この映像は、パフォーマンスのクリエイション・プロセスを取材した。それはクリエイション、レッスン、上演の3段階のプロセスである。こうした段階を経てパフォーマンスの踊りの型や演出方法の一端が決められてくる。
というのも パフォーマンスには、踊りのための決まった型がない。従って新しい型を自ら創造してゆく事が必要になる。それは私達の文化のなかで意味を発見したり、創造したりする行為でもあるし、そうした行為を探求するために勉強も必要になる。
次いで型を演じる肉体の訓練が必要にある。イメージとしての型ができても、それが人間の肉体で表現出来なければ机上の空論になってしまう。そこで肉体を鍛え、演じてみて、クリエイションの意図が通じるかどうかを評価する。
これらのステージを経てようやく舞台で演じることができる。それがパフォーマンスの世界のクリエイションである。
そんな映像化のために、取材し、編集してゆくと、クリップをつなぐ上で結構難しいところもあり、個人的には勉強になった。結局12分32秒の映像にまとまった。実際の上演時間は30分である。
このダンサーは、今75歳である。この年になっても身体の鍛錬をおこない、自由自在に身体が動く。人間は、こうありたいと思う。
老化は年齢とともにやってくるのではなく、むしろ自分の意識で老化してゆく部分がある。つまり自分への甘えなのである。例えば美食に走り、そんな食べ過ぎが基礎疾患を患い、やがて薬に依存する。そうした人達をみていると共通してお腹が出ている。それこそが栄養の過剰摂取の証左だ。お腹が出ている姿をみると若い頃から食べ過ぎの中国人のようでもある。
そんな醜い体型でよいのですか?。
すでに80歳を超えて選挙に立候補するバイデン大統領やすでに70代であるトランプ元大統領の姿をみると、そのことを一層痛感する。バイデン大統領は高校時代フットボールチームに所属し、ハーフバックやワイドレシーバーのポジションで活躍してぐらいだからスポーツマンである。その精神はいまもいきている。
Fieldwork862.Performance creation process 4K
名古屋市鶴舞
SONYα6600、6000、E18-135mm/F3.5-5.6、E10-18mm/F4