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書道家Syuunの忘れ物

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「心理経済学」を理解しない学者、経済官僚達の無情

2009-04-12 23:42:27 | 日本の経済議論

「心理経済学」を理解しない

学者、経済官僚達の無情


2009/04/12読売新聞朝刊「けいざい百景」・不況でも売れる謎(論説委員・安部順一)というコラムがあった。
この「不況でも売れる謎」ではTDL、TDS(ディズニーランド)の好景気と任天堂の「Wii」の売れ方を分析して、「個人消費は経済学の論理で動くように見えますが、実は心理学の要素も強いのです。消費者をどう虜にするか、作り手の腕の見せ所です。」と結んでいる。

この意見というのは、以前から小生などが言っている通り、内需拡大・個人消費と言うものは、「お金を使ってもよい心理」にさせることが重要だと言う事である。
しかし、過去官僚である与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は、

「熊本県天草市内で講演し、政府・与党がまとめた追加経済対策に、消費税引き上げに道筋を付ける『中期プログラム』の改定方針が明記されたことについて、『改定すると書かないのは無責任だ。今は日本の経済が駄目になるからということで(景気対策に)お金を使うことが許されているが、借金をほったらかしていいというわけにはいかない』と述べた。」(産経新聞)
と報道されている通り、消費税値上げを又連呼してしまった。
この様に、いずれ増税すると言えば消費者は身構えるというのが心理というもの。
そして、今のように長年ほぼゼロ金利政策が続いているようであれば、「余裕の金」があるという心理も湧かない。
今の内需が活発でないというのは、この心理に基づくものである。

産経新聞「【日曜経済講座】編集委員・田村秀男 デフレは死に至る病」では、
「デフレがどれだけ、世の中を暗くするのか。自殺者数、倒産件数とデフレの統計をグラフにして重ね合わせてみた。自殺者が急増したのは消費税増税で消費が一挙に冷え込んだ1998年である。翌年(1999)からデフレが始まり、自殺者数は高止まりし、毎年三万数千人にも上る。」と書かれているだか‥‥、
実は1999年「1999年2月、日本銀行は短期金利の指標である無担保コール翌日物金利を史上最低の0.15%に誘導することが決定(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)」と超低金利に突入した途端にデフレになる。(2000年よりゼロ金利政策)(産経新聞提供の図参照)


(産経新聞より・青線の加筆)

編集委員・田村秀男氏は、「景気は事実、2001年から多少なりとも回復していたのに、デフレは続き、暗い世相が広がるばかりだ。」と書いているのに金利とデフレとの関係には一切触れていない。

心理経済学と名前をつけるとすれば、この低金利政策によって消費者の消費マインドが崩れ、内需が停滞したと考える。事実この時期は建設不況で住宅、事務所建築などが総崩れの状態だった。
この不況から多少なりとも回復したのが、米国の金融バブルに乗って拡大した中国生産による中国輸出特需だった。
その時、日本からリサイクル用ペットボトルや古紙が消え、不要電化製品を買い取る業者が全国を回った。
その金融バブルが弾けて、元の姿に戻った以上に日本から「金」が消えてデフレが進行するというのが今の状況だ。
田村論説委員氏は「デフレである以上、モノの価値は下がる。たとえ預金金利がゼロ同然になろうとも、おカネを消費に回さずにためたり、たんすの引き出しに置きっぱなしにしている方がよいというわけでおカネは世の中に回らない。」
と書くが、ゼロ金利だから元金を減らさないように金は使わず、又金利が付かないのなら「タンス預金」でも困らないと言うのが本当だ。
以前から言うように、低金利、ゼロ金利では「金」は動かない。
そして、消費も特別な場合以外はしないというのが「心理経済学」の基本だ。
その特別な場合というのが、子供を連れて家族で楽しむディズニーランド、ディズニーシーであると言うことだ。
今小市民が考えることはかっての猛烈社員とは打って変わって、マイホーム主義。
ワークシェアリングが叫ばれているとき、時間はたっぷりある。
家を買ったり車を買う金はないが、「子供の思い出作り」に便乗して憂さ晴らしで、親も何も忘れて一時楽しむ非日常性。
こういう事が理解出来ない経済学者、経済官僚達というのは、田村論説委員氏が言うように小出しの見せかけだけの経済政策を実行する。
しかも、実行効果は無いとわかっているのではないかと思わせる節もある。

まいど言う様に、帝国陸軍のインパール作戦の突撃の様な無駄な命令だ。
無駄とわかっているにの実行するというのは、日本の官僚主義の典型だ。なぜなら彼らは安全圏にいて絶対に被害に遭わないからだ。

「政府紙幣を発行して需要喚起の財源とすべきだという案である。例えば、定額給付金を1人当たり1万2000円とはせず、時間もかける。10万円という単位で政府紙幣を消費者に配る。需要が増加し、物価が上昇し始めるまで続ける。」(前出)をしょうこにもなく述べ続ける。
勝手に政府紙幣を発行すれば、円の価値は下がり猛烈な円安となって家計を直撃する。
即ちデフレ経済下の物価高で、その内にインフレになる
それだけでない。
本来インフレになれば、預金金利は上昇に転ずるはずなのだが、ほぼゼロ金利政策でほとんど預金は増えないのに、預金は相対的に目減りする。
これはお年寄りを直撃する。
結局、政府紙幣を発行など言うのは無理な相談だと言うことだ。

遅咲きの「桜の花」を見て思うこと

2009-04-11 23:46:16 | ちまたの噂・雑記事

遅咲きの「桜の花」を見て思うこと


今年の桜の開花は一週間ほど遅く、咲き始めたかと思ったらあっという間に咲き、満開になってしまった。
だから街の中心部のある市立図書館の桜は、丁度公立小中学校の入学式に合わせたように満開になった。



8日に写真を撮るのでよくよく見ると桜の木は巨木になっていた。
この図書館が出来る前は、理容学校だった。
子供の目で見た理容学校は、校庭を使うわけでもないのに広い校庭があって、梅雨の頃は水たまりが沢山出来ていた。
そして、春と言えばこの桜の木だった。
この桜の木の下を通って登校した思い出があるから、咲くのは遅かったのかも知れない。
しかし問題だったのは、手入れが良くされていなくて「毛虫」が至る所に落ちていた。桜の木というのは、栗の木、柿の木と同じように毛虫の巣窟だった。
それで、桜の季節は反対側の道路を帰ったものだった。

何時も桜の木を眺めることなど無かったのに、今年はなぜか桜の木の下を通ることが多かった。
そして、今日は昔通学路にしていた「寺」の前の桜を久々見た。
 


寺の横に住んでいた同級生がいて、材木が沢山置いてあったから建築屋だったろう。
その北側の路地には、昔の恩師の自宅があった。
見てみたら古い平屋の家だったところには立派な新築の家が建っていた。(表札は未確認)
北側の小学校の通学路沿いにあった家は無くなり、駐車場になっていた。

昔中学からの帰り道、通学路など指定があったのかは覚えていない。
少なくとも舗装された道などほんの中心部だけだった。そこを春は埃にまみれながら通学した。
この寺の廻りも未舗装だったはずだった。
ここを別の小学校出身の同級生と一緒に帰った事も何度かあった。
その時の同級生とは、今ほとんど県外に在住して会うこともない。

通常通学路の方は、今では結構交通量の激しいところだ。
昭和初期は、国道など無かったからメインストリートだった。
その道に沿って、桜の花が咲く公園がある。
その公園の昔は、当然ながら方形の形をしていた。しかし今は角の一番良いところに総二階建て事務所兼住宅が建っている。
通学路で毎日見ているのだが、公園の角に、あるとき建築の現場事務所としてよく使うプレハブの事務所が無造作に置かれていた。
それも、1年ほど放置されていた。
その内に事務所として使われ始め、ついには家が建ってしまった。
なぜなのか、その家を見るとそう思う。以前は、公園の冊があった筈なのにである。
昔は色々妙なことがあるものだ。



サプライズのない「15兆円の追加景気対策」で日本沈没

2009-04-11 00:17:54 | 日記

サプライズのない「15兆円の追加景気対策」で日本沈没

2009/04/10、しばらくぶりにある建築屋(土木・鉄工所・不動産業も兼ねる)に用があって電話したが、「ただいま使われていません」の声。
電話番号が間違えたかと電話機を代えて電話してみたが同じ。
ネットではどうかと調べた見たら、間違いなくその会社の電話番号だった。
それで、わざわざ20分も車をとばして行ってみた。
以前行ったのは何年か前だか忘れてしまったほどのところだった。
国道から会社名が見えたので、印刷した地図をたよりに、「この辺か」とどう見てもそうでなさそうな脇道を入ったらその会社だった。



進んでいったら、会社の正面に「破産」の文字が見えた。半年以上前のものだが、これがあの官製不況の影響だと直ぐ分かるものだった。


悪い予感が当たるのは困ったものだ。
「政府・与党は10日、首相官邸で麻生首相と関係閣僚、与党幹部による会議を開き、追加景気対策を正式決定した。」という。
誰が見ても、これが経済対策と目を疑う様なものばかりだ。
こういう経済対策というのを、戦前の軍隊の「愚」の逐次投入による失敗と同じだと思うのは小生だけではあるまい。
近年の行政、政治を見てみると、中央官庁の高級官僚氏が忌み嫌う帝国軍隊と全く同じ行動パターンだと言う事が戦史から良く分かる。
はっきり言って、昔の軍人さんが今の「官僚」に置き換わっただけと言うのが平成の失敗というものだ。
そして、その昭和の軍人さんの大失敗したものは、「戦術」はあっても「戦略」はなし。戦線では逐次投入の上、補給概念なし。
どこにも今の政治と変わったものは無い。
ここで「補給」概念がないというのは、経済では一時的な「対策」で金を投じるが、それで永続的な政策にならないと言う事。
要するに、その場限りの「捨て金」と言う事だ。

「地球環境対策」でエコカーへの買い換えなのだが、本当に「エコ」になるのか本当は不思議なものだ。なぜなら、ハイブリッド車というのはサンデードライバーなど、毎日長距離乗らない人には無用の長物だからだ。
しかも、ハイブリッド車はカタログ通りリッター30キロも40キロも走るわけではない。
実走行となれば20キロも走れば御の字、場合によっては15キロ程度しか走らない。
これは、ちょっとした通勤なら1,500ccの車と大差ない。
それで、150万円で買える程度のものを250万円で買うのだから余程メリットが必要だ。そして、サンデードライバーならば買い換えないでそのまま使っている方が、エコになる不思議さがある。
その上、誰でも買わないハイブリッド車は兎も角も、エコカーへの買い換えとて補助が少なすぎるというものだ。
そんな金額なら、サンデードライバーはどうせ走行距離が少ないのだし、我慢して潰れるまで乗る。その方が何と言っても懐にも環境にも易しい。

居住用住宅に限り、500万円の贈与税非課税枠を増設して610万円まで非課税。
麻生さんは、先日まで贈与税を非課税と言っていたのに、なんだ住宅対策になっている。
正にやる気のない官僚作文。
今までだって、内緒で親が子供の住宅用に1,000万円位援助している場合もあるなどは公然秘密だ。
実態は、景気対策15兆円なのだが、役に立たない公共事業以外何もないと言うのが本当だろう。
毎日新聞2009/04/10社説「15兆円対策 大盤振る舞いの結末は」でも「この筋立ては理路整然としており、無駄を排除しているようにもみえるが、実態は全く異なる。」と書かれている。但し「環境にやさしい自動車の普及は悪いことではないが、低炭素社会を視野に入れるのであれば、マイカーに頼らなくてもいいまちづくりや地域づくりに力を入れるべきなのだ。」と地方を眼中に入れていない東京志向なものの考え方は今まで通り。

結局今の政府は、従来型の政治。宮沢喜一元首相などのような政治になっている。
あとは、米国経済の回復を待つのみだとしたらどうかしている。
戦後結局、国防も経済も政治も米国任せという「奴隷の平和」を享受するしかない日本になってしまった。
昭和の軍隊に「戦略がない」と戦記物で批判されるのだが、今の政治にも「戦略」が無い。
「戦略」は理念から生じるのだが、「沖縄県石垣市の大浜長照市長が3日付で、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)への上陸許可を求める書簡を中曽根弘文外相あてに送付」(産経新聞)という事に対して、毎日新聞では「石垣市は口頭で地方税法に基づく固定資産調査を求めてきたが、国の門前払いが続き、今回文書で調査を求めた。」
「上陸を許可すれば、北朝鮮によるミサイル発射を受けた国連安全保障理事会での協議や、29、30日の麻生太郎首相の訪中に影響するのが必至なためだ。」と弱腰外交をまたまた中曽根外相は躊躇しているきらいがある。
これも「戦略がない」証拠だろう。
はっきり言えばその場限り。民間ならこんな事をしていたら直ぐに「破産」になる。
親方日の丸の無責任の人達なら、東京都下水道局の様に無駄金も平気で使える。
その上、毎日新聞が懸念している「国連安全保障理事会での協議」など尖閣諸島とは全く関係ないところで決まった。
中国に対して異常とも言える神経を使う外務省、マスコミ。
万が一中国の軍艦が強制占領すればどうするのだろう。
多分言葉で何とか言うかも知れないが、竹島と同じように何も手が打てないと言うものだろうか。

日本が首を長くして待つ米国経済の復活。
今後明らかになるのは、日本の経済政策の失敗を手本とした、オバマ政権の経済政策の失敗だ。
早晩、AIGやGM、その他公的資金で細々と命脈を保っている企業は破産させて「負債」を確定させる必要がある。
負債が確定されて始めて救済が出来ると言うもので、今はザルに金を流しているようなもの。
その流れ出たものの一部が多額のボーナスというものだが、結局負債が膨らんで単なる延命に過ぎなくなる。
一般企業なら遠の昔に潰している。
今米国の株が上がっているのを見て、「米国や中国の生産活動に底入れの動きが出てきた」(第一生命経済研究所の嶌峰義清氏)
「米国や中国経済は最悪の時期は脱してきた。特に、米国は、今年後半に成長率がプラスになる可能性もあるとみている」(大和総研の熊谷亮丸シニアエコノミスト)
などとノーテンキな事を言っている。

別に米国の景気が上がっているのではなく、米国特有の株の投機だと思えば、誰しも納得がいく。
この憶測が当たるかどうか、今後の動向を見てみよう。


庶民感覚無視・無駄使い・東京都下水道局のワッペン騒動に驚く

2009-04-10 22:03:08 | ちまたの噂・雑記事

庶民感覚無視・無駄使い・東京都下水道局のワッペン騒動に驚く

2009/04/10の読売新聞一面は、「東京都下水道局が職員の制服用に作製したワッペン2万枚について、デザインが都の内規に反するとして約3,400万円かけて作り直した問題」というこの不景気に大盤振る舞いしたスクープだった。
その後「都のワッペン2万枚無駄に 3,400万円出し作り直す(産経Web)」で後追い報道があった。
その批判に対して、東京都下水道局総務課は「ワッペンは長期間使用するもので、内規に反していることを知りながら放置するわけにはいかなかった。大きな追加支出をしてしまったことは遺憾」としているのだが、驚き溢れるものだ。

こんな無駄なことは、多分石原知事なら「立腹」と思ったら案の定「バカじゃねえか…幹部は処分…ワッペン作り直しで石原知事」(読売Web)という記事があった。
読売報道によると
「内規は、マーク制定の1,989年(バブル時代)に作られたが、都の担当課は『使用方法で混乱しないよう一定の約束事を設けたが、強制ではない』としている。」からまた驚くというものだ。
どこの会社でも規定というものを作ることがあるが、「強制基準」と緩やかな「基準」などがあるのは当然なのだろう。
緩やかな基準というのは趣旨が合えばと言うもので、「ワッペン」などどうでも良いようなものだろう。
そして、普通金をかけて作ってしまえば、それを使うのが民間感覚なのだが、この不景気のご時世に「ハブル時代」を彷彿とする感覚が官庁にある。
これは官庁というものは、未だに「ハブル時代」の感覚が抜けていないと言う事を証明するものだ。
これも東京都という、小さな国の財政規模に相当する富裕な自治体だから出来ること。
全くあきれたものだ。


日本の自立景気回復遠のく日銀政策

2009-04-08 22:34:46 | 日記
日本の自立景気回復遠のく

日銀政策


日本銀行は7日の金融政策決定会合で「政策金利(無担保コール翌日物)は誘導目標を現在の年0.1%に据え置いた。」
今日銀は、「金融機関に資金を貸し出す際に受け入れる担保の範囲を広げ」今やなんでも担保にとってカネを貸し出す姿勢だ。
しかし、借りた金は必ず返さなければならない。
返せなかったからと担保に取ったものが目減りすれば日銀は大きなリスクや負担を強いられる。
要するに、今日銀がやっていることと言うのは景気対策としての「結果」の先送りに過ぎない。「先送り」即ち米国が景気回復して「日本を助けてくれる」のを待つと言うものではないか。
そして、日銀がやっていることと言うのは、直接国民に係わるというものではなく金融機関などに対してのこと。
金融機関も、貸し倒れの恐れのあるところには貸さないのは常識だ。
結局企業も嵐の止むのを待っていると言うのが今の日本なのか。

政府もドイツで成功している例に倣って「新車登録から13年以上経過した車を廃車にして、10年度燃費基準を満たした車を購入する場合、普通車で25万円、軽自動車で12.5万円を補助することを想定。」することにしたようだ。
ところが、日本の政策の貧弱であまり役に立たないと思われるのは、ドイツの「スクラップ奨励金」が「購入から9年以上経過し、1年以上保有した自動車を廃車にして、環境基準をクリアした新車を購入すると、2500ユーロ(約30万円)が支給」と言うのに対して大幅に小ぶりだからである。
しかも、日本にはドイツにない車両重量税と物品税(自動車取得税)がある。
ガソリン税に消費税がかかる不合理がある。
継続車検が2年でそれに車両重量税が又懸かる。いい加減にしろだ。

要するに、日本の景気対策というのは「大胆さ」「人を驚かせる」と言うものがない。
これは、やはり官僚が考えることで「無難」批判を恐れるものになる。
結局、逐次投入になって殆ど役に立たないと言うのが今の国の政策だ。

いずれにせよ、国民に驚きを持って迎えられるような政策をしない限り成果は現れないと言うのが本当だろう。
そして、今政府は国民に金を使わせようとしている。しかし、小銭はあっても大銭はないというのが今の国民立場だろう。
なぜなら、国民の懐は減ることはあっても増えることはないと言うのが現状だからだ。
預金も本来なら「利子」を使って元金を減らさないと言うのが、老後の思惑だった。
それが、今では元金の食い潰し。
「贈与税の減税」と言っても、親にそんなに金があるのかというものだ。
しかも、親が子供に「金」をくれてやれば子供はその場限りで親の面倒も見ないなど当たり前だ。
親は、金を持って子供に対して「優位」に立ったりするというのは世の習いだ。
そうして、「贈与税の減税」と言っていざ相続になったら、「贈与」は相続に含まれると「通達」が出されたらそれで終わり。
出さなくても良い「金」が表に出て、丸のまんま取り上げられかねないというのが今の政府だ。
はっきり言って、今の政府を信用していないと言うのが国民の真意だろう。
なぜなら、あの「社民党」を見てみれば、
「核発言『極めて危険』社民・福島党首」(産経)と言葉狩りをしている始末。
もっとも社民党は、「北ミサイル発射抗議決議」を棄権。
海賊対策も反対だった政党が「民主党」と連立を組んで政権を取ろうとする。
こんな国民のほとんど誰も指示しない意見がマスコミに取り上げられる自体異常としか思えない。
多分、次回の衆議院選挙では消滅の危機に貧するだろうが、残るようなら日本の国というのは希望がない。

定額給付金で買うDVDレコーダーVARDIA RD-S503

2009-04-07 23:59:43 | 日記
定額給付金で買うDVDレコーダー

VARDIA RD-S503


定額給付金の通知が来た。定額給付金など要らないと思っていたが、4月になって今年は大幅に収入が下がると分かって取りあえず有り難く頂ことにした。
しかし、こんな金額の一時金、使ってしまえば泡と消える。本当のところ何か有効なことに使って貰えればとも思う。
今年の桜は当地では遅く、まだ満開に今ひとつ。例年なら入学式の今日ぐらいには散っているところだ。
この桜の花と同じ頃に来るのが不思議と機械の壊れ。
家族が長年使っていたVHSのビデオデッキからテープが出なくなった。
「ビデオデッキからテープが出なくなる」というのは、余程使い込んだと言うもの。
昔使っていたビデオデッキは、「テープが出なくなる」前にヘッドがおかしくなったりした。
それが壊れたのが3月末。以前使っていたビデオデッキを出してくればいいや、とタカを食っていたらDVDレコーダーを買う羽目になった。
DVDレコーダーは、約3年半前に買ったアナログの東芝RD-XS57があって、地上波アナログチュナー2付W録というもの。
当時300GBのHDDだから高った筈なのだが、製品末期だったから結構手の届く値段だった。この頃の製品というのはBSもアナログで、結局CSを見るためにパラボナアンテナから110°CSチューナーまで買う羽目になった。
この金額当時はセットで約70,000円。今なら110°CSチューナーは標準セットになっていると言うのである。
但し、当時でもスカパーなら全部タダ出もらえた。
今度地デジになるとこの東芝RD-XS57というのは、ほとんど無用の長物になるのだがCSなどの外部入力で細々と使える事になる。

ブルーレイ搭載のレコーダー‥‥
SONYでも「スタンダードモデルT」でネット最安値63,000円前後。
PanasonicだとDIGA DMR-BR550が最低線だが最安値63,000円前後。
それにしても、このクラスだと一つ上の機種と差がありすぎ。
古いタイプだと「ダビング10」に対応していないので却下。
‥‥と言う事で、ブルーレイ搭載のレコーダーは価格が高いのでDVDレコーダーと言う選択をした。
それで、以前と同じ東芝製なら‥‥VARDIA RD-S303又は、RD-S503
それが、2、3月には最安値があったのに、4月になって売り切れて高い店だけが残った。

取りあえず、4月4日にヤマダ電機、コジマ電気、ケーズデンキとまわってみた。
コジマ電気、VARDIA RD-S503 75,000円程度の価格表示、RD-S303は展示品もなし。
ヤマダ電機、VARDIA RD-S503、69,800円10%ポイント(約62,820円相当)、RD-S303、58,400円18%ポイント(47,888円相当)。
ケーズデンキ、RD-S303、限定特価品の白札で59,800円。RD-S503は、72,800円に斜線。
当時の、ネット価格最安値はRD-S503、63,000円(2009/04/07現在59,297円)、RD-S303は47,400円(2009/04/07現在48,400円)
Panasonic DIGA DMR-BW750だとヤマダ電機で106,200円の12%ポイント。(2009/04/05ネット最安値¥84,199)
可愛くありませんね。



東芝製は、6月と10月に新型に切り替わる時で、VARDIAの今のシリーズは在庫処分価格になっている。
製品は中国製で連休前に一便入るか、又は生産調整で新型に切り替えて終了するかと言うものだろう。
だから、HDDが320GBのRD-S303はあまり売れなかったのか、結構在庫は多そうだった一方、HDDが500GBのRD-S503は品薄状態。
ヤマダ電機のWebサイトでは製品が登録されていないし、ビックカメラcomでは「次回入荷4/中旬予定です。予めご了承ください」だった。

ビックカメラでは、その昔VHSレコーダーを買ったとき酷い目にあった。
それはビクターの一番上から二番目くらいの高級品。
4月中旬で安い価格がついていながら在庫なし。
聞くと、月末になったら製品が入ってくるという。
それで予約しておいて、取りに行ったら「開封品」だった。
電源ケーブルは油汚れで汚れて真っ黒。
製品そのものも薄汚れていた。はっきり言えば中古品。
返品をして取り替えて貰ったら、同じような酷いものが来て結局諦めてしまった。
箱には、「問屋」からの運送シールが貼ってあるから全くどういうものなか今でも疑問。

ビックカメラというのは、Pentax*istDの製造中止品をネット販売で売ったときも同じようなことがあったと、かって価格コムに書かれていた。
製品末期のビックカメラ製品というのには危ないものがある。
しかし、コニカミノルタがカメラ事業から撤退した時、デジ一眼αSweetDを投げ売りしたことがあった。
この時、ビックカメラcomで買ったが、「間違いなく新品で」不思議と故障もしない良品が届いた。
その点、ヨドハシカメラというのは「製品末期」でも危ないものを扱わないから、そう言うことは一切無かった。
東芝RD-XS57というものの製品末期製品も間違いない「良品」だった。

それにしても、製品末期ものというのは「店頭品」も混じるから困りものだ。
但し、VARDIA RD-S303、RD-S503も店頭から撤去しているのはコジマ電気ぐらいなものでまだまだ安心というものだ。

それでヨトバシドッコムを覗くと、
# 特価:¥66,600 (税込)
# 20%還元 (13,320ポイント)# 在庫あり
# 24時間以内に出荷可能

このヨトバシゴールドポイントカードという物を持っているのだか、以前はネットポイントの共通化が計られていなかった。
それで、ネットポイントは消失してしまった。
ビックでαSweetDを買ったときは、ビックは共通化が計られていたから、今でもポイントは残っている。
それで、ゴールドポイントカードの共通化が出来なかったら諦めようと思っていたら、「ゴールドポイントカードIC eLIO」の「お客様ID暗証番号」が出てきた。
一挙に、共通化したからgoと言うもので「ゴールドポイントカードIC eLIO」を使って買ってしまった。
ヨトバシドッコムも夜半には「在庫なし」になり、VARDIA RD-S503は売れ筋なのかなと思ったりもした。
2009/04/04の夕方6時過ぎ注文して、翌朝9時半には届いた。
恐ろしく早いものだ。



それにしても、ゴールドポイントは溜まる一方で中々使えないと言うのは困りものだ。
しかし、定額給付金がゴールドポイントになって戻ってくると言うのは、全く妙なものだ。

俳優・水嶋ヒロとシンガー・ソングライター絢香の結婚について占う

2009-04-05 12:54:53 | 日記
俳優・水嶋ヒロとシンガー・ソングライター絢香

の結婚について占う


「アクセス52万件! 水嶋&絢香がHPで結婚報告(産経Web)」と報道されていたので公式HP(水嶋ヒロ OFFICIAL WEB SITE)にアクセスしようとしたら不可能だった。アクセス52万件!というのは、「所属事務所によると、通常約1万5000ページビューのアクセス数が、水嶋が27万ページビュー、絢香が25万ページビューを記録。」(産経)の合計。
「『水嶋ヒロ・絢香より皆様へ』と題し、2月22日に入籍したことを報告。『共にお互い支えあい二人で歩んで行こうと決めました。精一杯仕事で結果を出して行きたい』とつづっている。」(同)と言うものでTVの結婚会見の枠をはみ出すものではないようだ。
さて、これだけ話題になると本当のところはどうなのだろうと「スケベ根性」を丸出しに占ってみた。
結婚会見の最初報道で、報道陣から「拍手」が不思議と出たいう事が書かれていた。
こんな事は、実はあまり報道には出で来ない。だから何か感動的なものかあったのかも知れない。
先ず藤原紀香の結婚報道の時述べておいた「縁」だが、水嶋ヒロととの関係にはやはり前世からの「縁」があるようだ。
但し、その縁というのは「夫婦縁」と言うより、より濃い縁で「兄弟姉妹」に近い。
しかも、何か事を成し遂げるような「縁」なのである。
基本的には、絢香の方が圧倒的に運が強く絢香の意見に従うという事が出ているのだが、病気持ちと言う事を度外視しても元々絢香というのは、何か悲惨さを感じさせる。
その運勢は、元々本人が持っている運なのだがそれを克服しようとしてきたのは評価出来る。
そして、不思議なことに水嶋ヒロは、その絢香にどうしても付き合って行かなければならない運がある。
それが前世からの縁というものだ。
しかし、前世で「夫婦」と言うより「兄弟姉妹」と言う事が災いして、子供がどうも出来にくい気がする。分かりやすく言えば身体のリズムが合わない。
そして、それは長く一歩一歩と二人で歩んで行かなければならない事なのだろう。
易断では、結婚を占えば「砦歩(さいほ)の卦」。
地味だが、急いでは利あらず。しかし完成することに徳を得るという。
一方子供運は、
「秋藜(しゅうれい)の卦」。
意味は書かない、なぜなら前述の通りである。
ただ ただ、幸せな結婚を望むと思うのは、TVの結婚会見の絢香の顔を見れば誰しも思うことだ。

G20・不毛の経済学ゆえに日本だけがデフレ墜落の惨状

2009-04-04 21:27:31 | 日本の経済議論
G20・

不毛の経済学ゆえに日本だけがデフレ墜落の惨状


第2回金融サミットG20が開催され、新聞各社の社説として3、4日で述べられている。しかし、こんなに多くの国々、しかも経済状況が違いすぎる国々で協議して何が得られるのかと初めから分かっていたようなものだ。
日本は、単に金を出すだけ。
そして、11の新興経済諸国などは、例外を除いてほとんど経済援助を期待せざる終えない様な立場になった。
あとの意見というのは、米国とEU諸国の意見だけであり、正にその通りであった。
だから、泰山鳴動もせず、鼠一匹も出ずという結果に終わった。
米国が「各国に積極的な財政出動を求めた。国内総生産(GDP)比で2%以上を念頭に置いた。(読売新聞Web)」と財政出動求めたのに大して、EU諸国「ドイツやフランスは追加策は不要(同)」とした。
それは当たり前の話なのに、不思議とそのわけを新聞各紙は論説していない。
米国は、それなりにデフレに陥ってきているが、まだ完全にデフレに陥っているわけではない。
陥ったままなのは日本ただ一人という状況だ、と言うことを認識していないのは首相官邸だけかも知れない。
但し、日本に金がないわけでないのは誰でも知っていることだし、政府の口車を信用して積極的に株式投資や、海外投資した人は大損をして首が回らない。
それもババをつかんだのが、素人だけと言うのが本当の話だ。
金融機関だから機関投資家だから「プロ」と言えないのがこの世界で、「プロの様な素人」だから野村證券が潰れたリーマンの一部を買ったりしている。
お陰で、野村證券は大赤字に転落したのだが、こんな見通しのきかない「株屋」に投資を任せていたら間違いなく大損だ。
元々、野村證券というのは、株価操縦紛いなことをして手数料稼ぎをしていた証券会社だ。その手先として、最後に損をさせる投資家を抱え込んでいたのが当時の国際証券。
今では、野村系から離れて分離合併を繰り返して三菱UFJ証券となってしまったが、過去には、随分と損をさせてもらった。
いずれにせよ、確認しなくてはならないのは、EU諸国というのはデフレにもなっていないことである。なぜなら、消費国家でないから。
生活必需品以外買わず、耐久消費財は買わないからデフレが起きようもない。
良く日本の消費税は安いと増税を促す指標にEU諸国の間接税を示すことが多い。
本来耐久諸費材の輸出国でも消費国ではないから比べるのが異常である。
ならば何で国を運営しているのかと言えば、金融と武器輸出だ。
日本に輸出されている車、ボルボ(フォード)も潰れてしまったサーブ(GM)、オペル(GM)も米国ビックスリーの傘下だった。
要するに、EU諸国は「金融」だけを立て直せば足り、武器輸出は‥‥イギリス(2位15%)、フランス(3位13%)、ロシア(4位10%)ドイツ(5位5%)(スウェーデン10位)は、別に「経済危機の国を支援する国際通貨基金(IMF)の融資枠を拡大する点でも一致(同)」すれば困るものではない。
強いて言えば、米国に端を発する「ヘッジファンド」の規制ぐらいなものである。
そして、米国は日本の「失われた10年から学ぼう」と日本の経済の実験を分析しまくっている。
元々、「失われた10年から学ぼう」は、バブル経済をハードランディングさせようと米国の突き上げによって「総量規制」を行い。
その上に同じく米国から突き上げられて「不良債権処理」、「不良債権が増大する」との名目を持って、今で言えば大して大きくない「不良債権」を持つ「住専」を破綻させた事による。
米国経済学には資産として「不動産」は考慮されず実際問題含まれていないから、その膨れあがった債権バブルを潰すというのは大きな問題ではなかった。
結果、「失われた10年」どころか20年、25年になろうとしている。
しかも未だに、根本的なデフレ経済から抜け出でいない。

平成5年頃、「不動産鑑定士」の資格を持つある講演会に行って、2,000年(平成12年)には、不動産バブルが来ると予言した。
但し、その条件として公定歩合(現・基準割引率および基準貸付利率)5%前後とした。
しかし、2.5%だった公定歩合は、2000年には0.5%になり「不動産バブル」など夢の又夢だった。
実際の地価暴落は、それから約3年後。2003~4年だったのは皮肉だろう。

4月1日エイプリルフールに見る経済学者の高笑い

2009-04-01 23:30:25 | 日本の経済議論
4月1日エイプリルフールに見る経済学者の高笑い

時は春、
日は朝(あした)、
朝は七時
片丘に露みちて、あげひばり名のりいで、
かたつむり、枝に 這 ( は ) い、
神、空にしろしめす
すべて世は、こともなし  (ブローニング)
こんな詩を思い出そうという2009年4月1日。
大昔、春の日差し高い良い天気の日、エイプリルフールで欺されて朝早く起きる羽目になった事いつもも思い出す。
ところがどうだ、今日は風はまだ冷たく、昼過ぎには土砂降りの雨が降り始めた。
桜は、まだ蕾が見えただけ。
地球温暖化、それならもっと早く暖かくなって良いだろう。
少なくとも昔の方が、暖かい、そして天気の良い春だった。

4月1日になって何が変わったかと言えば、単に日が変わっただけではなく「年度」がかわった。それによって、収入が激減する様なことにもなりかねない。
クレジット会社からの引き落としは、なんでこんな金額になったのかと恨めしく思うものの、精査してみれば皆必要なものばかり。
昨年の今頃は、多少忙しかったが活気があった。
しかし、今年の4月1日は何か静まりかえった「休日」の様だ。

昼過ぎ、コーヒーに入れるミルクが無くなったのでイトーヨーカドーへ行ったら、「下取りセール」と言うものをやっていて、衣料品、住まいの品合計3,000円を買うと不要品1点「500円」で下取るという。
3月27日までは、20%分現金還元だったから事実上15%引きになったようなものだった。
26日に寄ったら車が入りきれなくて、ほうほうの体で引き上げてきた。
とはいうものの、めぼしいものは既に売り切れた後で、要らない物を買っても仕方がないと言うものではある。
男物の背広は元々20%引きだったのが、現金20%還元のお陰でめぼしいものは売り切ってしまった様に閑散としていた。
前に、一瞬買うかと思ったが、そう言えばまだ着ていない背広があった。

「日銀企業短期経済観測調査(短観)で業況判断指数が過去最悪を更新」とあるのだが、一方で「ただ3カ月先の見通しについては約3年ぶりに景況感が改善した。」と訳の分からない説明。

日経ネットPlusでは、「日銀短観『改善見通し』は本物か」という無意味な議論をしている。

○輸出バブル崩壊で景気底ばい続く
では、「日本の輸出ブームは米国の消費バブルと2007年ごろまでの超円安がもたらしたものだ。これも一種のバブルだったといえる。」
「輸出ブームがバブルであった以上、従来型の輸出主導での急速な景気回復は難しい。」

○楽観ムードは一時的
(米国経済の回復がカギ)
「外需依存型の日本経済が上向くには、米国経済の本格的な回復が不可欠だ。しかし、借入金に依存した米国の過剰消費構造は改善していない。」

○内需の下振れ懸念強く
「最も楽観的なシナリオとして『米国や中国の景気対策が功を奏し、新興国の一部に明るさが見え始め、日本経済の底入れは7-9月となる』との見方がある。」

高給取りのエコノミストがこんなレベルの見通し、予測しかできないというのはあきれたものだ。そして、日本の内需と言う事をほとんど述べず、未だに米国頼り。
米国の購買力、内需に頼るというのは未だに「輸出依存型」日本経済感覚から脱出していない感覚だ。

「竹中平蔵教授のオフィスアワー」「異様な姿の日本経済」では、「日本がなぜ低成長なのかという理由‥‥改革停滞によって成長期待が低下し、内需の伸び悩みと外需依存を招いたまさにそのときに、世界的な同時不況が襲ってきたからに他ならない。」
‥‥というのはある意味そうかと思わせるものの、
「欧州の場合は金融政策を重視している。イングランド銀行(英中央銀行)は昨年9月から累計4.5%政策金利を引き下げ、欧州中央銀行(ECB)も同期間に 2.75%下げた。日本を見れば、0.4%の引き下げにとどまっている。つまり日本は、財政政策も金融政策も小幅なのである。」
と日本のほぼゼロ金利政策をまだ引き下げが足りないと言うあたり、いわゆる典型的な「試験秀才・学校秀才」の部類の思考停止状態なのだと言うことが分かる。
たまには、先生から教わった以外の経済理論でも示せと言いたいが、米国という先生の「模範解答」がでない限り、思考停止は続くのだろう。

但し、「改革停滞によって成長期待が低下」はある意味正しいだろう。
改革とは戦後永遠と続いてきた官僚組織との戦いの元、無駄な規制を緩和して民間に出来ることは民間へという事は、ここ二年間の内に一挙に遠のいた感がある。
要するに、現政権の麻生氏と言うのは、官僚組織との戦いによる規制緩和による景気改善も、野党の「防衛アレルギー」というアキレス腱をも解っていない。
事実、「防衛」という面を強く押し出せば「野党は馬脚」を表し、「社民党」に至っては、野党でさえ苦笑する有様だ。

そして、この様に経済学者が分かっていないのは、景気低迷が続く事による国民感情の低迷だ。まだ、国民感情が冷え切らない内に早めの景気対策、内需喚起が急がれる。
正直言って、今選挙だなどと言ってはいられない。
出来るだけ早くの景気対策、内需対策をしなければ、消費は益々低迷するばかりだ。
そんなとき、自らの給料には困らない高給取りのアナリスト、論説委員氏と言うのは、日本経済を見て、他人事のように悪い冗談だとエイプリルフールを満喫するのみだろう。