Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編194. EMERGENCY FIRST RESPONSE

2015年09月09日 | diving
 今回は、少し使い方の慣れたノンハウジングのニコンAW130で3/4は撮影した。ロクセンスズメダイもこのように撮影できれば申し分ない格安の機材だ。
 今回も沖縄一人旅である。旅にこだわるというのも、そろそろ旅論の公開講座の内容をつくらなければならないからだ。この講座を引き受けたとき、年配の受講者が多いから思わず建築のフィールド調査・・・そうだ旅論にしようと決めたまではよかったが、はてそれってなんだろうか。
 ということは、つまりなんだろうかってことを語れば良いわけだがあまりストーリーイメージがわかない。一つは都市論の講義で語っている旅の基礎力をいれて、それだけだと30分しかもたないので、あとはなにをいれようかと思案していたら、ダイビングでEMERGENCY FIRST RESPONSE(E.F.R)の講義 を受けていた。本来はインストラクターになる人達のプログラムであるが、私は気分的に受けていた。要は心肺蘇生法などの救急応急措置の座学であり、ファーストエイドキットの作り方までテキストには丁寧に書かれていた。このあたりの親切さがダイビングの講習である。
 そこでこれに従い私は、ファーストエイドキットをつくりあげたのである。こういうシステム化するのが好きというのが私の習性だし。
 でっ、一寸考えたのが換気用バリアである。しらべてゆくとAmbuのものがゴムが付いていて表裏がわかりやすくよさげだ。あとはすべてドラッグストアで調達できる。一式揃えてダイビング用ではなく山用のドイターの小さな赤いバックに収めた。
 つまり旅論の講義で、私のファーストエイドキットの紹介をし、旅には処方薬と一緒にこれをに持って行きましょうというわけだ。ダイビングで得た知識が講義に使えて、これで30分充足。あとは画像を紹介して30分。これで授業内容ができそうだ。
 でっ、沖縄一人旅でもファーストエイドキットを持参していたが、かさばるので、今は講義用の鞄に入れてある。だが換気用バリアだけはキーホルダーに付けていつも持参している。やはり大学の先生も客商売だから、いざというときの救急方法を知らないと恥ずかしい。
 実際にうちの学部でも私の授業ではなかったが授業中に脳卒中で倒れた学生がいたからね。教員の手当が早かったので助かったけど。
 でも先生が倒れたらだれか手当してくれるんだろうか。「あら!、先生たおれた ーーー」、「ころんだんじゃない」、「おきないよ」、「しーーーーん」これで5分経過、
もっと酷いときは学生達が居眠りをしていて気がつかないという場合もあるだろう、「だれか事務室にいったほうがいいんじゃないーーーー」、「えっ、わたし・・・事務室苦手」、「君いってよーー」、これで10分経過、でっ15分後に事務員がやってきた。携帯でAEDを依頼している、ついでに救急車・・・・・・。それで救急車がやってきて30分。それじゃ遅いよ、もうあの世へ行ってるぜ(笑)。応急措置は最初の5分間が勝負なんだな。
 そうだ!!、これも脚色して旅論のネタに入れておこう。こんな風にしてダイビング学んだ知識も入れて公開講座の内容をつくってゆくんです。社会人相手のボランティア講義だけど。

沖縄県恩納村真栄田岬 山田
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離8mm,露出補正0,f/4.3.1/500
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外編193. 台風の目

2015年09月09日 | Nagoya city
 今朝は、小さな台風18号アータウが名古屋に向けて進路をとっていた。だが新幹線は時刻通り動くし、時折激しい雨を見たが、さほどのことはなかった。
 小さな打合せが終わり10時5分頃4階のエレベータスペースから上空をみたら一点抜けたような青い空が見えている。アータウは消えたか・・・?。あれっ、へんだぞ。左に動く雲、右に動く雲が同時に見える。雲は通例一方向にしか動かんけど。そして青空の周囲へなだれこんでくるようだ。そう!、あれこそがアータウの目なのだ。カメラ!カメラ!!・・・取り出している暇はないので、デスクにあったiPhoneをつかんで撮影する頃には、随分小さくなりかけていた。でもなんとか台風の目を撮影できた。咄嗟のとき鞄に入れたデジカメは役にたたんよね。
 台風の目は次第に北西へ移動していった。その回りの白い雲や黒い雲が入り交じりその雲の動きのすごいこと。遠くでは竜巻状の筋も見えるではないか。これが台風の中心なのか。幸い中心付近の雨風はたいしたことはなかったので雲のつくり出す超絶景にしばらく見とれていた。当然撮影することを忘れて。あれっ、上空の絶景に気がつかない事務職員が煙草吸いに出かけた。まあ人生とはそんなものだろう。
 ツイッターという映画をみていたら、竜巻を追いかけるウォッチャーが登場したが、あれと一緒で台風の目をおいかけるウォッチャーはいるのだろうかと考えていた。台風の上陸進路に4WDの車を待機させて眼が通過したら走り出して観測するなんて具合にだね。まあ道路が台風の進路と一致しない限りそれはちと無理か。
 台風の目という被写体があったか・・・。

名古屋市立大学北千種キャンパス
iPhone
ISO50,焦点距離4mm,露出補正0,f/2.4.1/4926
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする