とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

「僕の歩く道」第4回の感想

2006-10-31 23:53:39 | 障害児教育
「僕の歩く道」第4回の感想
 
 今回のキーワードはキーパーソンをどう考えるかということがあげられます。輝明にとって、はがきをずっと出し続けている都古は、特別な存在です。動物園での様々な問題も都古を通して解決することが多いのです。それは社会とのつなぎ役であったり、動物園の仕事へのジョブコーチ的な存在だったりします。そういう意味では都古はまさにキーパーソンとしての位置づけになっています。今回は、その都古が突然の熱を出したり、恋人との展開が輝明の更なる自立への予感を感じさせます。
 
 初給料をもらった輝明は、都古へのはがき代。昼食とジュース代を封筒に入れて小遣い帳に記帳します。欲しいものがあるか聞いてくる母親に部屋から自転車競技のカタログを持ってきます。なぞのライダーが乗っているのと同じ60万円のロードバイクをほしいと告げます。「欲しいものがあるか?」の問いに対して、すぐに反応するところが少し気になります。

 すぐに買わないことも理解できて、毎月5万円積み立てて1年後に買うことにすることも理解できていることに若干の矛盾を感じました。その他の行動と1年後の見通しがわかるということに矛盾を感じました。
 幸太郎はおこづかいから毎月300円ずつ返すことにし、輝明のおこづかい帳には「つみたて 300」と書き加えらます。ここらへんは見ている人の心をくすぐるおかずかもしれません。

 輝明は、恋愛ドラマを観て泣いているりなを見るけど、特に何も感じる様子はありません。「お風呂に入ります」「お風呂音戸は39度」と言って次の行動に切り換えます。
 
 輝明には、やきいもを買うなら自分の分だけ、ベンチに座るのも自分の場所だけ落ち葉を掃除するといった、相手の気持ちを理解することが難しいことを説明的に描いています。「心の理論」を具体的に描いているけど、少し説明不足かもしれないと思いました。

 11時に帰ると言っていた三浦が入園客の案内で遅くなって、輝明の落ち着きがなくなってしまいます。都古によると「仕事がなく暇な時間が長くなったことによる不安が原因だった」と説明されます。
 でも、この場面はスケジュールの変更が原因だと考えます。画面で見る限りはこの動物園は、スケジュールがあまりはっきりしていないのではないかと思えます。輝明にすれば、三浦の指示待ちがかなり多いのではないかと思われます。そのことは、かなり輝明のストレスになっているのではないかと思います。

 ベテラン飼育員の古賀から「動物園の仕事に慣れた?」と聞かれてそのまま「動物園の仕事に慣れた?」と答えます。母親と古賀とでは緊張の度合いが違うということかもしれませんが、「欲しいものはある?」と聞かれてすぐに答える場面と、少し違いすぎるのではないかと思いました。

 翌日、帰り道にやきいもを食べる輝明と都古の上に、ポツポツと雨が降り出します。鳴り続ける携帯電話にも出ず、都古は雨に打たれながら泣き出します。雨と涙という組み合わせが、りなの見ていたドラマとかぶったのか、都古の涙を理解したのか、輝明はそっと自分の傘に都古を入れてやります。“エンディングのちょっといい話”のコーナーなのですが、ここらへんは、なかなか理解しにくいところです。

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わたしたちの名言集(1)

2006-10-28 00:02:58 | 日記
 東京の大学に行っている娘の本棚から娘に貸しておいた谷川俊太郎の詩集を取りに行った時、ついでに面白そうな本を発見しました。『わたしたちの名言集』ディスカバー21編です。若者向けの名言だそうで、いろんなところからフレーズを集めているものです。この名言をもとにブログを書いたら面白いかもしれないと思いました、課題作文のようで面白いかもしれないと思いました。

 いつまで続くかわかりませんが、とりあえず今日から始めようと思います。

 今日のお題は「誰かと自分を比較しなくなったとき自分を好きになれました」コカコーラのCFだそうです。

 誰かと自分を比較するようになったのは、いつからのことでしょう。生まれて生理的な欲求により保護されている対象の時代には、自分しかなかったのだと思います。他者を意識し始めて、最初は大人にあこがれて、何でもやりたがって大人を困らせた時代があったと思います。

 誰かと比較して…という文章は競争意識であったり劣等感だったりという意味から使われているのだと思います。そういう意味からすると、最初は経済的な問題だったかもしれません。「あの子が持っているものがほしい」「あの子の家は○○ができるのに私の家はできない」そういうかたちのうらやましい感覚がめざめていくのかもしれません。

 学校に入ると、あらゆるランク付けのなかで生きていきます。勉強はもちろんのこと、運動会では順位を明らかにされるし、逆上がりができる人とできない人の違いは歴然としてきます。逆上がりができないと残されて特訓ということも見せしめ的に思うかもしれません。

 思春期に入ると身長、体型をはじめ、容姿が気になりはじめます。「あの人ばかりがどうしてもてるの?」といううらやましい気持ちと「自分はどうして…」という気持ちがいりまじってきて、苦しい時代を迎えるかもしれません。

 就職してからも、ノルマや、勤務評定によって競争社会のなかでしっかり監視されています。そういう意味で誰かと比較せずに生きていくことはきまわめて難しい世の中です。

 でも、自分自身を確認するためには、常に社会の鏡に映してみなければわかりません。問題はどんな鏡に自分を映すかだと思います。

 『誰かと比較しなくなったとき自分が好きになれました。』これは自分が唯一無二の存在だったということに気づいた時ではないのかなと思います。例えば、愛する人ができて、その相手から愛されていると気づいた瞬間だったりするかもしれません。また、相手から自分が求められる存在だと気づいた時かもしれません。「自分ってまんざらじゃない」と思えることによって、「まあ、いいか」など、自分を肯定できるようになるのではないかと思います。

 人より優れていると自覚することは、連続体の中で生きていかなければいけないし、常に再生産していかなければいけなくなるので、自分を好きになることはないのではないでしょうか。




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第3回放送「僕の歩く道」感想

2006-10-25 23:16:18 | 障害児教育
 第3回放送のキーワードの一つめは「人の気持ちを理解する」ということです。これが大変難しいのです。。心の理論として説明されています。輝明(草剛)の動物園に、幸太郎(須賀健太)が遠足で訪れます。テンジクネズミの解説を子ども達の前でできないで、輝明は緊張して固まってしまいます。クラスメートの手前、幸太郎は恥ずかしく思います。輝明は何度も「失敗した」と繰り返します。失敗したことは、誰に対して申し訳ないと思っていたのか、自分に対してか、それとも他の誰かなのか、これが後半へとつながっていきます。

 母親は、精神科医に輝明のことを相談します。この精神科医も視聴者の水先案内人の役割を演じます。「解説はトレーニングをすればできるようになるけど、他の理由があるならそれを解決しなければ」と暗示します。

 幸太郎は、輝明の妹りな(本仮屋ユイカ)から、輝明がツール・ド・フランス歴代優勝者の名前を全部暗記していると聞くけど、信用できません。他の家族が買い物に出かけたすきに、二世帯住宅の隣のキッチンへ下りていきます。「約束は、守らないといけません」と言いながら、里江に言われたとおりシチュー用のにんじんを切っている輝明を見て、ふとお金をねだることを思いつきます。塾をさぼってゲームセンターに行くお金がほしいのです。そして、まんまと五千円をもらい、誰にも言わないよう約束させてしまいます。輝明は誰にも言わないけど小遣い帳には「あげたお金」5000を記入します。ここらへんが自閉症も特性をよくつかんでいると思います。
 
 ここで二つめのキーワードが出てきます。電話が突然鳴り出します。この“突然”が自閉症スペクトラムの人たちはだめなのです。輝明はちゅうちょしながら電話に出ます。「おかあさんはいますか?」「はい。います。」「お母さんに代わってください。」「おかあさんはいません。」「おかあさんはいないのですか」「おかあさんはいます。お父さんは2003年に亡くなりました。」このとんちんかんな会話が、自閉症の障害の3本柱の一つ「想像力の欠如」という大きな障害を表現しています。

 次の日から輝明は昼食代が払えず、三浦に立て替えてもらう日が続きます。夕食の席で話を聞いた秀治は、輝明にこづかい帳を持ってくるように言い出します。

 ここで3つめのキーワードが出てきます。輝明が見せたこづかい帳には「あげたお金 5000」と明記されています。輝明は秀治に問いつめられますが、「約束は守らなければなりません」と答えます。

 秀治に「うそをついたらよくない」と言われ、「嘘をついたらいけません」「約束は守らなければなりません」と、自分の決めたルールに従おうとするけど、そのルールが相反するルールだった時に、どちらにも従えない。二つの価値観に共に従わなければならない矛盾の中でパニックに陥ります。

 輝明を見る幸太郎の様子にりなが気づきます。そしてりなは輝明が“嘘をつかない”“約束を守る”という2つを同時に守ろうとしたことを幸太郎に話します。

 事情を知った幸太郎が再び輝明を訪ねると、また電話が鳴り、幸太郎は輝明の代わりにセールスを断ります。そして、約束を守ってくれたことのお礼を言います。輝明は幸太郎に怒っているか尋ねます。動物園のことは「怒ってないよ」と聞いて安心した輝明は、「セールスはお断りです」と、幸太郎が電話で言ったことばを繰り返します。幸太郎が怒っていないことを喜んでいるのと、幸太郎を受け入れたことへの象徴としての行動だと思います。

 翌日、輝明は子ども達の前でテンジクネズミの解説をいきいきと始めます。

 途中に、エピソードとして、都古に誘われて部屋で食事を食べるシーンがあります。もちろん食事は「カレーライスはやっぱりチキンカレーだね」 そこに都古の友人のMEGUMIが同席します。珍しげに見るMEGUMIに向かって「僕のこどを3秒以上見ないでください」とか、MEGUMIの胸を見て、何の感情もこめずに「大きい」と言ってしまいます。また見るMEGUMIに対して「1,2」「また、見てた?ごめんなさい」「いまのは2秒だから大丈夫です」なかなか面白いエピソードです。

 ドラマの中で輝明の処遇を巡って所長に食い下がるベテラン飼育係小日向文世さんはなぜ、あんなにこだわるのでしょう?もしかしたら、小日向さんの周囲に自閉症の方がいるのではないか。もしかしたら息子さんが自閉症という設定なのかな?と勘ぐっています。 
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みんなのねがいセミナー岡山

2006-10-22 23:12:24 | 日記
 みんなのねがいセミナーが岡山で開催されたので、参加してきました。全障研中国ブロックの会議が同時に開催されるということで山口から3名が参加しました。午前中は東京学芸大の奥住秀之先生が『「軽度」発達障害児の理解と支援』と題した講演をされました。非常に平易に話されるのを聞いて、大いに参考になりました。

 全障研の会議は4時から行われるということで、取りあえず昼食を取ることにしました。岡山ふれあいセンターの中にあるレストランで取ることにしました。ショーウィンドウの中のサンプルを見ていると、「あれれ…」というものが目に飛び込みました。“トンカツラーメン”です。大きなトンカツがラーメンの中にどどーんと入っているのです。話の種ということで注文することにしました。

 食券を渡して、しばし待つことにしました。やってきました。サンプル通りどどーんとトンカツがのっています。おまけにかまぼこまでご丁寧に入っています。味はというと麺が柔らかすぎて☆ひとつ。トンカツは衣がだんだんスープを吸ってしまって、衣と肉が離れてしまうので☆ひとつ。スープはまあまあだったけど、トータルでは☆ひとつというところでした。



 午後からは、分科会に分かれてフリーに話すことになっていました。でも話し始めると黙って聞いているタイプではないので、岡山の人に迷惑をかけてもいけないので、どうしようかな?と悩んでいたら、ふれあいセンターの1階に床屋さんを見つけました。床屋さんに行くというのもいい考えだと思い、思い切って髪を切ることにしました。

 床屋さんに入ると、「いらっしゃいませ」の声が聞こえないので「いいですか?」とこちらから声をかけるような店でした。イスに座って鏡を見ると鏡の前に張り紙が「私たちは聴覚障害の理髪店です。お客様の要望にこたえられるよう、精一杯がんばりますのでよろしくお願いします」と書いてありました。それで全てを理解しました。エプロンをされてから紙を見せられました。紙には「長目、普通、短め」と書いてありました。普通と短めの真ん中あたりを指して、やってもらうことにしました。

 



 髪を切っている間、ほとんど会話が聞こえてこないでテレビの音だけが響いているのはとても新鮮でした。おしゃべりな床屋にうんざりして店を替えているくらいなので、とても落ち着いて髪を切ってもらいました。鏡越しに大変ていねいな仕事ぶりがうかがわれて、気持ちの良い時間が過ごせました。料金もいつもの床屋さんより少しだけ安くて、こんな床屋が近くにあったら常連になるのにと思いました。

 散髪が終わって、分科会に入ろうと思ったら、会場がいっぱいでとても入れそうになかったので、レストランでコーヒーを飲みながら、学級通信を打っていました。

 4時からはちゃんと会議に参加しました。
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ドラマ「僕の歩く道」

2006-10-19 22:57:52 | 日記
 採用されてからずっと養護学校に勤めて、かれこれ25年が経過しようとしています。障害をもっている人たちが生きにくい世の中がずっと続いていることに、時には激しく憤りを持つこともあります。

 制度的には先の障害者自立支援法などは、希代の悪法といっても過言ではないと思います。社会に目を向ければ、障害者に対する偏見はまだまだ改善されているととはいえないと思います。

 自閉症などのように一見普通に見えてしまう場合は、いろんな攻撃がかけられてしまうことがあります。

 フジテレビ系列で火曜日10時「僕の歩く道」というドラマがスタートしました。高機能自閉症を扱うドラマらしく、主演はスナップの草剛だということで、どういうドラマになるのか非常に興味をもっていました。

 第1回目は出演者をある程度紹介していくようなストーリーで展開していきました。草くんは31歳の自閉症の青年・大竹輝明という設定。知的レベルは10歳程度で、自転車競技のツール・ド・フランスのビデオをずっと見ていたり歴代優勝者の名前を全て覚えるといった記憶力の高さを持っています。

 母の里江(長山藍子)は、一般就労が望みで、人間関係が理由で長続きしない息子に何度も一般就労を勧めます。自分のいなくなった後のことを考えてのことなのか、「普通」でいてほしいということなのか、今後を見たいと思いました。

 幼なじみの都古(香里奈)が獣医として働く動物園に、飼育係としてやってみないかと勧められます。園長の久保良介(大杉漣)は障害者に理解がある設定。二週間テスト雇用という形になります。ベテラン飼育係の古賀年雄(小日向文世)は、障害者と働くことを快く思っていない設定。

 掃除をするようほうきを手渡されたものの、輝明は突っ立ったまま。どの範囲を、どんな風に掃除すればいいのかわからない。都古は、「会話は具体的にお願いします。抽象的な会話は、さけてください」と接し方を一つひとつフォローしていく。都古はテレビの視聴者に「自閉症とは…」と解説する水先案内人の役割を担っているようです。

 園内でパフォーマンスをしていたピエロの風船が割れる音に驚いた輝明は、世話をしていたテンジクネズミを逃がしてしまい、パニックに…。

 障害者を通して、周囲の人間たちを描き出すといういつもの手法です。障害者をめぐっていくつかの見方があるのを、登場人物によって語らせていくのだと思います。草くんの演技もそうですが、なかなか良質のドラマになっているのではないかと思います。

 高機能自閉症を描くということで難しい設定がたくさんあると思いますが、がんばっていってほしいと思います。確かに細かい点を見ると、ちょっとどうかな?と思うような設定があって、デフォルメされた部分は感じられるのですが、例えば、草くんの目線の先、草くんが相手のことばを繰り返す時のイントネーションなど、台詞に感情移入されている場面は気になります。相手の意図やことばがわからないはずの設定なのだからもう少し演技に時間をかけてほしいところです。
 そのあたりのところに問題があって初めて、直接仕事のアドバイスをしてもらう三浦(田中圭)のトラブルも生きてくるのではというきびしい注文もあるのですが。

 でも、第2回目のエピソードとして、客とのトラブルは、確かに考えさえられる問題でした。いい問題提起だと思います。
 「ちくってんじゃねえよ!」このことばも印象的でした。
 でも最後のシーンで動物園からの帰り道にロードバイクに乗る謎のおじさんと並んだ輝明は、「僕の仕事は、動物園の飼育係です」と少し誇らしげに言うシーンは印象的でした。

 新聞によると視聴率はあまり稼いでいないようなので少し心配ですが、もっともっといろんな人に観てもらいたいドラマです。録画してますので、近くの人は声をかけてください。
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修学旅行を終えて

2006-10-18 22:44:57 | 日記
 先週の木曜日、金曜日に修学旅行に行ってきて、今週はビデオや写真の整理にやっきになっていました。撮ってきたビデオをそのまま見せるのではなくて、何とか編集して、もちろん音楽も入れて作品にしてから見せたいと張り切りました。

 月曜日の5時間目に一度目を見せると、子どもたちは喜んでくれたけどBGMがあまり面白くなくて、放課後作り替えました。後ろに流す音楽は自分の持っているCDから引っ張り出してきます。著作権問題からは問題があるかもしれないけど、教室で子どもたちに見せるだけのものだから多めに見てもらいたいですね。音楽は60年代から70年代のロックやジャズが中心になるので、もう著作権はクリアーしているかもしれませんけど。

 子どもたちは、ビデオを見るのがとても好きです。行事が終わると必ずビデオ編集をするようにしています。今回の作品はなかなかの出来になったと自画自賛しています。

  
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佐賀(平生町)付近

2006-10-15 23:14:21 | 写真日記
 大星山から下りてきて阿多田交流館に車が何台も止まっているのを見て、立ち寄ってみることにしました。車は福岡ナンバーや広島ナンバーが多くて、「出口のない海」効果をあらためて感じました。ここは船で渡らなくてもいいし、入館料は無料なのです。

 入ると、いきなりテレビで「出口のない海」の予告編をずっと流していたたのにびっくりしました。夏休みに行った時には、自分だけで大変静かだったのですが、入館者はそれぞれ、映画の感想を口にしながら、資料に見入っていました。映画の舞台監督のコンテも飾ってあって資料として充実していました。

 

 人が多いと集中できないので交流館を出てそのまま、白鳥古墳を見にいくことにしました。近くに住んでいながらどこにあるのかしらないので、標識を目当てに入っていきました。白鳥神社の所だと思っていると神社はちょうど祭りで、地元の方たちがたくさん集まっていました。

 目的の場所はここではないらしいということで、少し歩いて見ることにしました。初めて見る場所はなかなか興味深いものがありました。
 古い建物は何の後かもわかりませんが、感じが出ていました。

      

 近くの山に女王の像が建っている山があるのですが、ここもどうやら古墳のようなので行ってみることにしました。山のふもとに神花山古墳という案内板が立っていました。周囲は公園になっていました。例のふるさと創生資金の1億円が使われたそうです。基地の一部とはいえこんなとことろに回天の石碑が建っているのも不思議な感じがしました。

      

 古墳から出てきた女王らしき人の骨を、戦後すぐに駐留軍が古代人の骨格の研究のために持ち帰ったそうです。頭蓋骨だけ何とか取り返して、復元したのが例の像と、案内板の顔だそうです。

 海岸付近も公園になっていて、釣り人らしき人たちが集まっていたので少し歩いてみることにしました。

  

 



  

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今修学旅行中

2006-10-12 22:19:16 | 日記
今修学旅行に来ています。子どもたちは予想に反してすぐに眠りました。現在10時すぎなのですが子どもたちの寝息を前に何もやることがなくて、完全にぼうっとしています。電気をつけると起きてしまいそうで本も読めません。朝まで何とか寝るしかないのだとあきらめようとしています。外は門司港レトロの刺激的なライトが煌々としています。これもお仕事ですね。
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大星山からの風景

2006-10-11 23:18:17 | 写真日記
上関町にある皇座山に登ることにしました。上関側から登ると車道もあるのですが、柳井の相の浦から登ることにしました。駐車するのにちょっと苦労しましたが何とか駐めることができて、登り始めました。港近くのおばさんから「今から登るんかね?」と話しかけられたので、登山道はちゃんとあるのか聞いてみました。「よう知らんけど、みんなようここから登りんさるから、大丈夫じゃろう」と強いことばをもらって登ることにしました。港からはセメントで固められた道を上がっていきますが、これがけっこう急登なのです。でも、家々にはちゃんと車が駐車されてあって、ここを車で上がるのは大変だと思いながら上がっていきました。

  


 しばらくすると山道にさしかかりました。ガイドブックに書いてあったように大きな岩がごろごろしている道です。時々倒れている木もよけながら先を急ぎます。しばらく登っていくと、竹や、木で道がほとんどさえぎられたような道にさしかかりました。よけてもよけてもそういう道の連続です。さすがにいやになってきました。「こうまでして登る山でもない。」あきらめは早いのです。登ることをやめました。そこから下山です。「さっきのおばさんに会わなければいいが…」と思いながら下山しました。

 コンビニで弁当を買っていたので、このまま家に帰るのもばからしいと思い、どこかに行く所はないか考えました。柳井の琴石山も考えましたが、結局車で大星山に上がることにしました。最低の決断です。

 みじめな気分とは裏腹に絶好のサイトビューです。「ここから何が見えるよ」という親切な看板に導かれてデジカメで撮影しました。

 

 

 

 

 

 昼食を取って、しばらく山頂付近を散策しながら花を見ていました。蜘蛛がたくさん巣をかけてなかなか歩きにくい道もありましたが、よく見ると蜘蛛がけっこうきれいなことに気づきました。家(だいたいトイレ)にいる蜘蛛は家族の嫌われ者の代表ですが、山の蜘蛛はけっこうきれいでした。



 下山してから、日頃行ったことのない佐賀の町をちょっと歩きましたが、それは後日報告します。
 

  

 



 

 


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夕日を撮りに

2006-10-10 23:25:49 | 写真日記
 10月6日は東京は大雨だったそうですが、山口は夕焼けがきれいな日でした。この日は中秋の名月だったのですが、そのことは忘れていて、夕日を撮りに下松の笠戸島に出かけました。やっぱりいつものように、夕日が沈みかけると地平線のあたりから雲が出てきます。結局太陽を隠してしまい、最後の色がなかなか撮れそうにありません。いつものポイントに着いて数枚撮りましたが、良いものは撮れませんでした。

 場所を移動して、光市の冠天神の駐車場に移動しました。もっと高さを稼ぎたかったのですが、もう時間の余裕がありません。このポイントは以前たまたま見つけていたところです。枝振りのいい木や、遠くの工場の煙などで少しだけ絵になる写真が撮れたかな?というところです。

      


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