2023年の10月10日であった。最初の東京オリンピック(1964年)の開会式の日であった。この日を決めるに際して過去の晴天日を調べて決めたのだ。だから10月10日は絶対晴れる日なのだ。その通り昨日からの雨もやみ、透明感ある空気と秋の光の一日だった。こんな日に散歩にゆかない手はない。
京都も先週末は市内各所で祭が多かった。しかし雨だから、私は撮影する気分にはならなかった。あけて10日は雨上がり後の晴天だ。光が綺麗だから私は散歩に出かけた。しかし夕方の空気は冷たかった。
いつも同じ場所の映像をアップさせるという例は、少ないだろう。でも世界文化遺産と重要伝統的建造物群が隣接し、日本特有の伝統様式の街並みが続き、そして繁華街があり、そこには昔からの舞子・芸子の制度が今もあり、日本の伝統文化を今も伝えているなどというのは、ここ京都をおいて他にはない。
そんな同じ街を徘徊していても、季節や天候によって光は違うし、なによりも外国人の目線でそんな京都の街並みが映像化できればよいと思う。
このような街にいると、日本は見飽きたので外国にゆきたくなる。価値観やライフスタイルが何もかも違う外国暮らしも面白いだろう。そうおもっていたら、クリスマスとお正月はフィリピンで暮らすことになりそうだ。私のように価値観やライフスタイルにこだわりがなければ、どこへでもゆける。頑固な人間のこだわりも井の中の蛙でしかなく、異なる世界を共有するというのは、いまの時代感覚だといえる。
もう一つ同じ所を散歩する理由がある。外国語の言葉を聞きたくなるのだ。この界隈を歩けば、全く知らない外国語が飛び交う。人混みの中にそを聞きにゆく石川啄木の気分と似ているではないか。
最近気がついたことだけど、街の映像は数多いけど馬鹿の一つ覚えのように最寄り駅がスタートするなんていう貧しい編集構成はやめましょうよ!。というのも編集構成自体がクリエイションの産物ですから・・・。
Fieldwork867.京都・ようやく寒し秋の夕暮れ 4K
SONYα6600、E10-18mm/F4.0