堀内佳さんのコンサートに行ってきました。と言ってもコンサートホールではなく、公民館に毛が生えた程度の会場でした。堀内さんは盲目のシンガーソングライターで高知出身の方だそうです。盲目のシンガーというのは、私たち世代には別れのサンバや灰色の瞳の長谷川きよしさんが有名です。そんなイメージをもっていました。
堀内さんのことは今までまったく知らず、校長や元PTA会長が推薦して学校のすぐ近くのホールでコンサートを開くことになったようです。私も30年近くギターを弾いていて、オリジナルもそこそこ持っているので、校長がぜひにと言うので校長の顔を立てる意味で出かけることにしました。
正直あまり期待はしていなかったのですが、コンサートが始まると度肝を抜かれました。ギター一本なのですが、その声量は井上陽水かと思うほどの迫力でした。でも、気になったのはギターの演奏スタイルです。右手にギターを持ち、左手で奏で始めました。そこまでだったら、松崎しげるか、ポールマッカートニーかという感じですが、弦を押さえている右手です。指が下から出なくて、上からキーボードを弾くように出てきているのです。以前、アメリカの黒人ブルースシンガーでこの弾きかたをしているのをテレビで見たことがありますが、目の前で見たのは初めてでした。そして、よくみるとギターの弦が逆に張ってありました。普通細い弦を下にするのですが、逆に細い弦が上になっていました。したがって、弾く時にはつねにアップピッキングが基本になるので、どこかユニークな響きになっていました。また、弦を押さえる指ですが、普通装飾音は小指でやるのですが、なぜか親指で装飾音を出していたので、これもユニークな音を出していました。何度もチューニングを気にして、糸巻きを触っていたので、後でオープンチューニングなのか聞いてみましたがレギュラーチューニングだと聞いてまたびっくりしました。そのくらい不思議な音を出していました。
生まれてすぐに、眼球の癌にかかり、1歳前後で両目眼球摘出手術を受けたこと、何でも知りたがる子だったこと、保育園でいじめにあったこと、幼児期の父母の子育てについて、中村市(現四万十市)からジーゼル車の揺られて高知の盲学校に通ったこと、母もとから離れてつらかった寄宿舎生活など、淡々と話されることに深いものがあり、すうっと引き込まれていきました。
歌は、本人も語っていましたが、井上陽水、クラフトなどの歌をよく聞いていたというだけあって、叙情フォーク路線で、私Dylanとは音楽の趣味が異なる音楽でした。最初は聞いていたのですが、だんだんどの曲も同じに聞こえてきて後半は疲れてきてしまいました。私の個人的な見解では、歌よりもしゃべりの方が良いような気がしました。でも、こういった曲の趣味は人それぞれなので、私Dylanには合わなかったというように感じてください。
堀内さんのことは今までまったく知らず、校長や元PTA会長が推薦して学校のすぐ近くのホールでコンサートを開くことになったようです。私も30年近くギターを弾いていて、オリジナルもそこそこ持っているので、校長がぜひにと言うので校長の顔を立てる意味で出かけることにしました。
正直あまり期待はしていなかったのですが、コンサートが始まると度肝を抜かれました。ギター一本なのですが、その声量は井上陽水かと思うほどの迫力でした。でも、気になったのはギターの演奏スタイルです。右手にギターを持ち、左手で奏で始めました。そこまでだったら、松崎しげるか、ポールマッカートニーかという感じですが、弦を押さえている右手です。指が下から出なくて、上からキーボードを弾くように出てきているのです。以前、アメリカの黒人ブルースシンガーでこの弾きかたをしているのをテレビで見たことがありますが、目の前で見たのは初めてでした。そして、よくみるとギターの弦が逆に張ってありました。普通細い弦を下にするのですが、逆に細い弦が上になっていました。したがって、弾く時にはつねにアップピッキングが基本になるので、どこかユニークな響きになっていました。また、弦を押さえる指ですが、普通装飾音は小指でやるのですが、なぜか親指で装飾音を出していたので、これもユニークな音を出していました。何度もチューニングを気にして、糸巻きを触っていたので、後でオープンチューニングなのか聞いてみましたがレギュラーチューニングだと聞いてまたびっくりしました。そのくらい不思議な音を出していました。
生まれてすぐに、眼球の癌にかかり、1歳前後で両目眼球摘出手術を受けたこと、何でも知りたがる子だったこと、保育園でいじめにあったこと、幼児期の父母の子育てについて、中村市(現四万十市)からジーゼル車の揺られて高知の盲学校に通ったこと、母もとから離れてつらかった寄宿舎生活など、淡々と話されることに深いものがあり、すうっと引き込まれていきました。
歌は、本人も語っていましたが、井上陽水、クラフトなどの歌をよく聞いていたというだけあって、叙情フォーク路線で、私Dylanとは音楽の趣味が異なる音楽でした。最初は聞いていたのですが、だんだんどの曲も同じに聞こえてきて後半は疲れてきてしまいました。私の個人的な見解では、歌よりもしゃべりの方が良いような気がしました。でも、こういった曲の趣味は人それぞれなので、私Dylanには合わなかったというように感じてください。