Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

小説の1行目

2006-10-27 18:32:51 | 未分類
彼女は、NDSの「大人の常識力」に忙しいために「お散歩日記」はお休みです。

今日本屋で「小説の1行目」(出版社等は不明)のタイトルに思わず手にしました。
昭和10年から今年の前期までの直木賞、芥川賞受賞作300冊の1行目だけをピックアップした単行本です。

ゲットの心が一瞬芽生えましたが、文学を生業としている人々や詩篇を書かれている人々の苦痛、天空から何時舞い降りるとも知れぬ1行を待ちわびる苦労を思うと、この本が、不遜に思えて購入しませんでした。

「(純)文学」のジャンルがまだあるとしたら、相変わらずつまらない作品群が溢れているのでしょうね。

くすんだ1行目に始まり、私は、私は、私は、僕の、僕の、僕のと無自覚な中身のない自分のオンパレード。薄っぺらな自分を書けばいいのにと、読む気には ・ ・ ・

スキルも国語便覧の域、感性のないメタフォ ・ ・ ・トホホです。
天空からの1行で始まる文学が読みたいものです。

*私のボキャブラリーは「綺麗だ!」しかないくせに、他者に過酷な水準を求めていることは重々承知しています。



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