Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork870.秋の暮れ 4K

2024年01月14日 | field work

 外国人ばかりの風景は、いつもと変わらない。そんな変わらない風景を撮影しながら毎日同じ道を散歩をしている。しかし秋は日が暮れるのが思ったより早い。日の入りの時刻を調べると既に陽が沈んでいた。朝晩の気温は低く、少し冬の気配が漂う。一体秋はいつ過ぎ去ったのだろうかと思わせる位の気候である。今年の冬は早いのではないか。
 毎日同じ道を歩いていると、さっすがに新鮮なモチーフは容易に見つからない。なによりも最近私が寵愛する黒人モデル風を見かけない。どうしたのだ、いるのは中国人ばかりじゃないか。それじゃ日本人と同じだ。
 人混みのなかにそを聞きにゆくぐらいだから、もう少しエキゾチックな空気が欲しいが、期待に反してとりつくしまのないアジア人ばかり・・・。少し意気消沈気味の散歩である。
 先週末は、市内各所でお祭りがおこなわれていた。でかけた人の話によると粟田祭はショボかったと聞いた。散歩のついでに足を伸ばそうと考えたが、ゆかなくてよかった。そろそろ時代祭がある。といってこの祭は退屈なので撮影する気分ではない。
 そうなると被写体がない。だから違う道を歩けばよいのだが他所は、毎日の散歩コースほど、歴史・文化・建築・花街・ランドスケープが集積しているわけではない。むしろ点在しているといってよい。京都の街も、今は祇園界隈以外に撮影する被写体を思いつかない。京都人にいわせれば、ここをみたらええんとちゃうの。この界隈だけが京都なのである。
 それにしてもこの界隈は外国人ばかりだ。昔私がヴエネチアの街を徘徊していても外国人に出会うということはすくなかった。なんだろうか、この現象は・・・。冬になると静かになるのだろうか。それはそれで撮影のしがいが生まれそうだが・・・。
(記:2023年10月15日)

Fieldwork870.秋の暮れ 4K
SONYα6600、E10-18mm/F4.0
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする