G7サミットが広島で開催され、終了した。連日ニュースでも取り上げられ、国際的にも注目を集めていましたね。
アメリカのバイデン大統領が来れないかもしれない、というのも話題になっていました。最終的には来れましたが。
さらにウクライナの大統領まで来て、G7首脳と個別会談をし支援を要請する演出までシナリオにありました。
世界で唯一の被爆国である日本は、特別な国です。その中でも広島市、長崎市は特に別格な街です。祈りの街です。
あの大戦のあと日本は、主な連合国とサンフランシスコ平和条約を結び、更に日本と各国は国際連合に加盟し、
二度と戦争はしないと誓い合いました。
私は、平和な時代に生まれて幸せだった、と最近強く思うようになりました。
ヨットやウクレレ、油絵や水彩画、最近は居合の稽古まで始めて、これは全て平和のお陰。ひいては戦で死んだ多くの
先人の方々の犠牲の上です。
今回のG7サミットでまとめられた首脳宣言の前文には、「国連憲章の尊重と国際的パートナーシップの順守」が前提と
謳われています。その前提たる国連憲章の前文を抜粋すると以下のとおりです。
「われら連合国の人民は、われらの一生のうち二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、
基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念を改めて確認し、正義と条約その他の国際法の
源泉から生ずる義務の尊重とを維持する。
国際の平和および安全を維持するためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを
達成するために、われらの努力を結集することに決定した。よって、ここに国際連合という国際機構を設ける。」(抜粋)
つまり日本国憲法はこの国連憲章前文の主旨がそのまま写されたと言っても過言ではないと思います。
国連加盟国は「国際の平和および安全を維持するために以外は武力を用いない」と誓っているのです。
ゼレンスキー大統領の来日を歓迎するG7首脳と日本マスコミの報道には疑問符だらけです。ウクライナ支援と言って
戦車、戦闘機、ジープ、弾薬、ミサイルを供与しているのはおかしな話です。ロシアを非難しながら。
国連憲章の言う平和を維持するため以外に武力を用いないというのは、戦争当事者の一方に武器を支援することではない
と思うのですが。