とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

阿波踊り

2009-08-19 18:05:26 | 写真日記
やっと徳島に着きました。

徳島ではだんだん日が暮れてきます。



添乗員に連れられて会場に向かいます。
途中で正面に眉山が見えてきます。
さだまさし原作で映画になった眉山です。
夕焼けに映えてきれいだと思いました。



「桟敷席を買う人は私に着いてきてください」の添乗員の声に従って着いて行きました。
映画「眉山」のクライマックスのシーンで出てきた桟敷席です。



「ここで待っていてください」の声で待っていたのですが、写真を撮っている間にみんながいなくなってしまいました。

    


「何だこれは!」と思いながら、周りを見ているともう一組はぐれた人がいます。

このあたりが田舎のバスツアーの特徴かもしれません。

チケットも買えて8時半開始まで時間があるので街をブラブラしながら歩いていました。

「何か食事のできる場所は?」と聞きながら歩くと、「駅まで行くといろいろありますよ」ということで駅に向かうと電車がたくさん止まっていました。

電車オタクとしての血が騒ぎ、陸橋の上から写真を撮りました。すでにかなり日が暮れていたので撮影状況はきびしかったのでが、取りあえず撮ってみました。

    

食事は、洋食屋さん、うどん屋さん、ラーメン屋の間で揺れたのですが、ラーメン屋さんにしました。

先月の入院騒ぎから、油っぽいものはほとんど食べられませんでした。

ラーメンは久しぶりの復活です。

ラーメンは阿波ラーメンと書いてありました。

麺は細麺でスープは醤油豚骨だと思いました。

スープは、少し濃いめかもしれません。

でも、トータル「おいしい」と言えると思いました。



ラーメンを食べてから会場に向かいましたが、時間は少し早いようでした。

今回も、2000円の一番いい場所の桟敷席を取ってあります。8時10分入場、8時半開始ということだったのですが、中に入っている人もいるのでどうなのかな?と思い相談をしてみました。

チケット係の人が、1部のお客さん少し帰ってるから踊り手さんも寂しいから入っていいよと言ってくれたので一部の後半から見ることができました。

    
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弾丸バスツアー2(よさこい) 

2009-08-18 16:53:36 | 写真日記
高知に着きました。

高知城の近くにバスを止めると添乗員は言いますが、なかなかバスは止まりません。

心はだんだんはやってきます。

それは他の乗客も一緒でだんだん会話が乱れてきます。

やっとバスが止まって行動開始です。

せっかくここまで来たのだからいすに座ってゆっくり見たいということで1800円の指定券を買いました。

ゆっくり見られて最高でした。

でも、暑いときのよさこい見学は大変です。

水分補給は十分に取らないと病気になってしまいます。



よさこいのスタートです。

北側自由席と南側指定席があるのですが、どうも北側の方が先に地元が出場してきて迫力があって「しまった…」という感じです。

それでも我慢してカメラを構えていました。

    

女性を例えるのに「夜目、遠目、笠の内」と言いますがあれは本当です。

遠くから見ると大変魅力的に見える女性が近くまで来ると見事なお年の女性だったりするのです。

それにしてもよさこいを踊る人は、男も女も笑顔で踊れるのはどうしてでしょう?

それも自分に自信を持って踊っているように見えます。

  


私は踊りがとっても苦手なのでよくわかりません。

指定席は意外とすいていたので後半は最前列まで行ってガンガン撮影をしました。

  

レンズを持って来ていなかったので少し制限がある撮影になりましたが、それ
はそれで良かったのかもしれません。

  

  

     

 

ずっと見ていたかったのですがバスの集合時間もあるので涙を飲んでの退却です。

集合場所の近くにあるコンビニでトイレを済ませていると桟敷席の隣に座った、おじさんが、「暑いからお先にいただいています」とビールを飲んでいたので、自分もビールを買って飲んでしまいました。

暑かったので、ビールの染みること染みることロング缶があっという間に無くなってしまいました。

バスに乗って揺られているとすぐに眠りに入ったようです。時計を見ると40分以上眠ったようです。

バスも先を急いでいるようで、阿波PAまでトイレ休憩を入れませんでした。

さすがに乗客のみなさんは、トイレに急いでいました。

「みんながまんしていたんだ…」

ここでも、子どもと年寄りは、みんなが並んでいても気づかずにどんどん先に行ってしまうのが傾向です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日帰り強行弾丸バスツアー

2009-08-18 00:05:58 | 写真日記
弾丸バスツアー報告書

B長トラベルという旅行会社のパンレットに“よさこい”と“阿波踊り”を日帰りで見るというツアーが掲載されていました。

8月12日しか見られないというものだそうです。

7時過ぎに出発して翌朝5時に帰ってくるという超ハードスケジュールです。

めったに経験できないことだし、撮影だけだったら楽しめるかもしれないと思い、申し込みました。

でも、申し込んでから入院手術を経験してしまい、回復次第では考えなくてはいけないとも思っていました。
でも、意外にも回復は順調なので行くことにしました。

記事は、ほとんどを新しく購入したpomeraを使ってバスの中で打っています。
そういう意味ではリアルタイム報告かもしれません。

(乗ってすぐの記事)

団体バスツアーというものを経験したことがないのでなかなか刺激的な旅にな
りそうです。

全体で33名の参加者だそうです。

参加者の内訳は夏休みということもあり、家族連れが何組かいて、その他はジ
ジババのグループ旅行のようです。

きっとうるさいだろうと予想していたのでヘッドホンを用意していいました。

でも、一人旅ということで一人掛けで隣が空席というのは非常にラッキーでし
た。

乗るとすぐに前の席のじいさん二人が大きな声で話し始めます。

田舎のおじさんたちは声がでかいのが特徴です。

バスの添乗員の説明に対しても。知っていることは得意そうにしゃべっていま
す。

そのくせ、大事なことは聞き逃していて、「バスはどこへ止まるんかの?」な
どと言っています。

こういった雑音を消すには、ボブディランしかありません。「ライクアローリ
ングストーン」をボリュームいっぱいにかけて目をつぶることにしました。

年寄りが多いということでよく考えたものでトイレ休憩が多いのも特徴の一つ
だと思います。

玖珂PAで最初のトイレ休憩をした後で福山SAで2回目の休憩が入ります。

福山SAでは、休憩時間が15分取ってあって、土産物を見たいという欲望も満
たしてあり、至れり尽くせりです。

パンを買って食べる人あり、竹輪を買って分けあう人たちありで楽しそうに過
ごしています。

ただ、休憩の後は話し声も大きくなるのが困りものです。

  

11時頃になると昼食のお弁当が配られます。

幕の内弁当です。時間とお金を節約するこのツアーのすごさです。

この合理性は共感できます。

弁当は、無難な味で「こんなものでしょう」という及第点です。

  

食事の量としては、小食の私がちょうど良かったので、物足りない人もいたか
もしれません。

豊浜SAで最後のトイレ休憩を済ませて一路高知に向かいます。

食事とトイレを済ませたおばさんたちは俄然元気になってお話に花が咲いてい
ます。

また、音楽のボリュームを上げて防衛します。

次号に続く
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全障研大会(茨城)分科会

2009-08-16 15:34:02 | 障害児教育
全障研大会2日目は分科会になっています。

どこの分科会に行くか決めていなかったので、レポート集をみながら考えていました。

結局、今の自分の問題意識を考えると発達障害に関する分科会が一番いいのではないかと考えました。
でも、あんまり学級に直結した分科会だと校内委員会の設置だとか、細かい問題に関与することになるので、かえってつまらなくなりそうでライフステージを貫く実践と課題と題する分科会を選択しました。

将来の展望を見据えた学校生活を考えたいというまじめな問題意識をもって参加しました。

分科会の会場に入ろうとすると、いきなり学芸大の奥住先生と出会い、ちょっと怪訝な顔をされました。

「こっちは、青年期の課題で議論するよ。学齢期は隣の分科会だよ」親切なつもりで言ってくれたのだろうけど、何となく敬遠された感もあって、隣の分科会に参加することにしました。

こちらは岐阜の別府悦子先生が共同研究者をされている分科会です。
午前中は、別府先生の「発達障害の基礎知識」という感じの講義が中心でした。
さすがにこちらは眠くて仕方ありませんでした。

午後は2本のレポート報告を聞いて討論することになっていました。
ところが、香川のレポート提出者が参加していなくて、広島の保護者のレポート1本になってしまいました。

小学校6年生のアスペルガーの男の子ついてのレポートでした。

中心は12年間の子育てを軸に周囲との関係や関連を綴ったレポートでした。
母親としての気持ちがよく伝わってきて、いろいろ考えさせられるレポートでした。

参加者は、保育園関係、小学校関係、特別支援学校関係、学童保育関係、障害児施設関係、保護者、行政関係と多種多様な職種の人たちです。
様々な議論が出てきました。

学校の理解の無さについてはいくつか具体的な例が挙げられました。
本読みの学習の時、自分の子どもだけが飛ばされる話とか、他害行為に対して、親たちが見守り隊として交代で教室に入ってきているなど、健常児だったら問題になるだろう話がいくつか出ていました。

特別支援教育が制度としてスタートして、通常の学校でも受け止めるものとして進められてきていますが、現実には様々な問題があるようです。

「この子だけ特別…」「あの子だけずるい…」にどう答えていったら良いか?

授業中話が止まらない…どうしたら良いか?

様々な具体的な問題が出てきていました。

いくつかは経験を生かして具体的な対応について説明をしましたが、子どもを中心軸に据えるというところがなかなか実現できていないような気がしました。

指導員という立場で担任とどう関わったらいいのか?という今のTT体制の問題が出てきていました。

この件に関してはケースバイケースなので具体的には言えなかった面もありましたが、参加者で考えていきました。

自分としては問題意識を深めていくには良い場になったように思います。
若い頃に、いろんな研究会に参加してアドバイスをもらって勉強になったことを思い出します。

これからは、今までのことを振り返って少しは周囲に返せるようにしていかなくてはいけないのかなと決意をこめて思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全障研大会(茨城)に行って来ました2

2009-08-16 10:37:41 | 障害児教育
 

全障研全国大会2009が茨城でありました。

前回報告したように少し早く現地に入ったので朝食兼昼食を取ってから、会場である筑波大学に向かいました。

全体会のホール以外はすでに開放してあり、書籍販売や物品販売も行われていました。

奈良教育大学の越野先生や、茨城大学の荒川先生、日本福祉大学の木全先生、学芸大の奥住先生など、久しぶりに観る顔と「お疲れさん」など世間話を交わすと、ここまできた疲れが吹き飛ぶのが全障研の良い所かもしれません。

「どこの分科会出るの?」「まだ決めてないけど、仕事もないのであちこちぶらぶらしてみようかと思っています」「エー!司会も何にもしていないの?」と半分責めるような口調で言ってくるのも全障研のメンバーならではの会話です。

日本福祉大学の近藤直子先生がいたので、来年勤めている学校の生徒が近藤先生のファンで入学をめざしていることを話しました。
近藤先生はすでにご存じで、「ガイダンスで何度もきているよ。張り切ってるよな~。でも私は副学長だから授業なんかないんだけどな」とも言っていました。
「帰って写真を見せたいんだけど、1枚撮ってもいいですか?」と聞くと、「いいよ~」とピースサインをしてポーズを撮ってくれました。



白石正久さんと白石恵理子さんが並んで新刊の販売をしていました。
二人が共著している『教育と保育のための発達診断』のサインをおこなっているところでした。
高い本ですでに持っているのですが、二人の連名のサイン本ということでお土産用に一冊買うことにしました。
二人のツーショットも面白いので1枚撮影させてもらいました。



会場に入るのが早かったので、珍しく前の方の席に座りました。
オープニング企画は音楽コンサートです。バンドが2組出てきました。
一つはおじさんグループの「ヒューマン・ファーマーズ」ギター・バンジョー・ベース・キーボード・とかつてのカントリーフォークの流れを組む至ってシンプルなグループです。
ある意味、自分の原点のようなグループ構成でした。



もう一つのバンドは障害を持っている青年たちのグループで、ギター、ベース、ドラム、ボーカルの4人組の「天国か地獄」です。

これが見事にファンキーで自己顕示欲が強くて、自己中心的で、「ロックバンドってこうだよな」というグループでした。

グループには主義主張はあるんだろうけど、こちらには伝わってこないそんなもどかしさがいらいらしてくるそんな感じです。

障害をもっているということもあり、周囲の理解であるっとか、周囲に自分がどう映っているのかわかりにくいそういう弱さをもっているんだろうなと感じていました。

服装は、特攻服にさらしを巻いて、はちまきをしていて、背中には大河ドラマの影響からか毘沙門天の文字を入れていて何でもありという感じでした。

でも、それをまるごと受け止めて、こういった大きなステージに立たせる茨城のふところの深さに感動しました。

演奏の方はというと、思い切り歪ませたギターの音と、「ドンドン」しか叩かない、ドラムと単純なベース、それを全部かき消すようなボーカル、リズムも音程も無視しているようながなるだけのボーカル「もうこれでもか!」という感じです。



全体会にはいろいろ挨拶が入ります。

現地茨城からは県知事挨拶がありました。普通代理が来て代読するのですが、橋本昌本人が来ていたので、茨城の活動と障害者の地位を感じました。

基調報告の後で、二本の重点報告がありました。

一本目は自立支援法訴訟の原告補佐人として、重度障害者の母親が報告されました。

二本目はハンセン病の差別と闘ってと題して、元ハンセン病患者の平沢保治さんが自分の体験を報告されました。

全体会のメイン記念講演は「コミュニケーションは人権」と題して東大の福島智教授がされました。

福島智さんは盲・ろう者として生きて来られました。
コミュニケーションを取ることの困難さと闘うことで人権としてのコミュニケーションとしての視点で語られました。
人権を深めていくうえで有意義な講演だったと思います。



その日が終わった後で、中国ブロックの交流会をするというメールが入っていたのですが、病み上がりということもあり、体調管理のため欠席することにしました。

 

  
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「ミラクル・ラブ・ストーリー」を観て

2009-08-11 20:56:11 | 映画
映画「ウルトラミラクルラブストーリー」を観て

少し前のキネマ旬報で特集してあって、ぜひこの映画はいかなければと思っていました。「どうせ来ないから東京に出かけた時に観ようか」と思っていて、たまたまインターネットで検索していたら、テアトル徳山さまでやっていただけるということがわかって、東京から帰ってきた次の日に映画館に出向きました。

映画館に入ったのはトップで、他に誰もいなかったので「これは貸し切りか?」と思っていたら、次々と女性が入ってきました。
火曜日と日曜日は女性優待デイで1000円で観られるのです。
でも、平日第1回上映なので男でも1000円なのです。

いつもの一番後ろのカップルシートに一人で陣取り、観ることにしました。

画面は突然「なんだこりゃ?」と言いたくなるようなスタートを切っていきます。
目覚まし時計が次々に鳴り出し、水木陽人(松山ケンイチ)が起きてきます。この主人公の名前がすでに吹っ飛んでいます。水、木、太陽、人です。これで自然児でなかったら詐欺です。

途中で部屋にかごを取りに帰り、洗濯物を取り入れるのかと思ったらシーツを頭にかぶって走り出します。途中に子犬をおどしたり、海岸を自由に走ったり「何だ…この映画…」そんな始まりです。

知的障害の青年の物語なのか…と思わせるような展開です。

陽人(ようじん)は農業をしながら一人で暮らす青年です。でも、一人では暮らせないので近くに祖母が住んでいます。食事はそこに行って食べさえてもらっているような中途半端な青年です。

農業の指南は亡くなった祖父で録音したカセットテープを聞きながらやっています。でも、できたものは、どうしようもなくて、キャベツは青虫だらけです。

陽人の生活はタイムスケジュールに沿って組み立てられています。
ホワイトボードに決められた日課が磁石で貼り付けれられています。

例えば、ある日の日課は

6時 起きる
7時 朝食
9時 追肥 土寄せ 水やり
11時 農協
13時 昼飯
14時 野菜売り
17時半 夕食
19時 風呂
21時 寝る

判で押したような生活なのです。ところが、野菜売りの途中で出会った町子先生との出会いが彼の生活を変えて行くことになります。出会ってすぐに恋に落ち、ストレートに気持を伝えようとします。しかし、町子先生には複雑な過去があり、このことが物語をまたややこしくしてしまいます。

ここで映画の主題の「ウルトラミラクルラブストーリー」になるのです。直訳すると“超奇跡的恋愛”になりますが片思いにしろ、つらい別れにしろ、人を恋する気持ちはそのものが超奇跡的なものです。

地球に何億人人間が存在しているのかよくわかりませんが、その男女が出会い、気持ちを向けるそのことが超奇跡的なのです。

このあとストーリーをどんどんしゃべっていきそうなのですが、まだ映画館でやっていることを考えたらこの辺にしておかないと。
農薬=脳薬ここらへんがキーワードになるのかもしれません。

陽人青年ですが、手紙の中で「織田信長と同じ」と医者に説明されます。そこを考えるとADHDということになりますが、「ちょっと違うような…」そんな気持ちもします。

映画は東京から来た町子以外全編津軽弁です。この津軽弁がどうも外国語のように聞こえてくるのです。
あるときはハングルに聞こえるし、フランス語のようにも聞こえることがあります。

監督の横浜聡子は名字は横浜でも出身は青森です。主役の松山ケンイチも四国でなくて青森出身ということですごいことになっています。

この横浜監督は1978年生まれというとんでもない女流監督です。映画の流れはまさに横浜ワールドなのです。映画のラストは衝撃そのものです。

「誰かにしゃべりたい~」そんな映画です。ぜひ観てください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全障研大会(茨城)に行ってきました1

2009-08-11 19:11:39 | 写真日記
全国障害者問題研究会の第43回全国大会(茨城)に行って来ました。
わざわざ行ったのではなく、前の日まで東京で会議があったのでその勢いで行きました。

秋葉原から『つくばエクスプレス』に乗って行きました。
田舎者の私としてはとくばエクスプレスとはどんな電車なのか楽しみにしていました。
でも、普通の電車でした。
とってもがっかりでした。
 

車窓から見る風景は、都会から見事な田園地帯に展開する様は茨城に向かっているんだという実感がこもってきました。
映画「下妻物語」の風景そのものでした。

初日は午後からの日程でした。
でも、つくばの街はどんな街なんだろう?と楽しみで、「写真を撮って来よう」と張り切って出かけました。

電車を降りて愕然としました。見事にコンクリートの街なのです。
「人工で作りました。」
「生活の臭いは排除しました」そういう街並みでした。
「写真を撮ろう!」という気持は一気に萎えてしまいました。

開会の時間までたっぷりあるので何をしようかとうろうろしていたら、遠くにロケットの姿が見えてきました。

遠くからでもはっきり見えるほどの大きさです。
確かあの形は「国産ロケットのH-Ⅱロケットって言うんだったよな」と独り言を言いながら近づいてみました。

するとそこはつくばエキスポセンターという場所でした。



でも、H-Ⅱロケットは中からでないと見られない設定になっていました。

時間はたっぷりあるし、H-Ⅱロケットはぜひ写真に撮りたいし…ということで入場料300円払って入場しました。

子どもたちのための施設ということもあって、ちょっとどうかな?という気もあったのですが、中は意外と楽しめる施設になっていました。

1階、2階と展示場があり、外にH-Ⅱロケットの実物模型が展示してありました。
高さは50メートルありました。
だから遠くからでもはっきり見えていたのです。
「これってウルトラマンと一緒だ!ウルトラマンもこんなに大きいんだ!」と年甲斐もなくうれしくなってしまいました。

 
 
1階のフロアーには深海潜水調査船の模型があったり、科学の仕組みを用いた遊び場があったりとなかなか楽しめる場になっていました。

 
 
中でも、人が入れるシャボン玉がすぐにできる機械や、竜巻の仕組みを説明し、それを再現する機械などが興味深かったです。

 
 
こんな所が近くにあったら、科学者を目指す子どもも育つかもしれません。
2階は宇宙ステーションの仕組みや月面ローバーの模型など興味深いものもたくさんありました。

 

宇宙ステーションの中のベッドだとか、トイレだとか様々な模型が置いてあって子どもたちの興味を引くものばかりでした。

 

宇宙服は思ったよりもごっつくてこれを着られるのはやっぱり無重力でないと無理かもしれません。

    

なめてかかったけど、大人でも十分楽しめる場所でした。
大会については次から紹介します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「アマルフィー 女神の報酬」を観て

2009-08-03 23:43:00 | 映画
久しぶりに映画を見に行きました。

映画館の予告や日本映画チャンネルのインタビュー番組を観て映像が綺麗そうな印象を受けたので、ぜひ大きな画面で見てみたいと思っていました。

映画はサスペンスになっているので、ストーリーについてあまり述べていると、これから観る人のじゃまになるのでほどほどにしなくてはいけませんが、映画を観るとついつい饒舌になってしまう質なので、これから観る予定の人は気をつけてください。

映画の画面は、全部イタリアロケということもあって、なかなか見応えのある映像でした。いきなりローマ市内のコロッシアムが画面いっぱいに出てきた時は、思わず「すげー!」と思いました。
一度実物を見てみたいものです。

ストーリーは織田裕二扮する外交官の黒田が、警察顔負けの推理と活劇を演じて事件を解決するというお話です。
「“踊る大捜査線”じゃないんだから!」と突っ込みたくなるようなストーリーです。

おまけに、今回の織田裕二は渋い中堅どころを演じきって、ずっと眉間にしわが寄っているのです。
あまりのスーパーマンぶりに、「何が生き甲斐でこの人は生きているんだろう?」「この人は何のためにここまで頑張るんだろう?」「国家の威信のため?」「日本人を守るため?」人物像の描き方が少し甘いような気がします。

ストーリーをかいつまんで言うと
イタリアでのテロ予告を受けて、黒田は日本から派遣されます。
イタリアではG8外相会談のために日本の外務大臣が来訪する予定になっており、その準備に大使館は追われています。
その頃、イタリアでは日本人幼女誘拐事件が起きます。
誘拐事件の対応に派遣された黒田は、父親だと名乗ってしまいます。
そこから、誘拐事件に巻き込まれていきます。
この誘拐事件とテロ事件がどうつながっていくのかが、この映画のもう一つの見所になっていきますが、これに関しては、すぐに見えてしまうのがちょっと難点かもしれません。
あっと驚くような展開にはなっていません。

誘拐事件に巻き込まれていく中で、越権行為だと当局から注意が下りてきます。
それでも、「邦人の生命を守るのが自分の仕事」と言い切って、自分の新年を貫き通そうとする黒田は、大使館の中でも孤立していきます。
ここらへんがまた“踊る大捜査線”の青島なのです。

登場人物が揃ってくる頃になると、「この人がこんなちょい役で出るはずはない」という疑問がわいてきます。
ここらへんが日本の映画の限界なのかもしれません。
ストーリーを左右するだろうと思われる俳優はそんなに多くないのでその後の場面が予想されてしまいます。

アマルフィーは、非常に美しい街だということを最初に伝えられていたので、どれだけ綺麗なんだろう?と期待してみていました。

でも、場面の切り取りの問題なのか、美しさがストレートに伝わってきません。
少し残念な気がしました。

でも、サラ・ブライトマンが歌うコンサートホールとして使われていた建物は、歴史を感じさせる見事な建物でした。
それもそのはずです。
世界遺産に認定されているガゼルタ宮殿なのです。
そこにセットを作り上げるというのだから信じられません。
こういう建物をそのまま映画に使用できるというのが、イタリアなんですね。
日本ではとてもじゃないけど使うことはできないだろうと思いました。

「オペラ座の怪人」でも有名はサラ・ブライトマンの声はすごいの一語につきますね。
『TIME TO SAY GOOD BYE』この曲はすでに有名な曲だけど、映画の中でも出色のシーンになっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD「GSワンダーランド」を観て

2009-08-02 22:42:07 | 映画
TSUTAYAで見かけてはいたけど、借りる気にはなかなかなれず、気がつけば準新作コーナーに並んでいました。
準新作なら1週間レンタルをしても格安だし、水曜日ならカード会員は半額になるという特典付きなので借りる作品の一部に加えることにしました。

あまり期待せずに「のんきで見られる」と思い、本当に気楽に観ていました。
感想を言えば、「こんなバカバカしい映画は久しぶりだ!」と思いました。
実にいいんです。
このバカバカしさが!

時代は1968年(昭和43年)GSブームに火がついてそろそろピークが過ぎようとした頃です。

演歌や歌謡曲のレコード会社が他社にあやかってGSをデビューさせようと企画します。社長を岸部一徳が演じます。
この人こそ、沢田研二(ジュリー)がいたタイガースにいた人なのです。
その頃はサリーと呼ばれていました。
「GSはあんたやろ!」と突っ込みたくなります。

無理矢理GSのレーベルを担当することになった杉本哲太はいいかがわしいプロダクションの武田真治に押しつけます。
武田が探していると偶然、屋上で練習していた3人組を見つけ出します。
この3人が練習していた「ベニスの夜空」はビートルズの「抱きしめたい」に見事にそっくりな曲でそれはそれで実に面白いのです。

メンバーのシュン(水嶋ヒロ)とけケンタ(浅利洋介)の二人は、ライブハウスに出ていたナックルズの高岡蒼甫に「ポールとリンゴが山形に来ているのでコーチをつけてもらってこい」とだまされて3ヶ月山形に行ってきています。
このせいで、だました高岡を相当恨んでいます。

でも、3人だけではデビューできません。
そこでピアノができる女性を男性と偽ってデビューすることになります。
売れるには売れていくのですが…というようなストーリーです。

この映画の背景が面白いと思いました。

1968年というと私は小学校6年生です。
クラスのませた女子たちはGSに夢中でした。
近所の不良の兄ちゃんたちは「テケテケテケ…」と「ドンチャン、ドンチャン」のドラムの音をさせて近所のおばちゃんたちの顔をしかめさせていました。
私たち馬鹿な男子たちは「森とんかつ、泉ニンニク、かこまれ天ぷら、静か人参、眠ルンペン、ブルーブルーシャトー」と歌っていました。
もちろん、手にはホーキを持って…。

ナックルズが出演していたのは、ACEになっていましたが、ACB(あしべ)というライブハウスが新宿にあったと思います。

4人組のデビューは散々だったので、タイツメンとして再デビューを図ることになりました。
タイガースもテンプターズも白いタイツをはいて王子様気取りで歌っていたように思います。

GSで売れなくなったナックルズ(高岡蒼甫たち)は、「ロックの王道に行くんだ!」と「ジミヘンだとかツェッペリンだ」とか言い出します。
GSの最後にジュリーとショーケンの二大スターが一緒になって「PYG」というバンドを組んで一向に売れなかったのを思い出します。
「花・太陽・雨」という難解は歌を歌っていました。

GSで売れなかったら演歌やムード歌謡に走っていくという風潮を反映しているストーリーになっていきます。

ナックルズのメンバーの中に、パッチギの出演者を見つけました。
みんな結構青春もので羽ばたいている中で、台詞もほとんどない役でまだ頑張っているんだとちょっと胸を締め付けられる思いがしました。

何だかんだで面白いDVDでした。
一度観るのもいいかもしれません。
劇中のくだらない曲もCDが出ているそうです。
でも、これは買いません!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DVD「大阪ハムレット」を観て

2009-08-01 22:23:08 | 映画
「大阪ハムレット」は「少年アシベ」で知られている森下裕美のコミックの実写版です。
コミックの時から映画化を待ち望んでいました。
自分でメガホン取りたいくらいでした。

本当は映画館で見たかったのですが、田舎の映画館(テアトル徳山)では1週間しか上映してくれませんでした。
その1週間がとっても忙しくてとうとう映画館では見損ねてしまったのです。
このパターンはよくあるのです。

TSUTAYAで新作コーナーにやっと見つけました。
借りてすぐに観ました。
休みということもあったので続けて2回観ました。

実にアットホームなヒューマンドラマに仕上がっています。
あんまり踏み込んで紹介すると観たいと思っている人ががっかりするので、原作との違いについてはあまり論じません。
ただ、原作とは違う作品と思って観ることをおすすめします。

オープニングから「お父ちゃんお父ちゃん」の叫び声、そしてお葬式のシーンでスタートします。
父が死んで、葬式の日に父の弟というおっちゃんが訪ねてきます。このおっちゃんは葬式が終わっても帰らず、そのまま家族の一員になってしまいます。
ご飯を作ってくれたり、お揃いのバッタもんのTシャツを買ってきたりと空気が読めません。

母親は、家族を養うために昼間は病院の介護の仕事、夜はスナックのアルバイトと奮迅の活躍をしています。
でも、苦労をものともせずに気丈にポジティブに生きている。
でも、いつの間にかお腹に赤ちゃんができてしまいます。
この赤ちゃん亡くなった父親の子どもなのか、いつに間にかいついたおっちゃんの子どもなのか、映画を観ている方は気になるのですが、誰一人として追求しないそんな家族なのです。
何でもかんでも受け入れてしまうふところの深い家族なのです。

家族構成はハムレットのような複雑な構成です。

男3兄弟はそれぞれ悩みを持って生きています。

長男は、老け顔が悩みの中学生です。
ふとしたことで知り合った一目惚れの女子大生から「自分のお父ちゃんになってほしい」と打ち明けられます。

ファザコンの女子大生を加藤夏希が好演していました。
この女優はヤンキーの役や軽い女性の役もよく演じますが、こういった屈折した女性役もなかなかいいものです。

ヤンキーの次男は、先生から「久保君はハムレットやなぁ」と言われ、「何でワシがハムスターに似てんねん?」切れてしまいます。
小説の主人公だということを教わって、その場は収まり、辞書片手にシェイクスピアのハムレットを読み始めます。
そうこうしているうちに自分だけ父親(間寛平)の顔に似ていないことを悩み始めます。
河の堤防のところで悩むシーンはなかなかです。

三男は、将来の夢を聞かれ、「女の子になりたい」と学校で打ち明けます。
しかも、「僕真剣やからからかわんとってください」と高らかに宣言します。
この何とも困った三男の夢も家族は何の問題もなく受け入れます。

何があってもでーんと構えるおかんは、何と松坂慶子が演じます。
この女優さんいつからあんなに貫禄がついてきたんでしょうね。
若いときには病的なほどのはかなさが漂っていたのに、今や日本の母です。

ひょうひょうとしたおっちゃんを演じるのは岸部一徳です。
このコンビはかつては小栗公平監督の「死の棘」でシリアスな演技をしてペアーです。
今回は究極の対極を演じきっています。

ハムレットと言えば「To Be Or Not To Be That Is Qestion」の台詞で有名です。
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」と広く知られています。
でも、この映画では「そんなん問題ない。生きっとたらそれでいいやん!」そんな主張が聞こえてきます。

こてこての大阪ムービーです。
けっこう気に入っています。
一度観てみることをおすすめします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする