さてポルトの世界文化遺産歴史地区に戻ってきた。夕飯の待ち合わせ時間までは3時間しかない。
駅前広場に2つの通りが接している。シルベリア通と歩行者専用モールになっているフローレス通だだ。私は後者の道を進んだ。
こうした歴史地区に来て何を撮るかって考えたことがありますか。そりゃ世界文化遺産の街並みを撮る!?、そんなものは観光客とか、建築の学生達とか、まちづくりの本の執筆者に、任せておけばよいのであって、私が撮りたいのはポルトガル人の普通の生活だよ。普通の生活の背後に世界遺産の建築群が写るでしょう・・・、とそんな理念的なことをいっても、ここは観光客ばかりだ。だから撮影意欲低調で通りを歩いて行った。
もちろん気に入った建築ファサードを正面から立面図のように撮ったりする方法もあり、アオリ補正ができるオリンパスE-M1mark+M.ZUIKO DG7-14mm/F2.8の高画質レンズは、重量オーバーだから家に置いてきた。
道のなりゆきのまま、フローレス通りから人通りの少ない通りへ進んでいった。おや建築群も古そうだ、特に手入れしているわけでもない。歴史遺産などこれでよいのである。歴史遺産に洗濯物だもんね・・・、そこがよいではないか。ポルトガルと洗濯物が昔からよく似合う。生活感の表れだからだろう。生活感を感じる街、それがポルトなのかもしれない。
さらに成り行きで進むとドロウ川に降りてきた。走っているのを見たことがないトラムの線路の前がお店だ。ようやくおおきなボトルを抱えたポルトガル人に出会った。
EOS1Ds mark3,EF28-300mm/F3.5-5.6
トップ)ISO800,焦点距離50mm,露出補正0,f/10,1/250
2)ISO1000,焦点距離40mm,露出補正0,f/9,1/2000
3)ISO640,焦点距離28mm,露出補正-0.33,f13,1/400
4)ISO800,焦点距離28mm,露出補正0,f/18,1/640
5)ISO800,焦点距離120mm,露出補正0,f/14,1/640
6)ISO800,焦点距離28mm,露出補正-0.67,f/9,1/200
7)ISO800,焦点距離110mm,露出補正0,f/13,1/500
8)ISO800,焦点距離200mm,露出補正-0.67,f/13,1/800