歳をとると、突然何かの切っ掛けで、20代の頃の記憶がよみがえることがある。あの頃ほんとはこんなイメージを志向していたんだ、といった具合に。それも表層ではなく、深層イメージだったりする。
こうした深層イメージというのは、やっかいである。何しろ当人が、当時、潜在的に意識していても、そこに様々な表層の利害や欲望や状況に攪乱されている内に、気づかなくなってしまっている。さらには忘却し、再度気づくのには、人生の半分以上の時間を過ぎてから、ということもあるだろう。そのときに気づいても既に手遅れである。
このように書くと、何のことかがわからない人もいるだろう。まあ、それでいいのである。それが我々の生活世界なのだから。
そう考えると人間って意外に表層の状況で生きているんだなと、いうことがわかるし、デザインはまさに表層そのものだなと思ったりする。
こう考えたのも、アップル社のプロダクトデザイン取締役であるロバート・ブルナーの記述を読んでいたからかもしれない。「エクスピリエンス」(体験)というキーワードが面白いと思った。たしかチームディズニーもこの言葉を使っていた。表層も深層もエクスピリエンスである。デザインの現場では、そう書いておくほうが、解りやすいだろう。
京都・八坂神社
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED
こうした深層イメージというのは、やっかいである。何しろ当人が、当時、潜在的に意識していても、そこに様々な表層の利害や欲望や状況に攪乱されている内に、気づかなくなってしまっている。さらには忘却し、再度気づくのには、人生の半分以上の時間を過ぎてから、ということもあるだろう。そのときに気づいても既に手遅れである。
このように書くと、何のことかがわからない人もいるだろう。まあ、それでいいのである。それが我々の生活世界なのだから。
そう考えると人間って意外に表層の状況で生きているんだなと、いうことがわかるし、デザインはまさに表層そのものだなと思ったりする。
こう考えたのも、アップル社のプロダクトデザイン取締役であるロバート・ブルナーの記述を読んでいたからかもしれない。「エクスピリエンス」(体験)というキーワードが面白いと思った。たしかチームディズニーもこの言葉を使っていた。表層も深層もエクスピリエンスである。デザインの現場では、そう書いておくほうが、解りやすいだろう。
京都・八坂神社
Fuji FinepixS5pro,AF-SNikkor16-85mm/F3.5-5.6ED