アーリオ オーリオ と おこりん坊

この季節に、台風が近づいています。
ひどいことに、大雨で被災した奄美大島に明日にかけて最接近するという。

前線がこの台風に刺激されて、一気に活発化したようで、今日から気温は12月並み。
今朝は、ついに冬服にレインコートという出で立ちで、会社にでかけた。

会社の帰りにもまだ降り続いていた。
逗子駅前の「すずきや」で夕飯用に、トマト、モッツァレラチーズ、アンチョビ
セロリ、パセリなどを買う。
アーリオ・オーリオとトマトとモッツァレラチーズのサラダを作る予定だ。

外に出ると更にひどい降りです。もしかして迎えに来てくれないかなと家人の携帯へ。
すると、娘を塾に迎えに行っているので、帰りに寄ってくれるというので
逗子駅で“I'll weave a lei of stars for you”を唄いながら待つこと10分。



この「星のレイ」という曲。私はムーデイなアンディ・ウィリアムスの唄真似で
唄いますが、これが、やけに雨の夜に似合います。車のライトを反射するアスファルト
までが、ロマンチックに見えてくるから不思議です。

家人と娘の乗る車に飛び込むと、家まではあっという間です。

さっそく湯を沸かし、アーリオ・オーリオの準備を。今日はパセリを利かせた
タイプにします。
パスタは細めのタイプ。これを茹でている間に、フライパンににんにくのスライスと
鷹の爪をいれて、オリーブオイルをたっぷり。それから中火でコンロを点火。
低い温度でじっくりとにんにくの香りと、唐辛子の複雑な辛さを引きだします。
これ、先日紹介した、片岡護氏著「アーリオ　オーリオの作り方」の受け売り。

　　　　　

こうして作ったアーリオ　オーリオはそんなに辛くありません。
ピリピリするほどの辛さがいいなら、“アラビアータ”という別の種類のパスタが
あります。

そういえば、アラビアータって「アラビアの」という意味かと思っていましたが
本当はイタリア語で「おこりん坊」という意味だそうです。知らないって怖い。

今まで私が作っていた“ペペロンチーノ”は実はトマトソース抜きの“アラビアータ”
だったのです。

片岡シェフの名著のお陰で、どうやらしばらくはイタリアンに傾注しそうです。
オリーブオイルも８段階の等級があって、味は値段に比例しているとか。
こう言われちゃうと、今までのオリーブオイル嫌いは返上して、その高級なやつを
頂いてみようじゃないの、という気になったりしてます。
１５年前にイタリアを旅した時に、今の気持ちになっていたら、と悔やまれます。
いずれ、また行こう。

さて今日はこれから少しウクレレでも練習しよう。明後日は本番です。