活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

大臣責任!国交省デタラメ会計

2008-05-06 21:15:38 | Weblog
国交省出先機関の山口河川国道事務所が、19台ある公用車に同省から、天下りで再就職した東京の企業から、16名の運転手の派遣受け入れをしていたことが分かりました。

06年だけで、この運転サービスを請け負った企業に、同事務所だけで9000万円以上の支払いがあったことも明らかにされました。

同事務所はこの問題が表面化したことで「職員が運転するのは事故の危険があるから受け入れした」と受け入れに問題のないことを、他人事のように強調しました。昼間から酒を飲んで、新聞沙汰になることを恐れての、組織を守る予防線として採用したのでしょうか。とても納得のいくコメントではありません。

本省も出先機関も、潤沢で有り余る、道路特定財源の使い放題をしていたのです。支払った代金の中に車両管理業務も含まれているそうですが、わずか19台の車両を、130名もの職員がいて管理さえできない無能力組織といえます。

職員も大半が運転免許を持っているのに「お抱え運転手付き」でふんぞり返って仕事をしている、この役所の堕落ぶりが想像できます。これは氷山の一角で、06年は全国の出先機関で、このような支払いが167億円に達したとのことですから、そのデタラメぶりが分かろうというものです。

いままでは自民党・公明党で道路利権を握っていたため、デタラメをしていたことが表面化することはありませんでした。ねじれ国会で次々に明るみにされますが、ガソリン税が政府・与党のばらまき政治と利権を守るために使われていたことを示すものです。

公明党から大臣が就任していますが、省全体の監督もできない、お粗末大臣であることも問題です。再発防止策を示していないことは、税金のムダ使いを認めているのです。腐敗した組織の改革もできない、この大臣、いつまでも居座ることは許されません。