Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE381. ちゃんと勉強したのか!!

2012年06月18日 | Photographic Equipment
 あたらしいボディを手に入れると、一通りのライツのレンズを付けて試写してみる。最近オリンパスにも道具として評価できるプロダクトが登場したからだろう。
 ライツレンズの中でも解像度が優れている1970年代製造のテレ・エルマリート90mmを付けてみた。 ボディが小さいので、ライツレンズと違和感が少なく、むしろなじんでいる。 ライツとしては新しいレンズだから悪かろうはずはない。 この試写結果は明日のブログにでも書こう。
 話題は変わるが、今論理的に明らかにおかしい現象で日本全体が煙に巻かれている。原発の停止と大飯原発の再稼働である。日本の全ての原発の設計や構造的欠陥があって日本の原発をすべてを停止させストレステストを行って安全性を検証したというならば論理的である。
 だが現実は、天災に襲われた福島原発が原因で日本全体の原発を政治的に停止させ、経済と生活の負担を強いられている。特に経済や生活の負担を強いられながら、日本全国の正常に稼働している原発を停止させる理由はなんだろうか。危ないから停めようという非論理では、何の解決にもならない。前者と後者とでは論理が全く違っているばかりか、議論すべき論理がすり替えられていることを世論は気がついているのだろうか。
 そうなるとこの論理すり替え現象は意図的だと思わざるを得ない。誰が意図したかと言えば、天然ガス企業と船会社である。原発をすべて停止させれば、火力発電用の天然ガスの需要が伸びガス製造や商社などの企業は大いに潤う。さらに天然ガスを輸送する船会社が儲かるといった経済のメカニズムが背後に働いているといわざるを得ない。もっといえば、それら企業の背後にあって日本を安く買いたたこうとする国際的投資組織である。彼らが過度の非論理的原発不安を創作し、世論と幼稚園的政治家とマスコミを動かしているのだろう。
 適切に言うならば、原発の最大の問題は使用済み核燃料を永久に捨てられないことである。現在使用済み核燃料は地下倉庫に永久保存されている。それでよいのか、というのが本来の議論の焦点である。それは原発の再稼働とはまったく関係がない。
 捨てられないやっかいな燃料であれば、やはり人類は再生可能な自然エネルギーを使うほかないのである。だが自然エネルギーは明日から日本の電力の代替にできるわけではない開発途上の技術なので、早期開発が望まれるというのが今後の課題である。
 科学の問題は、やはり科学の論理でなければ解決できないということは、高等教育を受けた人間ならばわかるはずだ。にも関わらず非論理的な話で世論も政治もマスコミも突き進むという現実をみていると、おまえ達!、ちゃんと勉強したのか!!、と言いたくなる。
 
2012年6月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO1600,露出補正-1/3,f5.6.1/100,iFinish
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