小春「細い道の入り口に自転車が2台おいてあるじゃない。だから、来ないで!、かもしれないけど、小春は大人のセックスってどんなんだろうって興味があるじゃない。それでユウ君に、そっと見にゆこうといったの」
ユウ「そんなの、怒られるから、いいよぉー」
小春「そーっと、ゆけばわからないよ!」
ユウ「じゃあ、そーっとゆくか・・」
小春「それで、音をたてないように見にいったの」
ユウ「アッ、アレダ!」
小春「大きなツツジの植え込みの木の下に腹ばいになったのがみえるのよ」
ユウ「アンナフウニスルンダ・・・」
小春「大きなコートにくるまって、オトコの人とオンナの人が重なって、身体が激しく動いているの。大人の人って、あんなに激しく動くんだ。だから、しばらく見とれちゃったぁー。だってすごいんだよ!。オンナの人が大きな声をあげて、泣いているみたいなの」
ユウ「フーン、あんな風に激しくするんだ。こっちは股間が張ってさあ。地面にこすりつけると気持ちいいよ!」
小春「ほら何してんの!、ユウ君あんな風に腰を動かすのよ。オンナの人はパンツを脱いでるわ。入れただけじゃだめよー。私達って立ってやるばっかりじゃん」
ユウ「あんなに腰を動かすのかぁー・・・」
小春「しばらく見てたら、ユウ君がウウッ!、て声をあげて腰をブルブルと動かしているの」
ユウ「気持ちいい、出ちゃったよーーー」
小春「こんなところで出しちゃダメじゃない。あとでできなくなっちゃうよ。それでね、ユウ君のパンツの中に手をいれたら、いっぱい出ていて、ヌルヌルしてるの。ああっ、今日は、もうお終いかって思った」
ユウ「今日は、出したからお終い、帰ろうよ」
小春「そういって、ユウ君がスクッとたってガサガサと音をたてて帰ってゆくの。そしたら物音を聞きつけたカップルがピクッとして、激しい動きが止まったの。それで間抜けな顔をあげてクルクルしているのね。だから私もユウ君の後をおいかけたの。多分カップルは、子供かって思って、またセックスの続きをしていたの。そのパンチパーマの間抜けな顔がとてもおかしくってさぁー、笑っちゃったぁー」
「間抜け顔のパンチパーマンかよ!、ラブラブのカップルの最中に分け入る天使達!。その時のカップルの顔が見たかったねぇー」
小春「でしょう。あんな間抜けな顔をして子供をつくるんだと思った。帰りに雪が降り出したの。もうお外のセックスもお終いね」
・・・
間抜けな顔をして子づくりか!、そりゃできた子供も間抜けだろうな。間抜けが間抜けを育てる、それはそれでつじつまが合うか・・・。
小春「叔父さん、ソロソロご飯の支度ね!、一緒に帰ろうよ!!」
そういって小春と腕を組んで、雪が積もり始めた道を家路についた。
・・・
少し前の日本なら、セックスをしている場面が登場するとテレビのチャンネルを変えたり、子供達の前ではセックスの話題を避けたりしていた。
でも子供達は、おとな達が何をしているかは、しってるんですね。話題を避けるその不自然な仕草の先には、セックスがあるんだということを。大概の子供達は、親がセックスしている場面は見たことがあるといってる。
だから、そんな親は、子供達からは、大いにズレていて馬鹿にされた存在だというのが内実なのだろう。まあ戦後、海外に比べれば著しく性教育の遅い日本だもんな。
これが戦前の日本だったら、セックスをするために逢い引きのお堂があったし、怠い家屋の中で声も上げられないセックスも今一だという気分が濃厚で、納屋とか青姦が当たりだったかもしれない。
幸い小春は、美希姉ちゃんから性教育をされたから、セックスの場面をみても驚かないが。
それにしても小樽も寒いぜーーー。もう青姦の季節ではない。街には雪が積もり始めた。