ちょっと笑ってしまった記事がありました。
「赤旗購読者、6年で2割減 共産、党勢公表し再建模索」(10.09.28朝日)より抜粋
『 ――参院選敗北を受けて執行部の責任論も出たが。
「党内外から寄せられた意見には指導部の責任ということも当然、ごく一部だがあった。きちんとした総括を出し、党を正しい軌道に乗せることが責任と考えている」 』
お馴染みの「きちんとした総括」です。
今まで「きちんとした総括」をしていないから党が衰弱したのかな。
それとも「きちんとした総括」していても党が衰弱したのかな。
普通の組織なら、どちらにしても幹部の責任が問われ退陣なのですがね。
根っこは「日本共産党綱領」が誤っているとはならないのでしょうかね。
指導部の責任を問う意見が「ごく一部だがあった」としていますが、多分正鵠を射ているから責任論を「きちんとした総括」にすり替えたと推測してしまいます。
組織が衰弱している時にこそ、少数意見に耳を傾けるべきなのですが、民主主義を是認しながら党内には民主主義の理念の欠片もないと推測してしまいます。*
昔日、ベルトコンベアの流れ作業にバイトで従事していたことがあります。単にバイト代の高額さに釣られてのことですが。
生産は秒単位で管理されており、従業員の方の表情が和らぐのは、所定の残業を終えてベルトコンベアが止まった時です。一時間後には再び動き出しますが。
高い賃金の理由が肉体的、精神的に叩きこまれる感じでした。
僕のアパートの傍に、彼らの社宅街がありましたが、日中は人の気配がしません。夜勤明けの同僚を気遣った生活が繰り広げられています。
彼らの、勤め始めてから定年までの時間の長さに、言い知れぬ絶望(社会、仕事からの疎外を越えて)を見てしまいました。
後日、この企業の労組委員長がクルーザーで遊び呆けている写真が週刊誌に載っていました。
この党は、彼ら労働者を人間として解放することを標榜していますが、標榜しているだけで、かの企業の労組委員長となんら変わりはありません。
この党は、党幹部の生活のために存在しているところまで、堕ちてしまっています。
紆余曲折はあったにせよ結党以来約90年間も「前衛」を名乗ることは、悪質な冗談です。
朝日の記事を読んで浮かんだことを連ねただけですので、また、日共ウォッチなんてことはしていませんので、誤謬があればご指摘下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/12/cd5acc2127f4914dddc0a18d3e45e13c.jpg)
*日本共産党綱領
〔憲法と民主主義の分野で〕
1 現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。
「赤旗購読者、6年で2割減 共産、党勢公表し再建模索」(10.09.28朝日)より抜粋
『 ――参院選敗北を受けて執行部の責任論も出たが。
「党内外から寄せられた意見には指導部の責任ということも当然、ごく一部だがあった。きちんとした総括を出し、党を正しい軌道に乗せることが責任と考えている」 』
お馴染みの「きちんとした総括」です。
今まで「きちんとした総括」をしていないから党が衰弱したのかな。
それとも「きちんとした総括」していても党が衰弱したのかな。
普通の組織なら、どちらにしても幹部の責任が問われ退陣なのですがね。
根っこは「日本共産党綱領」が誤っているとはならないのでしょうかね。
指導部の責任を問う意見が「ごく一部だがあった」としていますが、多分正鵠を射ているから責任論を「きちんとした総括」にすり替えたと推測してしまいます。
組織が衰弱している時にこそ、少数意見に耳を傾けるべきなのですが、民主主義を是認しながら党内には民主主義の理念の欠片もないと推測してしまいます。*
昔日、ベルトコンベアの流れ作業にバイトで従事していたことがあります。単にバイト代の高額さに釣られてのことですが。
生産は秒単位で管理されており、従業員の方の表情が和らぐのは、所定の残業を終えてベルトコンベアが止まった時です。一時間後には再び動き出しますが。
高い賃金の理由が肉体的、精神的に叩きこまれる感じでした。
僕のアパートの傍に、彼らの社宅街がありましたが、日中は人の気配がしません。夜勤明けの同僚を気遣った生活が繰り広げられています。
彼らの、勤め始めてから定年までの時間の長さに、言い知れぬ絶望(社会、仕事からの疎外を越えて)を見てしまいました。
後日、この企業の労組委員長がクルーザーで遊び呆けている写真が週刊誌に載っていました。
この党は、彼ら労働者を人間として解放することを標榜していますが、標榜しているだけで、かの企業の労組委員長となんら変わりはありません。
この党は、党幹部の生活のために存在しているところまで、堕ちてしまっています。
紆余曲折はあったにせよ結党以来約90年間も「前衛」を名乗ることは、悪質な冗談です。
朝日の記事を読んで浮かんだことを連ねただけですので、また、日共ウォッチなんてことはしていませんので、誤謬があればご指摘下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/12/cd5acc2127f4914dddc0a18d3e45e13c.jpg)
*日本共産党綱領
〔憲法と民主主義の分野で〕
1 現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。
無言の作業・・・
私も高校生の冬休みの際に一度だけしたことがあります。
二週間ほどだったと思います。(實質10日もなかったような・・・)
白衣と帽子とマスクと手袋に身を包み、黙々と作業をする中、何度も大声を上げたくなる衝動に駆られました。
作業の精密度的にはきっとRetrieverさんがされた程ではないと思いますが・・・
私には絶對向かないな、と後にも先にもこの種のバイトはこの時っきりです。
組織の長のこうした横暴は・・・
どこかの国の體制の雛形を見るようです。
歳月に卷かれ朽ち果てた現實を見るとき、この方々の掲げた當初の高い?想とやらはどこへぞへ・・・とも思います。
否、ハナからそんなものはなかったのでしょうか。
☆昨日、漢字變換も濟ませ入力作業のみ殘ったこの文章が消えてしまい、再入力した次第です。
ソ連、東欧の社会主義体制が崩壊して、様々に原因が論じられました。
マルクスは終わったとの論調に溢れかえりました。
産業経済の成熟度、指導者の資質等に起因を求めるものが大半で、マルクス主義そのものに起因するとの論調は極小です。
マルクス主義を信仰している方々は、例えば労働について「人間的本質」を拠り所に、「類的存在」を実現、獲得、取り戻す等、相変わらず頓珍漢な御託を述べています。
この質が、ソ連、東欧の社会主義体制の崩壊を招いた主因だと気づきません。
人が100人いれば、100通りの「人間的本質」があるのですが、たったひとつの「人間的本質」を信仰しています。
その原因は、「人間」を語る前に、人間である「自分自身」について何も考えていない、無知だからです。
人間である「自分自身」との自己問答から、例えば「資本論」を語れません。
彼らの語るマルクス主義は、すでに無価値と考えます。
僕の喜び、不安、悲しみ、怒り等が、他の人々と均一と考えるだけで、ゾーとします。
現在語られているマルクス主義は崩壊していますが、古代ギリシャ以来の先哲と同じくマルクスの哲学は評価すべきと考えています。