Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

擬似(エセ)科学

2007-04-12 06:50:20 | 未分類
擬似科学と称されるものを頭から否定する心算はありません。

西沢潤一氏が学会で「光ファイバー」を発表したときには、失笑が漏れたと。
光通信の三大基本要素である「光ファイバー」、「電気信号を光に変える素子」、「光を電気信号に戻す素子」を考案・発明しましたが、特許申請したが理解する者がいなく、新技術は、ベル社からコーリン社へと。

ガリレオ・ガリレイが、地動説を支持したため、宗教裁判で異端誓絶を強要されました。

理解できないからすべてを擬似科学と決め付けることはできないと考えています。
「反証可能性」のある「擬似科学」には、本物が含まれていると考えますが、「反証不可能性」つまり反証できないまたは反証できない構造を持っているものは、「擬似科学」だと考えています。

商い仲間に、あの「アルカリイオン水」が流行っています。
厚生省の認可・許可を得ており、まがい物ではない、お茶が、ご飯が美味しい、水そのものが美味しい また、蕁麻疹が治った、水のクラスターが小さい、病気が直った等の話を話されます。

「美味しい」の話は、クオリア≒表象の領域ですから人夫々で良いのですが、後半の部分が問題だと考えます。

「水のクラスター」の大小の測定方法が見つかったのでしょうか、初耳です。

これらの機器の協会HPには、
『陰極水(アルカリイオン水):飲用して慢性下痢、消化不良、胃腸内異常発酵、制酸、胃酸過多に有効である。(厚生省薬務局監視指導課長通知 薬監第57号 平成4年10月19日より)』と書いてありましたが、臨床データを公表すべきだと考えます。


私には、反証の術のない「擬似科学」に限りなく近いと思えます。
ただ、臨床データと「水のクラスター」の大小の測定方法を提示してくれるのであれば、その内容じっくりと分析したいと考えます。

ネットで、「アルカリイオン水」の肯定、否定を漁っていて改めて思いました、「水」って商売になるんですね。



 春ですね。(あの「小原函館工場」の製品です。)