とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

東京散歩

2010-04-26 00:03:54 | 写真日記
金曜日から東京に行っていました。

東京は雨が降っていました。

山口を出る時には雨が上がっていたので着いた頃には
東京もやんでいるだろうと希望的観測を持って行ったのですが、
あにはからんや、冷たい雨が降っていました。

しかも傘がないといけないほどではない中途半端な降り方で
傘を買う決心もつかないくらいです。

この雨ではカメラ散歩をする気力もないので、
カメラをかばんにしまって、中野のブロードウェイを歩くことにしました。

ここは、サブカルチャーの牙城で見事なほどのモノで
あふれかえっていました。

地階は、食品品コーナーです。
どこかの市場のような雰囲気で、総菜などもたくさん売っています。

1階は安売りの店が目立ちます。
その安さも半端じゃなくて、380円や500円などの衣類もたくさん並んでいます。

3階に上がると世界は一変します。
コミック専門の古本屋や、CD、DVDの店、フィギュア専門で売っている店や、食品玩具を大量に販売している店など多種多様です。ゴスロリやコスプレ専門の店もしっかり営業しています。

音楽関係専門の古本屋さんに入りました。
昔なつかしい新譜ジャーナルが1050円で売っていました。

「あーこれ持ってたな~」と感慨深かったのですが、買いませんでした。

翌日は雨も何とか上がっていました。
でも肌寒さは残っていました。

10時から5時半まで会議をして、その後は懇親会といういつもの流れを終えて、
ホテルに帰りました。

次の日は、快晴です。

こういう日はホテルをそうそうに飛び出して、歩くことにしています。

この日は9時半から会議があるので、遠くまで行く余裕はありません。

水道橋から市ヶ谷まで歩くことにしました。

  

  

飯田橋のあたりから、外堀沿いに公園になっているのでそこを散策しました。


松林と山桜で日陰になっている公園は下にJRが走っていて、気持ちの良い道になっていました。

 

 
 
土手にはシャガが咲いていて、東京とは思えない景色です。



それでもあっという間に二駅歩いてしまいました。東京のJRの駅は近すぎます。



ドトールで暇をつぶして会場に入りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD「風の外側」

2010-04-21 22:39:29 | 映画
「風の外側」

この映画も映画館で見損ねた一本です。
海峡の街下関を舞台にした映画です。
奥田英二さんがメガホンを取った映画です。
奥田監督の映画は、何か独特なムードがあってけっこう好きなのです。
すぐ前は九州、朝鮮半島も近い。
そんな街に吹く風はどこか違う…。
そういうところを描いてくるんだろうな…と期待しながら見損ねた一本です。

映画館できっちり観た友人がDVDを購入したと言って、わざわざ貸してくれました。
やっと観ることができたので、3回続けて観ました。
実にいい風が吹いていました。

ストーリーをかいつまんで言うと…
主人公岩田真理子(安藤サクラ)は、地元の名門女子高校に通う。
オペラ歌手を目指し、合唱部でソロを歌うほどの声。
フェリー乗り場でチンピラにからまれ、通学鞄を海に落としてしまう。
鞄の中には、大事なスコアーが入っていた。
でも、ある青年が桟橋からスーツのまま飛び降りて鞄を拾ってくれた。
その青年がもう一人の主人公(佐々木崇雄)である。

せっかく拾ってみらったスコアーだけど、足りないスコアーがある。
大切な楽譜をなくしたその償いとして、
真理子は青年に無理を承知で学校帰りのボディガードになることを頼む。
意外にもすんなり引き受けてくれる。

真理子たち合唱部の少女たちは、制服ストーカーに悩んでいた。
毎日夕方になると、校門の前に現れて真理子たちの後をそうっとガードする青年。
次第に親密になっていく二人だったが、
青年はいつまでたっても自分の名前を明かさない。

青年は、在日朝鮮人三世だった。
その出自からまっとうな人生を生きることを諦め、
小さな悪事で日々をしのぐ生活を送っていた。
お互いの好意に気づきながら、夢のない趙にとって、
夢を語る真理子は、遠い存在として眺めることしかできない。

まあざっとこういうストーリーなのですが、
在日の問題や、住む世界の問題や、
夢を持つもの、夢を持ってはいけないもの
その違いの中で揺れ動く風

そんな風を感じることのできる映画です。
見たことのある風景がたくさん出てくるのでそれを確認することもまた楽しいものです。

山口県に住んでいる人間はもとより、多くの人に観てもらいたい作品です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD「扉をたたく人」

2010-04-16 00:18:19 | 映画
DVDのレンタルでジャケットに惹かれて借りようと思いました。
ジャンベを叩いているシーンが写っていました。
このジャンベという楽器がなかなか好きなのです。
私はギターを弾いているのですが、何度かジャンベの奏者とジョイントしたことがあります。
何ともいい感じになるのです。

邦題の「扉をたたく人」というのは、映画を見終わった感想からは、納得がいきませんでした。
原題の『visitor』は訪問者というだけでなく、アメリカのもつ意味を問うているのだと思います。
あらゆる人種のるつぼと言われていたアメリカも9.11以降、訪問者を拒絶する国になっているそうです。
この映画もそういうニュアンスたっぷりの映画でした。

ストーリーをいつものようにかいつまんでみます。
主人公は、中年の大学教授。
妻を亡くしたことで何もかもやる気をなくしているさえない中年男性。
学会で論文を発表しなくてはいけなくなり、NYに向かいます。
NYに残しておいた自分のアパートの鍵を開けると、中には見知らぬカップルが生活をしています。
行くところのないカップルに同情して、しばらく一緒に過ごすことになります。
若い青年の叩くジャンベの音に興味を示し、青年からコーチを受けます。
公園ライブをしたり、楽しく過ごしているうちに青年が逮捕されてしまいます。
青年は不法滞在をしていたのです。

青年が強制収容されている収容所を何度も訪ねていくうちに青年の熱い思いに触れます。
「ただ自由に演奏したいだけなんだ。 それがいけないことなのか。」
物静かだった男も ついには移民局職員に怒りをぶつけますが, 騒いだところで何も変わりません。

静かな演技の中に、熱いハートを感じる主人公の演技に共感を覚えます。
ジャンベの演奏シーンもなかなかいい感じです。
でも、最後のシーンはいろんな意味で感動します。
ぜひ見て欲しい一本です。

劇場で観られなかったのが残念です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD「空気人形」

2010-04-14 14:36:13 | 映画
「空気人形」これってダッチワイフってことだよな。
タイトルを見た時に、これはけっこう大変なテーマになるのかなと思いました。
監督が是枝裕和氏なので、きっといい映画に仕上がるのだと思えましたが、
これまた映画館に向かうには時間とゆとりがなく、
そうこしているうちに上映が終わってしまいました。

キネマ旬報の年間ランキングにはなんとベスト10に堂々と入っていただけに、
見損ねたことがちょっと心にひっかかっていました。
いつもの田舎のTSUTAYAに並んでいるのを見てすぐに借りてきました。

見終わった後の感覚は何とも言えないものでした。
胸の奥で何か引っかかって後味は独特のものでした。

こんな話はないよな。ありえない話なのに、
どこか引っかかるというのは、何かに例えられて、
自分の生活のどこかに引っかかりがあるんだろうな…そんな思いが残りました。

監督は「誰も知らない」「歩いても 歩いても」の是枝裕和氏。

主演女優は「リンダリンダリンダ」で元気なボーカル留学高校生を演じたペ・ドゥナ。
空気人形の持ち主に板尾創路
空気人形の創作者にオダギリジョー
不思議な孤独な老女に富司純子
脇役がしっかり固められているので安心して見ることができます。

ストーリーをごくごく簡単に言えば
ファミレスで働く孤独な中年男・秀雄(板尾創路)には、『空気人形』という恋人がいた。
職場で、どれだけバカにされても家に帰って、人形に話しかけるだけでそれなりの癒しを得ることができた。

しかも、人形は無言で彼の欲望も満たしてくれる。
誰かの代用品でも人形は何も思わなかった。

しかしある時、人形は心を持ってしまった。
メイド服を着て外出し、外の世界の新鮮さを知ってしまった。
そして彼女は、アルバイト先のレンタルビデオ店で
同僚となった孤独な青年に心を惹かれてしまう。

そういう話になっています。

「人形と人間」「空気と空虚」「性と生」をテーマに様々な映像が行き交います。
人形以上に空虚な人間たちを描くことによって、
人形のもつヒューマンな部分を強調していきます。

板尾さんは、人づきあいが苦手で、
不器用にしか生きられない中年男性を見事に演じています。

テレビで見る芸人としての存在も痛い演技をしているのをよく見るのですが、
映画の中ではみごとに屈折した人物を演じきります。

ある意味、この存在は板尾さんでなくては演じられない存在かもしれません。

時々出てくる孤独な老女も富司純子さんが見事に演じます。
テレビで知った事件を全部自分がやったと交番に自首する老女です。
都会に生きる孤独な人間たちの群像を各自が描ききります。

人間社会に溶け込む空気人形よりも人間たちの方が
『からっぽ』だという対比は、
是枝監督ならではのウィットに富んだ作品だと思います。

ファンタジーと言えば確かにファンタジーなんですが、
テーマがテーマだけに人に勧めるにもちょっとためらいがあります。


この映画は、テーマの複雑さと、ヒロインを演じきったペ・ドゥナの演技が見事です。
キネマ旬報のベスト10入りは当然の結果だと思います。
エンディングもいかにも是枝監督らしい終わり方だと言えます。

観る観ないは本当にあなた次第です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三原市散策

2010-04-13 22:00:09 | 写真日記
先日、東広島に行ったので、今度は少し足を伸ばして三原に行ってみることにしました。
歴史のある街だということだけは知っていたのですが、詳しくはわかりませんでした。
インターネットで調べると古いお寺ばかりがあるということはわかりました。
とにかく出かけてみることにしました。

三原に着いてまずは駐車場確保ということで、駐車場を探しているとフジグランの大きな駐車場を見つけました。

お店には「後から寄ります」ということで、取りあえずそこに駐車しました。
駅の山側にお寺があるということなので、駅方面に歩くことにしました。

歩き始めてすぐの所に、三原歴史民俗資料館がありました。
この手の建物は好きなので立ち寄ることにしました。

建物のコンセプトは「三原の文化と伝統を継承し、さらに発展させたい願いから、
先土器時代から古墳時代までの市内遺跡群から出土品や、
小早川隆景の築いた三原城を中心とした古絵図や古文書、
先祖の積み上げてきた生活の知恵や、文化の感じられる道具などを展示しています。」
とのことでした。

入るといきなりだるまの人形が置いてあってやたら気になります。
特にたこのだるまというのが三原らしいです。

 



三原はだるまが有名で、「願いが成るように」と鳴り物の鈴や小石をいれ、
頭が細長く豆絞りの鉢巻をしてるのが特徴です。
人のこぶし大のだるまを「にぎりだるま」といいます。
神明市でそのだるまを家族の人数分買い求め、
だるまの裏にめいめいの名前を書いて神棚に供え、
毎朝そのだるまを見て、家人一人ひとりの安全と繁栄を祈ったという言い伝えがあります。
  


ロレックスの二眼レフがポツンと置いてあって、これもなかなかいいですね。

三原沖はナウマン象の化石もよく発見されていたようです。



もうひとつ、とても興味深いものを見つけました。
のぞきからくりです。
全国で4・5台しか残っていない、貴重なものだそうです。

 

 



調子にのって紹介していたら、ずいぶん長くなってしまいました。
街並みは全く紹介してないことに気づきました。
今回はここまでにして、次回街並みを紹介します。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東広島市白市の街並み2

2010-04-12 23:34:14 | 写真日記
白市の街並み第2弾です。

伊原惣十郎家です。

明治期の特徴を持つ豪壮なつくりで、町家の大型化をよく示した貴重な事例です。
かつては裏手の小高い場所に炉を設けていました。

中央には御成門があって、身分の高い人が出入りしていたのがわかります。

 

 

続いて井原八郎家です。
この家は現在も生活されているそうです。
大正時代の建物だそうで、モダンな感じが所々感じられます。





江戸時代、明治時代、大正時代の代表的な建築様式が一度に見られるということはめったにないので、貴重な街並だと思います。

 

 

      



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD『のんちゃんのり弁』

2010-04-12 00:31:28 | 映画
のんちゃんのり弁

キネマ旬報で11位という評価を受けた作品です。
このあたりの順位の作品は毎年大好きな作品が並ぶ順位です。

でも、映画館では観ていないのです。
万難を排して観に行くまでは考えないこの手の作品は、
気がつけば配給が終わっているというのが最近の実態です。
映画に対する姿勢が失礼かもしれません。

結局いつものTSUTAYAで借りることになります。
この田舎のTSUTAYAがまたいい加減でどういう基準で並べるのかはっきりしないのです。
観たい作品がないこともまたしょっちゅうなのです。

映画のお話をざっと拾うと…
永井小巻は、下町育ちの31歳。
ある日、夫・範朋のダメ亭主ぶりに愛想を尽かして、娘ののんちゃんを連れて実家に出戻る。
母親からぐだぐだ言われて、仕事を見つけにいく。
「9時から2時まで」だとか、「娘が幼稚園に行っている間だけ」だとか、
そんなこんなで仕事が見つからない。

幼稚園の先生をやっている同級生から仕事を紹介してもらうが、
酔っ払い相手の仕事に嫌気がさして、すぐにやめてしまう。
生活は苦しくなるばかり。
そんな時、カメラ店を営む高校時代の同級生・健夫と再会する。
でも、恋に生きるのではなく、自立した生活をめざす。
得意の弁当作りで新境地を開こうと決意した小巻は、
おいしい弁当屋さんを持つことを決意し、
小料理屋「ととや」の門を叩く。

簡単におさらいすれば、真っ直ぐな性格で、思い切りの良さは天下一品…
そんな下町育ちの31歳子持ち女性が、だらしない夫を捨て、
弁当店オープンに向けて奮闘するハートウォーミングなドラマと言えます。

原作は漫画らしいのですが、読んだことはありません。
主人公は、小西真奈美さんです。
この人は、知的な役柄と、
ハートウォーミングな役柄とどちらも演じることのできる人だと思います。

今回の役柄は、『UDON』で見せたコミカルな演技が売りのようです。
観ている人間を暖かくします。
監督は『独立少年合唱団』『いつか読書する日』の緒方明さんです。
この監督も実にいい作品を作ります。
ダメ亭主を演じる岡田義徳や小料理屋主人役の岸部一徳、
きっぷのいい母親を演じる倍賞美津子など、
下町の人情模様を彩る脇役陣もなかなかです。
そういう映画は安心して観ることができますね。

特に何か目新しい設定があるとか、何か特別なことが起こるわけでもなく、
ただ淡々と流れていきます。
でも、純粋でひた向きな主人公の生き方や、
周囲の人たちの空気がとても暖かくて心地よいのです。

のり弁だけでなく、出てくる食べ物は全部、
フードスタイリストの飯島奈美さんが手がけています。
この人の手による映画が最近やたら多いですね。

料理好きの私にとって答えられない映像になっています。
お金がなくてなかなか買えませんが、これからは器にも少しこだわってみたいですね。
そんなことを思わせる映画でもありました。

好き嫌いはあるかもしれないけど、佳作の部類に入る作品だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東広島市白市の街並み

2010-04-11 21:32:14 | 写真日記
最近、またブログから遠のいてしまいました。
ちょっとしたタイミングを外すとブログから離れてしまいます。
ブログを続けるというのは難しいですね。
コメントが入っていると、ちょっと元気になったりしますが、
コメントもないと、アクセスの数だけではなかなか続きません。

先日、知人から「病気でもしてたんですか?ブログが更新されていませんね」と指摘されました。
「そうは言ってもねー」という感じでしたが…。

先日行った場所の紹介も途中で終わっていたので、取りあえず紹介しようと思います。
東広島市の白市というところがあります。
古い街並みが保存されていて、とてもいい感じの街です。
カメラであちこちバチバチと撮影してきました。

 

 

古い街並みが始まる場所に小さなたばこ屋さんがありました。
こういう風景はいいですね。
私はたばこを吸いませんが、残しておきたい風景です。

 

先日、報告させてもらった木原家住宅を過ぎたところに、由緒正しい感じのお寺があります。
養国寺といい、本堂、鐘楼門は江戸時代の建物だそうです。

 

建物も古くて魅力的だったのですが、
本堂の左隅に顔を伏せて、座っている若い女性がいて
その女性がやたら気になって仕方ありませんでした。
本堂を写す振りをしてちょっとだけ撮影させてもらいました。



時々顔を上げるのですが、ずっとこの姿勢を維持していました。
何かドラマを感じて立ち去るのが惜しい感じでした。

 

次回はもう少し町家を紹介します。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする