Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE241. 冬の生態、冬の必需品

2012年01月06日 | Shinkansen commuting
 大学は、正月明けから2月の上旬まで24時間施設がオープンになる。卒業制作や論文の締め切り日だから、この一ヶ月は、土曜も日曜もなく24時間建物が使え、暖房も入るので、学生達は泊まり込みで制作などに励むことになる。
 こう書けば、聞こえがよいのだが、学生達はしっかり食材を持ち込み、冷蔵庫もあるので、みんなで自炊をしながらの生活である。もちろん夕方になると食事にやってきて夜中に制作し、朝帰るという強者もいたりする。つまり、ここには、制作をしながら密なコミュニケーションを楽しむ有意義な時間がある。美大や芸術工学系大学でよくみられる冬の生態であろう。
 ところで、今日の京都は大変寒かった。私は、朝はフランスパンのサンドイッチに珈琲であり、昼はダイエットで緑茶に大変軽めに食べただけなのだが、一日中寒さが身体から抜けなかった。どうしてだろうと探っていたら、珈琲と緑茶は体温を下げ利尿作用があり、明らかに栄養が足りない、ということがわかった。
 そこで、夜にすき鍋を食し日本酒を飲んだら、不思議と寒いという感覚が身体からなくなっていた。そうか、米だ。米が京都の冬の寒さに打ち勝つ食べ物だ。だから、朝はご飯とみそ汁という古来からの食事が、底冷えがする京都では、大変重要なのだということに気づかされた。
 名古屋の大学の学生達が24時間オープンの実習室で夜な夜な自炊をするというのも、実は寒さに打ち勝つために必要な方法なのである。確かに炊飯器はおいてあるよな。それは冬の必需品なのである。毎年名古屋の冬の寒さをすごしてきた彼らの生活の知恵といってよいのである。

京都-米原,2012年1月5日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO200,露出補正+1,f5.6,1/400,i-Finish
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PEN LIFE240. 朦朧(こんな漢字かい!)

2012年01月06日 | Shinkansen commuting
 昨日は寒波が来ていた。京都市内も私のところは朝方少しばかり雪が舞っていたが、積もるほどではなかった。雪があがると晴れていた。雪のおかげで少し身体が寒さになじんだのかも知れない。だが新幹線が徐行しながら関ヶ原に近づくと雪一色の世界である。気温零度という表示が見えた。
 今日から授業が始まった。学生達が来るとやはり仕事をしなきゃという気分になるのが不思議だ。今日は頑張って講演の原稿作りの仕事をしていたが、それでもあと40ページも書くのかよ!、という思いの方が強い。さて講演までに一週間しかない。超あわてなければ、という心境だ。そんなことを書いても第三者にはなんのことかわからんだろうが。世間では、三連休でも、私が休めるのは日曜日位だろう。それに家の雑事もある。そういうの、ほっといて欲しいな。
 大体新年早々に講演などを引き受けるのが、悪い。といっても義理もあるので、やめるわけにもゆかない。それに新年は夢を見る、というのが縁起物になっているのだからさらさら余計に始末が悪い。私の講演のポスターには、100年後の夢、と書いてある。夢をみさせなければ、というこちらのプレッシャーもあるぜよ。えっ、100年後だって!!、そんな先のことわたしゃ知らんぜよ。
 新年七草の頃、もうろう・・・朦朧(こんな漢字かい!)としている。もう寝る!!!。起こすな!!!!!!!。

米原-岐阜羽島,2012年1月5日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO200,露出補正+1,f7.1,1/640,i-Finish
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