卓忌

1月9日はNTTヨット部の創設者にして、大先輩の渡辺卓さんの命日であった。
昼間から卓さんの墓前にて一献酌み交わして来たメンバーも含めて、浜松町の中華「隋苑」にて旧交を温める。
卓さんはNTTからS&Bに、今で言うヘッドハンティングされて移ったけれど、NTTの後輩からもS&Bの後輩からも
慕われ、いまでもこうしてその2社とそれ以外の仲間が集まって追悼の会を開いている。

私がヨット部に入ったのは、もう卓さんがS&Bに移った後ではあったが、それでも江の島では良く会ったし
毎年恒例の鳥羽レースへの回航でDreampicとテレマティークが連れ立って、江の島から鳥羽へ行くときに一緒に
乗らせてもらったりしたので、他社の人という感じではなかった。

当時本社広報部にいてヨットのプロジェクトを担当していた私が、そのプロジェクトが終わってもヨット部に
残っているのを卓さんは「ここに居るってことは貴方もだらしがない、ということなんですよ！」と言ったものだ。
けっしてヨットマンがだらしがないという意味ではなく、「遊びに打ち込む」その姿勢をビジネスの世界に対して
「だらしがない」という言葉で表したものだと今では思う。

そんな卓さんに、いっぱいの思いと感謝を込めた、それぞれの夜が更けて行きました。
あのあと、もう一軒行ったのか定かではありませんが、少なくとも鎌倉では駅降りてから一軒寄ったのは間違い
ありません。久々のへべれけ状態でした。

もう3日ですが、明けましておめでとうございます🎵

年頭にあたり、今年はどんな年にしようかな、とそろそろ考えます。
もう還暦を過ぎて、"どんな年になるのかな"ではあまりにも他人任せすぎる気がしますので。
自分で判断し決定し行動してきたはずですが、その結果は意図しなかった事になってしまった、なんて
それでは自分の意志とは言えないですよね。

今年は正社員としては3月末で終了の年です。4月以降も、昔でいう嘱託で今少し仕事をさせてもらう
つもりですが、数年後の完全退職後の人生を豊かにするための準備も、これまで以上に力を入れて
いきたいと思います。

その中でも、特にウクレレは恐らく最後の最後まで、臨終のベッドの中まで持って行きそうな気が
します。年々歳を重ね、思考力、記憶力、運動力が減衰するなか、ウクレレ演奏は減衰させないように、
若い人たちの中で、新しい刺激を受けながら、音楽を楽しみたいと思います。

今年はどんな年にしようか、と冒頭書きましたが、今年も、たぶん、自分ではどうにもならないこと
だらけの年になるのだとは思います。
その答えは、やはり人知を超えたところにあり、“神のみぞ知る”ということでしょうか。

今年も神に感謝です。

　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　
上は昨年末、江の島のRydeenに正月飾りを付けに行った時の写真。
この時期の公営ハーバーはお休みで守衛さんだけ。

元旦は年賀状の整理をして、両親の家がある市川の中華で親戚の集まりに出た。
二日は家でハワイアンの名曲“Pua Kiele”を必死に練習。フラチームからのリクエストである。
そして夕方、ようやく日没を見に海岸へ。

今日はそろそろ活動開始。家人と娘と買い物に出かけるなどしなくては。正月休みも今日までです。