新規制基準
原子力規制委員会、アヘ内閣は、原発再稼動のための新規制基準は「世界一厳しい規制基準」としています。メディアも検証することなく垂れ流しています。
EPR(欧州加圧水型炉)の対策は、
・安全上重要な系統設備の多重性を独立系4系統設置(日本は2系統)
・溶融炉心を格納容器内に貯留するコアキャッチャーの設置(日本は基準なし)
・溶融炉心を長期冷却する格納容器熱除去設備の設置(日本は基準なし)
・二重構造の原子炉格納容器の設置(日本は基準なし)
「世界最低の、新規制基準(科学的知見による)」を参照
(http://blogs.yahoo.co.jp/motoendou12345678/46940328.html)
原子力規制委員会の定めた新規制基準は、「世界一厳しい規制基準」どころかEPR(欧州加圧水型炉)の安全対策にすら達していません。
原子力規制委員会(HPより)は、新規制基準は『原子力施設の設置や運転等の可否を判断するためのもの、絶対的な安全性が確保できるわけではありません』としていますが、この文脈は逆転しており、『絶対的な安全性が確保できるため、原子力施設の設置や運転等の可否を判断するためのもの』としなければ原子力規制委員会の存在意義はありません。
原子力ムラの一員である原子力規制委員会の田中委員長は、原発再稼動ありきのため、原発の安全を担保できない新規制基準を自ら策定し、自ら審査し、審査に通れば原発を再稼動してよい、ただし安全は保証できない、と奇妙な論理を展開しています。
これは原子力規制委員会自ら、EPR(欧州加圧水型炉)の安全対策にも劣る「世界一生ぬるい規制基準」であり、再び福島第一原発同様の事故が起きることを認識しているが故の文脈です。
原子力規制委員会の委員は、原子力工学3名・放射線医学1名・地質学1名で構成されており「新規制基準」は「専門知」そのもので信頼されるべき質であるべきですが、原子力ムラの一員で原発再稼動ありきの「専門知」は信頼以前の質で、「反知性主義」の典型です。
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