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フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak356. ニコンFフォトミックFTn ファインダー補足説明

2019年02月07日 | Photographic Equipment

図1. ニコンFフォトミックFTn+Carl Zeiss Distagon25mm/F2.8

 

 こんな機材で撮影をしたいですか?

 フィルム機材です。You TubeでニコンFフォトミックと検索すれば使い方の説明がなされています。そのYou Tubeをみていたらバッテリーのことがわかっていないようだ。マニアの映像だから肝心なことを説明していない。

 そこで、ニコンのフォトミックファィンダーは露出計内蔵だから、1)今入手できるバッテリーはどうするか、2)フィルム感度の設定をどうするか?、の2点ついてここで補足説明しておこう。

 

1.バッテリーについて

図2 バッテリーの状況

 図2は、ニコンFボディからフォトミックファィンダーを外して裏返しにした状態です。大きくくぼんでいて微かにバネ状のモノが見えるところが電池室です。図は電池室からバッテリーを順に取り出した状態です。

 当時の水銀電池は現在入手できません。そこでコンビニで入手できるLR44を2個使います。ただし水銀電池アダプターMR-9(注1)が2個必要です。アダプターは関東カメラ(注2)で発売していました。現在は生産終了なので在庫次第でしよう。LR44+水銀電池アダプター+LR44+水銀電池アダプター+黒いキャップの順に画像の向き通りに電池室にいれ、硬貨で黒キャップを締めます。

 

2.感度の設定方法

図3. フォトミック・ファィンダー

 図3はフォトミックファィンダーです。両指で白いダイヤルを上に持ち上げて回し、赤い矢印をフィルムの感度にセットします。これは僅かに上にあがるだけですし、さびていると大変堅いこともあります。また数字は減感で撮影する場合の目盛でしょうか。

 

3.その他 

 図4.ニコンFと露出計

 フォトミックファィンダー露出計の性能は個体差があります。私のフォトミック・ファインダーは、ネガフィルムであれば使えそうです。正確を期すならば専用露出計を使うか、デジタル一眼レフの露出を参考にする方がよいでしょう。

 露出計には入射式と反射式と測光方法が2種類あります。図4で示した露出計はどちらでも使えます。ただし既に生産終了です。

 では、フィルムを入れれば、あとはフィルムとレンズの性能が変数要素ですから、ボディは精度さえ出ていればどんなボディでも良いわけです。ただしニコンは古くても使うことができる丈夫さがあります。そして私のブログで紹介してきた沖縄のフィルム画像程度には撮影が可能です。

 こんな機材を使う人も大変少ないだろうから、今日は本当に冬枯れの話題だった。さて京都市内も今日一日は比較的寒さが和らぐが、明日からまた寒波がやってきて冬が続きそうだ。このブログも冬枯れの話題がしばらく続くだろう。

 そうか去年のこの時期は冬季オリンピックで盛り上がっていたのだ。仕事をしながらテレビをみていたから、冬の寒さを少し忘れていたのかもしれない。しかし、今年は冬忘れの話題がないから寂しい限りだ。だから布団にくるまって冬をやり過ごす、そんな気分だ。

 

注1)MR-9は、関東カメラのWEBサイトで形状から判断して確認しました。ただしWEBサイトにはフォトミック用と記載してありません。購入時は事前に確認してください。

注2)関東カメラ:http://www.kantocamera.com

SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar f4/16-70mm ZA OSS T*

1)ISO800,焦点距離70,露出補正-1,f/5.6,1/125

2)ISO1250,焦点距離60,露出補正+2,f/11,1/100 

 3)ISO6400,焦点距離60,露出補正+1,f/11,1/80

 4)ISO2600,焦点距離52,露出補正-0.3,f/10,1/80

 

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