Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編76. 大艦巨砲主義発想

2012年01月16日 | Kyoto city
 弓の引き初めの時だけ、大変ずうたいの大きく重いCanonEOSシステムを持ち出す。1年に1度だけの使用である。その理由は600mmの焦点距離が欲しいこと、和服の綺麗な色彩の描写が優れていることである。
 オリンパスペンの描写を見慣れていると、キャノンの色は安定感があり、手ぶれ防止機能がついたこの白レンズは、ヌケがよくて大変美しいと思う。さらに単焦点レンズ並みに画面のヌケがよくて私のお気に入りレンズであるのだが・・・。
 こういう画像が撮影できると、EOS5Dのボディあたりが今は安いので良いかなと思われるが、ペンと比べれば価格が一桁多く、普段持ち歩くのには、あまりにも大きく重すぎて私の活動に追随できない。キャノンの広角ズームとこの望遠ズーム・レンズでシステムにすると、それだけでリュックが一杯になり、他のものがに入らない上に大変重い。前にも書いたが、私は撮影が仕事ではないので、MacBookAirや書類やスケッチブックや画材は、どうするのだと言いたい。
 性能は良くても実際には使えない、こう書くと、かっての帝国海軍の大艦巨砲主義の典型、戦艦大和を思い出す。戦艦として大変性能は優れていたが、世界は既に航空機の時代に入り、その性能が活かされることなく、大きさをもてあまして格好の標的となり、あえなく沈没したという歴史である。
 日本って、いまだに、大艦巨砲主義発想で撮影機材をつくっている、カメラマンや撮影マニアからは絶大の信頼をされているメーカーがあるわけだ。それでは、ソニーのフォークマンを撃墜した、アメリカ製のiPhonには勝てないと思うけど。EOS5Dやレンズシステムの性能で、ペンぐらいの価格と大きさだといいのだけど・・・。
コメント
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