知の白痴化

彼女から、「散歩遠回り」(05.20)を読んで一言ありました。
「逃げているね。」

「みんな世俗的な通俗的な事柄を深めたいと考えている。」
彼女は別な事を思っていることを承知で、言いました。

ドゥルーズ＝ガタリの「アンチ・オイディプス」がニュウアカと持て囃された浅田彰の『逃走論』の種本になりました。彼は吉本隆明に『知の三馬鹿』と罵られたひとりです。

初夏の日差しに心身を委ねていると、言葉の無いひと時が訪れ、愛犬の、HALの日向ぼっこと同質、との感触が生起します。

サルトルは、学生運動に連帯を表明したり、極左組織の誘拐事件に支持声明を出し街頭でビラまきをしたりと、誠実な知が表象されていました。

ドゥルーズ＝ガタリの『欲望』、『分裂症』にならって、分裂症的構成にしました。



僕は、「ノマド」になれるかな。