Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編197. “Think”・・・ね

2015年09月13日 | diving
 今日もロクセンスズメダイ。それもアップで。撮った記憶は無し。画像はカメラが勝手に露出とピントを決めてくれる。だから上手く行けばお見事!、外れればやはり機械任せじゃなと反省するだけ。少しばかり青味が強いかなと思えばPhotoshopが血の通った姿に修正してくれる。つまり人間の操作がいらない。いるのはシャッターを押す判断と、そうした画像を選ぶ判断だけ。判断だけが人間の仕事というわけだ。
 そうなると画像情報1枚あれば、コンピュータでイラストぐらいはかける。それもポップ調にしたりセピア調にしたり、もっといえば、ヴァンゴッホ調とかロートレック調といった具合に。次第に人間のすることが狭まるようだ。
 コンピュータで出来ないことは、まだこの世の中に存在していない表現方法やイメージの世界といったように情報化されにくい場合だけだろう。今はコンピュータの能力と人間の意地とが張り合う格好かも知れない。
 京都に友禅染という着物の伝統的な染め方がある。いまは新潟や富山地方でインクジェットプリンターで出力した着物をきて、ビジター達が京都の街を徘徊している。図柄もどんなものでも可能だし、早く制作できて当然コストも低いだろう。伝統工芸の図案が画像情報に置き換わっている。それは京都の立場に立てば伝統工芸の危機なのであろうか。
 少し話が飛躍した。まあ人間が出来ることは判断。それも判断パターンを情報化してしまえば、コンピュータでも判断できることになる。さて人間のクリエイションは、コンピュータのプログラミングとオペレーション以外になにかあっただろうか。
 笑う、怒る、好きだ、嫌いだ、旨い、まずい、面白い、退屈だ、FaceBookをみていると、そんな話題しかないように思われるのだが・・・。もう一つあった「考える」。これは結構重要な要素だと思われる。パスカル曰く「人間は考える葦である」、つまり考えるという精神性こそが人間なのだという理解だ。少し哲学的な話に展開した。多分来週の1年生の講義のネタ探しが意識の中にあるのかも知れない。
“Think”・・・ね。
ホーリスティックとピースミール
全体から個へ、個から全体へ
建築計画とメタ建築計画
書いておかないわすれちゃうのでメモしておこう(笑)。
 今日は、大学時代の先生の傘寿のお祝いで同窓会。東京往復であった。沖縄よりも東京が遠くに感じられた。

沖縄県恩納村真栄田岬 山田
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/8.9.1/200
コメント
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