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フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編482. スケマティックデザインの世界10. 近未来集合住宅の住戸デザイン、追記

2021年08月21日 | Design&3DCG

 

 先日のブログで書いたゾーニングに基づき住戸のデザインをしてみた。

右側のアクセスから玄関を入り、先ずリビングルームに導かれる。リビングムの先にはガーデンテラスがあり、植栽越しに街の景観を眺めることができる。さらに最近のホームオフィスなどの仕事ができるワーキングコーナーを設けている。

 反転するとダイニングルームがありオープンカウンターのキッチンとつながっている。キッチンと密接につながる奥行き4m、幅2mのストレージを設けている。食料品や家の備品の収蔵などに使うことができる。こうしたビジターも立ち入ることができる空間がSemi-publicゾーンである。

 さらにダイニングの背後の扉から先がPrivatr空間になっている。Room2.3の子供室は、従来の2倍の広さがあり、これを仕切って二人で使ったり、隣をゲストルームとすることもできる。そのためにもう一つのバスを設けている。二つのバスを使い分けるというのもこれからの方法だろう。

 さらに主寝室があり扉を設けて最もプランバシーの高いゾーンとしている。こうすることでユニットバスやクローゼットとが一体的な空間となる。またガーデンテラスで囲われた快適性や、外部や他の部屋から視線が届かない落ち着いた空間としている。

 こうした住戸の設備は、廊下反対側に集約配置されており、さらにはサービスバルコニーを介して建築の設備シャフトに配管類が接続されている。比較的メンテナンスの容易な構造としている。

 この住戸は3面採光であるから。光が全ての居室に届くとともに、特にリビングルームは、キッチン側の窓も開放できるので、風が吹き抜ける構造としている。

最後に住宅仕様をつけておこう。

1住戸の床面積:191.4㎡

プランニングをしていて気がついたが182.65㎡まで同一のプランで組み立てられる事がわかった。さらに日本人の大好きな狭小化設計なら130㎡まで低減できることもわかった。ここではマックスの大きさで進めよう。

構造:柱PC、床と梁はプレキャストコンクリートスラブ

こうすることで床と梁が一体となり、梁が室内に出ることはない。その分天井高が2.6mは確保できるだろう。プレキャストスラブは工場生産だから後期とコストの低減につながり、それでいて構造強度は大変丈夫になる。

その他空調は、各住戸が設置する空調機による。

その他は、現在の集合住宅の仕様と一緒である。

 

追記

 高校生の頃ラジオで、浦河気温・・、気圧・・、ウラジオストク気温・・、気圧・・、と気象通報を聞きながら天気図をつくることが面白かった。最近気象庁のWEBサイトで天気図が見当たらない。私は、今でも天気図で大気の構造を把握している。

 探したら日本気象協会のサイトに天気図があった。それも72時間先までアップされている。気象警報が出ている頃テレビは最大限の警戒を呼びかけていたが、集中豪雨をもたらした前線は天気図をみると北上し消え去る予報だ。スマホの天気予報がはずれ、天気図から判断した私の予測はあたった。雷雨があるため暑いことはなく積乱雲が広がる青空の大変素晴らしい夏だ。

 そして夕焼け空の街の散策、ツァイスレンズにふさわしい色だ。緊急事態宣言発出初日、街はいつも通りの姿だった。そして京都府は、コロナウィルス過去最高の感染者数を発表していた。ひょっとして宣言期間内に感染が沈静化しない場合もあるのか・・・。もう知らない、そんな気分だ。

京都市

SONYα6000+Carlzeiss Vario-Tessar ZA E OSS T*16-70mm/F4.0

1)ISO6400, 焦点距離70mm,露出補正-1.3,f/11,1/100

2)ISO1600,焦点距離24mm,露出補正-1.3,f/11,1/60

3)ISO640,焦点距離36mm,露出補正-1.3,f/11,1/60

4)ISO6400,焦点距離24mm,露出補正-1.3,f/5.6,1/20

5)ISO6400,焦点距離36mm,露出補正-1.5,f/5.6,1/60

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