Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ777.デジタルPENはプロダクトデザインとしては優れていた。

2024年09月30日 | field work

 最近オールドデジカメが人気がある。これでシステムをつくろうとする人もいる。スマホよりは、安く固有の写り方をするのが魅力らしい。
 OLYMPUS機材もプロダクトデザインとしてみると大変優れていた。その頂点はPEN-Fであろう。いまでも中古はプレミア価格で販売されている。販売当時にこりゃ高くなるぞと思ったが、予想通りだった。もちろん当時はSONYに乗り換えたので私は食指がはたらかなかった。
 例えばここにあげたPEN mini E-PM1のシルバーボディに12mmシルバーレンズをつけた姿はプロダクトデザインとしては美しい。ただしPENシリーズ初期の製品だから仕様は少し劣ったと記憶している。
 そしてこれを使った記憶が希薄だ。この撮影画像が見当たらないのである。グッドデザインだといっておきながら使わないのは無責任だが、つかった記憶がないから撮影用に組み立てただけかもしれない。
  このようにデジタルペンは、優れたデザインが多く写真がよくわかっている人が開発しと思われた。だからかってのフィルム時代のPEN FやOM-1を開発した、あの米谷デザインを越えたデジタルカメラのデザインを実現していた。
 今でもデジタルカメラとしては大変美しいデザインであるが、この機材は二束三文で売り払ったと記憶している。でもこのシステムぐらいは残しておいてもよかったと少し後悔している。
 さらにPEN E-PL1も素晴らしい。なんといっても往年のライツレンズを付けた場合のデザインが様になっている。だからこのボディはそこそこに活躍した。この画像のレンズは、ライツM3時代の明鏡玉と社会的には言われたが写りは悪く、まれにシャープだが、それにため息をついて眺める気分は希薄だった。そんなわけで私は写りのよいOLYMPUSレンズを多用した。まれに買い戻そうかなと考え時もあるが、ここは考えるだけに留めておこう。
 こんな優れたデザインを開発してきた企業が分社化し製品開発力がそがれたことは少し悲しいと思われる。


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