Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

同じ穴の狢

2012-01-28 08:24:39 | 東電 柏崎・福島原発の放射能漏れ
NHKの定時ニュース(「原発事故 国本部の議事録作成せず」2012.01.22 17:45 20:45等)で、NHKが政府に情報公開請求をしていた、原子力安全委員会等の議事録は、一切記録されておらず、専門家の「これは国民的な損失である」の発言と合わせ報道していました。

原子力災害対策本部は、総理大臣を本部長とし、経済産業大臣をはじめ全閣僚をメンバーとするもので、原発事故当日の去年3月11日に設けられ、避難区域や除染の基本方針、農作物の出荷制限など原発事故を巡る重要な決定を行ってきました。

事故直後に建物に目張りをし、兵士の家族は米国に避難させ基地職員の日本人たちには家族の分までヨウ素剤を配布していることが報道され奇異に(大袈裟に)思えましたが、放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果は、いち早く米軍に伝えられていました。(「拡散予測、米軍に提供 事故直後に文科省」2011.01.16共同)

不安を助長する情報を隠蔽することは、安心を蔓延させますが、市井人を危険にさらし続けており、あまりにも無責任です。
情報の隠蔽が堂々と話し合われている議事録など作れません、補佐している事務方はICレコーダを持ち込んでいて当然と考えますが、曖昧にするでしょう。

福島第1原発事故で放射性物質の断続的な大量放出が約1年続くとする「最悪シナリオ」を記した文書が、菅直人首相ら一握りの政権幹部に首相執務室で示された後、「なかったこと」として封印されました。
「公文書として扱われず」(2012.01.22 共同)より抜粋

原子力委員会の近藤駿介委員長が作成した昨年3月25日付の「福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描」。水素爆発で1号機の原子炉格納容器が壊れ、放射線量が上昇して作業員全員が撤退したと想定。注水による冷却ができなくなった2号機、3号機の原子炉や1~4号機の使用済み燃料プールから放射性物質が放出され、強制移転区域は半径170キロ以上、希望者の移転を認める区域が東京都を含む半径250キロに及ぶ可能性があるとしている。

 政府高官の一人は「ものすごい内容だったので、文書はなかったことにした」と言明。別の政府関係者は「文書が示された際、文書の存在自体を秘匿する選択肢が論じられた」と語った。

民主党は政策集INDEX2009で『政策決定の過程も透明化』を掲げているのですがね。



2011.03.12NHKニュース(12時)で、奇妙な報道がありました。(YouTubeより文字起こし< >内 youtube.com/watch?v=H8r4K-xOjGQ)

<福島第一原子力発電所一号機では、原子炉を冷やす水の高さが下がり午前11時20分現在で、核燃料棒を束ねた燃料集合体が、水面の上最大で90センチほど露出する危険な状態になった>、の旨のあと8秒ぐらいの無音があり、別人の声で<ちょとね今の原稿使っちゃいけないんだって>と聞こえます。
その後、
<福島第一原子力発電所の1号機では原子炉が入った格納容器の圧力が高まっているため東京電力が容器内の空気を外部に放出する作業を始めました>とあたりさわりのない内容となりました。

NHKは如何にも調査報道でもあるかのように議事録のないことを得意そうに(そのように見えました)伝えていますが、所詮民主党もNHKはも同じ穴の狢です。

民主党もNHKも情報の隠蔽は、確信犯として行ったと言えます。


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