Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE373. 大変役立つ指標

2012年06月10日 | Shinkansen commuting
 土曜日は完璧な梅雨空であった。新幹線のなかから見える山は、頭が雲に覆われていた。雲の高度が随分低いんだと思いながら、名古屋に向かった。休日というのは、大学が静かだと思っていたら事務主任がいた。案の定要件を言いつけてきたが、休日なので返事曖昧に。というか主任も少し退屈していたのだろう。
 このところ、「「超」失敗の本質」と「技術で勝る日本がなぜ事業で負けるのか」という二冊の本で、大分今の日本のコンセプト的な実態がわかってきた。やはりそうだったかという感じである。
 これらの本には、問題点については十分に解析されて書かれてあるが、ではどうするかという方策はいささか希薄である。それで私の場合は良いのである。問題点が明確に構造化されれば、解決策はコンセプトワークを主とする私がも大いに自信を持ってつくります。また新しいネタができた。さて仕事がこないかな(笑)。まあ次の時代の準備ができたというべきだろう。
 例えて言えば技術至上主義という指標が変わった。デジタル機材でいえば、ニコンD800Eのような世界最大の画素数という時代はおしまい。もはやマイクロフォーサーズのように使い勝手の世界なのである。レンズマウントなんてもう公開されてしかるべき技術だ。そのほうがレンズメーカーからすぐれたレンズが登場できる。あとはプリンターで設けようというキャノンの戦略が現代的なのである。ニコンはプリンターを製造していないので、時代に乗り遅れましたな。
 デジタル撮影機材は世界のなかでも、日本がダントツに優れているので、やはり世界の動向を見るのに大変役立つ私の指標になるわけだ。

米原-岐阜羽島,2012年6月9日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO200,露出補正-1/3,f4.5.1/250iFinish
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