とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

『レ・ミゼラブル』を観てきました

2012-12-23 00:35:41 | 映画

「レ・ミゼラブル」を観てきました。

ミュージカル映画というのはそもそも苦手なのですが、今回は行ってしまいました。

このミュージカルは全世界で上演されていて、とてつもないロングランを続けているということもあり、やっぱり観ておかないといけないだろうと思いました。

DVDだと最後まで観る自信がなかったのもきっかけです。

…とどう見ても肯定的な意見で始まってないのですが、やっぱり私が感想を言えるような映画ではないな…というのが正直な感想です。

死ぬ間際の人が歌を歌い続けるというのも違和感があるのです。

文庫本で5冊になるという大河小説を2時間38分で表現するのだから、その苦労はとてつもないものになります。

映画のセットや衣装、時代考証、登場人物、エキストラまで見事な舞台演出になっていました。

どれだけお金と情熱をかけているんだろうと思いました。

そういう意味では素晴らしい映画なんだろうと思います。

日本でこの映画をつくることはおそらくできないだろうと思います。

そういう意味からはアカデミー賞の部門にはほとんどノミネートされるだろうし、いくつかの部門では受賞するに違いないと思いました。

映画で歌われている曲は、すでにミュージカルで評価されているものばかりなので素晴らしいものばかりなのです。

また、この映画は口パクではなく、演技しながら実際に歌っているそうです。

1台のピアノが演じ手の歌に合わせて演奏されたそうです。

主導権は演じる側にあって、演技のリズムに合わせて伴奏が用意されるという形で撮影されたそうです。

オープニングの〈プロローグ「囚人の歌」〉では、押し寄せる波をかぶりながら、徒刑囚たちが船を引き寄せるシーンは大迫力でした。

「下を見ろ。決して上を見るんじゃない」と歌いながらロープを引き寄せるシーンは本当にインパクトがありました。

配役は、そうそうたるメンバーがラインナップされてあって話題になっています。

でも、そのことが観客の違和感を引き起こさなければ…とも思います。

主役のジャンバル・ジャン(ヒュー・ジャッィマン)は、いい演技をしていたと絶賛されていますが、

私はどうしても『X・メン』の印象が強すぎて、なかなか映画に入り込めませんでした。

ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)は、工場で勤めている間は、可愛らしい可憐な女優という感じでした。

まさに『プラダを着た悪魔』のイメージでしたが、髪の毛をばっさり切ってからは同一人物とは思えないほどの存在感を発揮していました。

なかでも『夢やぶれて』を歌うシーンは迫力がありました。虐げられた者の悲しみと思い通りにならない人生への絶望を切々と、

激しい怒りも交えて、最後は諦めに近い表情で歌い上げる様子は観る者を揺り動かしていきます。

他にも、ラッセル・クロウやアマンダ・セイフライトなどが出演していてファンにはたまらないのではないかと思います。

ミュージカル特有なのかもしれないけど、この映画はクローズアップがすごく多かったように思います。

クローズアップの場面では、周囲の流れが止まったように感じます。

でも、引きになると時間は動いている。

そこらへんも違和感に感じるところかもしれません。

登場人物が何人か出てくるのですが、エポニーヌ(サマンサ・バークス)に共感して、映画を観ていました。

片思いのマリウスのことを思いながら切々と訴える心情がなかなか胸に迫るものがありました。

原作のテーマも、映画自体のトーンもキリスト教の倫理観に基づいているので

そこも考慮に入れながら観なければいけないのだと思います。

また当時の時代背景も考えていくと面白いのかもしれません。

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晩秋の松江

2012-12-04 23:38:57 | 写真日記

障害児教育の研修会に出席するために土曜、日曜と島根県の松江市に行って来ました。

土曜日の朝早く車で出発しました。

高速道路も少し車が多かったものの比較的すんなり現地に入ることが出来ました。

受付まで時間があったので会場の近くの松江城に向かうことにしました。

以前何度か行ったことはあるのですが、せっかく来たんだからということでカメラだけを持っていきました。

研修会の会場からはそんな距離はなかったので歩いて行きました。

大きな石垣です。

 

青空も見えています。

天守閣のあたりまで上がってくると徐々に曇り始めて雨がポツリポツリと降り始めました。

上空がにわかに曇り始めていますが、どこか晴れているのでよく見ると虹がかかっています。

天守閣の上の付近と中間あたりに二本の虹がかかっています。

カメラの露出を少しアンダー気味にして撮影しました。

  

その後も雨は降り続いていてとうとう売店で傘を買って会場まで帰ることにしました。

研修会1日目は全体会と記念講演です。

終わってからはいつもの交流会です。

この日は飲み方をセーブして1次会でホテルに帰ることができました。

ホテルは松江駅前に予約してあったので、会場までは微妙な距離です。

飲み会の後ではタクシーを使いましたが、朝は少し早くホテルを出発して歩くことにしました。

いつもの路地歩きです。

今日はどんな路地に出会えるか楽しみです。

 

 

松江は古い街です。

中央を川が走っていて橋向こうがお城や城下町があって、橋より駅よりは寺が集中してあったり町家が残っていたりします。

 

 

川は運河のようになっていて松江の街探訪に観光船が出ています。

何でも冬場は掘りごたつになっているそうです。

めのうも産地のようで原石もどーんと置いてあります。

2日目の分科会も何とか終わり、中国道を通って帰って来ました。

雪のため、50キロ制限がしかれていてびっくりです。

高田IC付近はもうすっかり冬景色です。

  

 

 

 

 

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晩秋の秋吉台

2012-12-03 22:27:31 | 写真日記

秋吉台にちょっと行ってみたくなりました。

ラジオで晩秋の秋吉台の草がいい色をしていると言っていたのをちょっと聞きました。

そう言えば最近行かないな…と思い、ちょっとだけ立ち寄ることにしました。

この日は、ちょっと寒くて天気も良いのか悪いのかわからないほど、空が変化している日でした。

草は完全に枯れているわけではなく、枯れる一歩手前でいい感じでした。

 

 

どこまで歩くか考えながら歩いていました。

遠くまで歩けば、石灰岩がたくさん露出している所があるのですが、今回の目的は草原の撮影です。

  

 

広い草原と黄色く色づいた草を撮影できれば…と思いながら歩いていました。

観光客もまばらで、何かいい感じだなと思いながら…一人を楽しんでいました。

  

 

もしかして、友だち少ない?

そんなことを思いながら、でもそのことが好きだったりして…

一人で歩くのもなかなかいいもんです。

 

 

 

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