“おっぱいバレー”
何と大胆なタイトルの映画でしょう。
しかも実話に基づいて制作しているというから二重の驚きです。
映画館の予告や、北九州市で撮影しているということから興味はあったのですが、映画館で観るには少し、心の余裕と金銭的余裕がなかったのでスルーしていました。
いつものTSUTAYAに並んでいたのを見つけて、観ておくかな程度の関心で観ることにしました。
弱小バレー部と頑張り顧問それも超美形の女教師(すでに死語)という今、流行の構図です。
女子バレー部にも、ラブゲームで負けてしまうという超がつくほどの素人集団が試合に勝つことができるとおっぱいを見せてもらえるという約束になり、がぜん張り切るという何ともおバカなストーリーなのです。
オープニングでは坂を下る自転車小僧たちがいます。
片手をかかげて、風を受けています。
こうするとおっぱいの感触に似ているということでできるだけスピードの出る坂を下っていきます。
この話は聞いたことがあります。
確か探偵ナイトスクープでやっていました。
高速道路で80Km以上出して窓から手を出すとDカップだとか言って実験していました。
もちろん、私はやったことはありません。
中学生くらいの頃の男の子はそんなことばかり考えているという展開です。
今時の都会の中学生はそんなことはないのかもしれないけど、田舎の(とはいえ北九州市戸畑区)中学生という設定です。
そういえば、私の中学生の時も「知っちょるか?」とニヤニヤして近づいてきて不確実な性の情報を教えてくる変な友だちがいました。
思わぬ展開から「おっぱいを見せる」ということになってしまった美人教師綾瀬はるかは、子どもたちがどんどんエスカレートしていくし、やる気のなかった子どもたちがやる気になってきているので引っ込みがつきません。
周囲の教師たちは「どうせあいつらは」的な冷ややかな反応です。
ますます引っ込みがつきません。
子どもたちはランニングする際にも「おっぱい、おっぱい」と叫ぶ始末。
ばてても、やる気がなくなってもキーワードは「おっぱい」見事なほどのストーリーです。
それほど、おっぱいに魅力を感じられることにうらやましさを感じます。
タイトルの奇抜さはさておき、この映画は完全な青春ストーリーなのです。
友情、人と人とのつながり、何が一番大事かということを描ききっているということでは、佳作と言ってもいいかもしれません。
中学生の時に自分を助けてくれた教師に示唆されて教師になり、その教師になれるように努力するがなかなかなれないと嘆く綾瀬はるかにも好感がもてます。
目的は何でもいい。そのプロセスでいろんなことを得ていくんだという点ではまさにポイントをついています。
映画の流れ自体は、コミカルなマンガなのですが、貫かれているものは人間賛歌だと思います。
おすすめの1本です。
何と大胆なタイトルの映画でしょう。
しかも実話に基づいて制作しているというから二重の驚きです。
映画館の予告や、北九州市で撮影しているということから興味はあったのですが、映画館で観るには少し、心の余裕と金銭的余裕がなかったのでスルーしていました。
いつものTSUTAYAに並んでいたのを見つけて、観ておくかな程度の関心で観ることにしました。
弱小バレー部と頑張り顧問それも超美形の女教師(すでに死語)という今、流行の構図です。
女子バレー部にも、ラブゲームで負けてしまうという超がつくほどの素人集団が試合に勝つことができるとおっぱいを見せてもらえるという約束になり、がぜん張り切るという何ともおバカなストーリーなのです。
オープニングでは坂を下る自転車小僧たちがいます。
片手をかかげて、風を受けています。
こうするとおっぱいの感触に似ているということでできるだけスピードの出る坂を下っていきます。
この話は聞いたことがあります。
確か探偵ナイトスクープでやっていました。
高速道路で80Km以上出して窓から手を出すとDカップだとか言って実験していました。
もちろん、私はやったことはありません。
中学生くらいの頃の男の子はそんなことばかり考えているという展開です。
今時の都会の中学生はそんなことはないのかもしれないけど、田舎の(とはいえ北九州市戸畑区)中学生という設定です。
そういえば、私の中学生の時も「知っちょるか?」とニヤニヤして近づいてきて不確実な性の情報を教えてくる変な友だちがいました。
思わぬ展開から「おっぱいを見せる」ということになってしまった美人教師綾瀬はるかは、子どもたちがどんどんエスカレートしていくし、やる気のなかった子どもたちがやる気になってきているので引っ込みがつきません。
周囲の教師たちは「どうせあいつらは」的な冷ややかな反応です。
ますます引っ込みがつきません。
子どもたちはランニングする際にも「おっぱい、おっぱい」と叫ぶ始末。
ばてても、やる気がなくなってもキーワードは「おっぱい」見事なほどのストーリーです。
それほど、おっぱいに魅力を感じられることにうらやましさを感じます。
タイトルの奇抜さはさておき、この映画は完全な青春ストーリーなのです。
友情、人と人とのつながり、何が一番大事かということを描ききっているということでは、佳作と言ってもいいかもしれません。
中学生の時に自分を助けてくれた教師に示唆されて教師になり、その教師になれるように努力するがなかなかなれないと嘆く綾瀬はるかにも好感がもてます。
目的は何でもいい。そのプロセスでいろんなことを得ていくんだという点ではまさにポイントをついています。
映画の流れ自体は、コミカルなマンガなのですが、貫かれているものは人間賛歌だと思います。
おすすめの1本です。