Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

憲法記念日くらい

2009-05-02 08:44:39 | 憲法・非戦・平和
憲法記念日くらい、憲法を意識しない1日でありたいものです。

僕は、「絶対」、「絶対的」の言葉が外化される文章、発言には、「神」、「信仰」を見ます。
ただ、自分で用いない訳ではありません。
唯一用いているのは、脳髄の中だけに許される「絶対自由」です。
この「絶対」もやがて否定される類でしょう。

09.05.02朝日に、憲法9条について、あの伊勢崎賢治氏のインタビュー記事が掲載されました。
自衛隊のPKO、イラク派兵は一応「世界益」を装っている。ソマリ沖派兵は「国益」を前面に押し出している。
軍隊を外に出さないと守れないような国益は求めない、憲法前文、憲法9条の根幹に違反している。
護憲団体の「9条の会」などは何故猛烈に反対しないのか。
日本人、そして「9条の会」は信用しない、と。

伊勢崎賢治氏が理事を務めている日本紛争予防センターの、武装解除プロの瀬谷ルミ子氏の活動について、09.04.21NHKプロフェッショナルで放送されました。
紛争地帯において、生死の緊張の中で「武装解除」の活動の様子が、映像と言葉で伝えられていました。
圧倒的現実の前では、賛美、肯定、批判、感動等の言葉は意味を失います。

NHKの取材、放送等については、瀬谷ルミ子氏のブログ(日本紛争予防センターのHP)に書かれています。
底を現したのが、同番組のインタビュアー茂木健一郎です。
まともな言葉を発することが出来ない有様で、醜態を晒していました。

脳科学者を標榜している内実の空っぽを晒していることをマズイと思ったのか、茂木健一郎のブログ「超一流の仕事脳」で「組織の枠を超えて輝く個人の力 武装解除・瀬谷ルミ子」(09.04.21)において瀬谷ルミ子氏を持ち上げています、なんと醜態な。

職業としての「武装解除」は、「労働」の「商品」という概念の特殊性を物語っています。



明日、マスメディアは「憲法記念日」と「豚インフル」一色でしょう。
せめて、憲法記念日くらい、憲法を意識しない1日でありたいものです。