です。
 特に1番では何か惹かれていました。
 人は誰もただ一人旅に出て~
 この旅が単なる旅行ではなくて、自立への旅だと言うことは
 当時の中学生にも何となく想像できる世界でした。

 家に代表されるしがらみを捨てて、自分一人で生きていく時を想像しながら
 この歌を歌っていたように思います。
 振り返ってもそこにな何もなく、風が吹いているだけ~
 振り返らずに前だけを見て歩いて行こうという呼びかけは、
 中学生の私にとって刺激的な言葉でした。

 この歌のことは忘れたことはないけど、ずいぶん自分では歌ったことはありませ んでした。
 10年以上前のことです。高石ともやさんが柳井に来られた時に、ステージからい ろんななつかしい曲を歌ってくれました。
 その中に「風」がありました。
 会場にいた大勢の人たちと一緒に歌った「風」はまた違った響きがありました。

 今では歌うことはありませんが、大切な1曲であることはまちがいありません。
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「海は恋してる」

2008-07-10 00:35:22 | この1曲
図書館に行って、本を物色しているうちに『フォーク名曲事典』という何とも涙が出そうなタイトルの本に出会いました。著者は富澤一誠というこれまたなつかしい名前です。
すぐに借りてきて家でちらちらと読んでいると、自分でも語りたくなってしまいました。そばに聞いてくれる人でもいるならいいのですが、おじさんの独り言につきあってくれる人などいないし、語り出すと長くなりそうなのでブログに書いてみようかと思いました。

誰が読んでくれるかわかりませんが、感想などありましたらコメントに残してもらえたらうれしいかも…。

そういうわけでこの本の初めから読んでいくと目に留まったのがこの曲です。
「海は恋してる」ザ・リガニーズ1968年7月発売



1968年というと小学校6年です。周囲にはテレビから流れる歌謡曲しかありませんでした。GS全盛の頃で、修学旅行に行った時もジュークボックスからスパイダースの「あの時君は若かった」が流れていたのを妙に覚えている年頃です。

この曲はもう少し年が経って、中学から高校にかけての夏休みのイメージが浮かんできます。
暑い暑い夏休みにラジオから誰かのリクエストで何度も流れていたように思います。

♪海はすてきだな。恋してるからさ
 誰も知らない真っ赤な恋を

 海が照れてるぜ 白いしぶきあげて
 えくぼのような ゆれる島影

 君はきれいな 海の恋人
 やさしく抱かれて 夢をごらんよ

何とも歯の浮いたような歌詞が並んでいます。
この後は何とも言えないような台詞が続きます。

 「海も失恋するのかなあ 涙をいっぱいためるかなあ
  だけど、あふれだしたら 困っちゃうなあ
  だって俺泳げないんだもん」

今読むと何とも居心地の悪い気持ちの悪い気持ちになりますが、
これが、当時の中高生にはぴったりはまるから不思議です。
中学時代からギターを手にして、友だちの家でだべっている青臭いガキにとって大事な曲だったようで誰かが口ずさむ曲でした。

♪「君はきれいな~」と伸ばした後に「あ~~あ」と何ともくすぐったいフレーズがあるのですが、ここもくすぐったい楽しさを覚えていました。

「君はきれいな」と歌う時の“君”はみんなそれぞれ思いが違うこともわかっていたし、“失恋”というフレーズも胸がキュンとなっていた何ともいい時代でした。
コメント (2)
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