Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

シルバーバック

2009-05-29 06:35:45 | 未分類
「来者勿拒、去者勿追」(春秋公羊伝)

常々思っていることなのですが、日々の生活において遊ぶ、飲む、学習、食べる等の仲間となんとなく何もしないのに群れる、子供のころ、学生のころ、商いの今においても、なんで群れるのか不可解なところがあります。

僕的には、友人、知人らと遊び語らい酔っ払いは楽しいひと時ですが、いつも群れていることに生理的にも似た嫌悪感を持っています。

「弱い人ほど群れたがる」とか「無能な人間は群れる」とか言われますが、そうだとは思いません。

黒春の頃、アパートの一室で、今で言う「引篭り」に似た生活を一時期していましたが、ひと通り巡ったあとに、久々に他者との会話に戻ったことがあります。
友人にも似たようなことをしていた者がいて、彼は「栄養失調」になって僕の前に現れました。

彼女が「シルバーバック」について、NHKで放送されていた概要を話してくれました。
京大の教授が二十数年ぶりにルワンダにゴリラとの再会しに行った話しで、森林に本来なら一頭でいるシルバーバックが4頭、9頭で群れを造っている、原因は内乱によるもので、最後に当時6歳だったゴリラは教授のことを覚えており、なんともいえない再会の場面だった、再放送したら見てみたら、と。*

内乱によりやむ得ず、グループ化したのであって、祖先を同じくする人間も、本来は他者との関係は最小限であるべきが、やむ得ず社会の一員となっているのでは。
森林で単独活動する生活をすることが、人間の遺伝子に残滓としてあるような気がします。

人間は、やむ得ず社会的動物になったのだと。

*後日調べた内容です。
09.03.26にNHKで放映された『ゴリラ先生ルワンダの森を行く』のことです。
京大の教授は、人類進化論研究室山極寿一教授のことで、今西 錦司、伊谷 純一郎の流れを汲む方です。


「本日鮮魚(平目)Olie流」です。
La Stella(ホテルシェラトン札幌31F)
平目好きの僕にとっては、絶品でした。