ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

酒肆(しゅし)とは

2018年02月27日 22時38分23秒 | 鎌倉・逗子・藤沢・湘南
最近はブログ更新ができてなくて、見に来てくれてる方々に大変申し訳なく思っております。
朝の早い東陽町の職場に移って、朝6時前に鎌倉の自宅を出て、通勤してますと毎日ブログの更新の
気力体力が残っておりません。ウクレレの練習すらできてないのです。

言い訳はこのくらいにして…

平昌オリンピックは終わりましたが、“応援したい”ってものはスポーツばかりじゃないですね。
スポットライトは浴びてないけど、日頃から頑張っている人達を見ると気持ちがいい。

皆さんは酒肆(しゅし)という言葉をご存じだろうか。正直言って私は知らなかった。
酒を飲ませる店=居酒屋という意味があるようで、コトバンクなどネットの辞書によれば、奈良時代
あたりから酒肆(しゅし)で酒を飲むという表現があるらしい。

家にあった小学館の日本国語大辞典(昭和49年7月1日第1版:全20巻)で調べると、
酒肆…「酒を売る店、または飲ませる店、酒屋…」とあり、奈良時代の続日本紀の引用や、
蕪村の俳句「秋風や 酒肆に詩うたふ 魚者樵者(ぎょしゃ せうしゃ)」という句が紹介されていた。
 
この句に興味が湧いたので、更に調べると…
魚者は漁師、樵者(せうしゃ)は きこりの意で、居酒屋で漁師やきこりが酒飲んで
歌を唄って騒いでいる様子なのだ。

つまり文佐食堂でヨットマン達が、ヨットも会社もやめて北海道で林業の道に進んだ仲間と
酒を酌み交わして、ウクレレで歌でも歌っている様子を思い描くとしっくりする。
俗人ヨットマンの私としては、こうしてみると、この句に惹かれた訳がよく分かったが…

萩原朔太郎によれば“居酒屋、謡う”ではなく“酒肆、詩う”という表現が「如何にも秋風に
長嘯(ちょうしょう)するような感じをあたえ、詩としての純粋感銘をもち得る…」という。
つまり与謝蕪村は写実派ではなく浪漫派なのだね。気取るなよ、と言われそうだが。


居酒屋ではなく、この酒肆(しゅし)を目指して頑張っている若い女性が鎌倉にいる。
長谷のウクレレの生徒さんから紹介されたのだが、この彼女、えりちゃんは山口県萩市出身で、
時々市内の知り合いの店を借りて「酒肆・もりえり」という飲食の会を開いていて、私も
もう何回かお邪魔している。

お酒も肴もすべて萩のものなので、聞きなれない名前が多いが、それがまた新鮮なのだ。
ビールは「ちょんまげビール」日本酒、焼酎は飲まないので名前を憶えていないが、山口県のものだ。
肴は昔の日本の食卓にあったもので、煮物類と干した魚の炙ったものなどで、素朴で純粋。

若い女性だから彼氏もいて、鎌倉の会社で働いている彼とも、彼女の酒肆で顔を合わせることがある。
真面目に料理を作って出すそのスタイルは、まさに素朴で純粋な日本の味で、彼氏は幸せだろうな。

この彼女の故郷の萩市は、京都市が主催する大政奉還150周年記念プロジェクトに参加していて
その記念事業の“萩市の魅力PR大使募集”(平成29年11月~)に応募するつもりのようです。
PR大使の活動は30年1月~3月のようですが、是非選ばれて欲しいと思います。

応援するぞ~




         えりちゃんの彼と偶然同席した時の写真
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上手い!車内刷り

2018年02月18日 10時25分33秒 | 独り言
目を引く、気を引く、社内刷りだ! 
ハワイ行きて~
ウクレレ弾きて~

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