書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

PENTAX K-3実写・風景編PENTAX K-5と各種癖レンズで比べる

2013-12-08 22:32:24 | デジカメ関係


PENTAX K-3をリコーイメージングのモニターで借りだしての2日目。既に何だか馴染んで長年持っているかの感じがある。
今回の比較では、(比較)画像ではカメラ任せのP(プログラムシフト)で撮影してみた。
当然露出補正その他、行っていない。
又、RAWの画像は、Photoshop Lightroom5が対応していなかったので現像していない。
K-3とK-5の比較画像では、Photoshop Lightroom5で縮小のみ行っている。

**********************************
比較に使用したレンズの概略説明
**********************************


今回のレビューは、PENTAX K-3とホヤ時代のPENTAX K-5の順光での風景写真を比べてみることにした。
そして、この比較にPENTAXの癖レンズを4種類代表選手として選んでみた。

■1)smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
これは「PENTAX K-3 18-135WR レンズキット」のキットレンズ。
借り出したレンズではなく、PENTAX K-5レンズキットのときのレンズを使用。
★DCモーターでギュッインとAFを合わせる高速AFの名レンズ。



カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
焦点距離: 18mm (35mm 換算焦点距離: 27mm)
絞り値: f/5.6
露出時間: 0.0020 秒 (1/500)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: 絞り優先 (セミオート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)


■2)smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM
今回のレンズの中では、一番新しいレンズでタムロンのOEMと呼ばれているもの。
但し、PENTAXブランドであるので最新のKシリーズに完全にマッチング。
超音波モーター使用のAFは、望遠なので多少遅くK-01などではAFが合わないことがある。カメラのAF性能を見るときに参考になる。
★近年レンズの価格が高騰しているが、このレンズも実売でかなりの値段をしているもの。



カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
焦点距離: 270mm (35mm 換算焦点距離: 405mm)
絞り値: f/6.3
露出時間: 0.0025 秒 (1/400)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)


■3)smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited

RICOHになってから「HD PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited」に切り替わっているように旧型製品になる。
このレンズは2006年発売のものでPENTAX K10、K100の頃のものである。
この頃K10などのアンダー(暗く写る)傾向とは相性が良く、ほとんどオールマイティに使えたもの。しかし、K-7では露出オーバー気味になることが多くプログラム(Pモード)では使えなかった。K-5では改善されたといえ不安定な癖レンズになってしまったもの。



カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
撮影日時: 2013-12-08
焦点距離: 21mm (35mm 換算焦点距離: 31mm)
絞り値: f/13.0
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: シャッター優先 (セミオート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)



■4)PENTAX FA28mmF2.8

2006年頃に製造中止廃番になったフルサイズのレンズ。
実は、隠れスターレンズとして評判が高かった名玉。          
(今回FA31mmF1.8AL Limitedは、忙しかったので持って行かず。)

*********************************
PENTAX K-3とK-5 を実写で比較
*********************************

キットレンズのsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRであると、比較して分からないことが多い。
K-3の画像の方が画素数が多く、ローパスフィルターレスになっているので精密な画像になるというのは一目瞭然。但しパソコンモニターで見る限りであって、縮小してしまうと完全に区別がつかない。


■それで、癖玉のsmc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limitedから

カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
焦点距離: 21mm (35mm 換算焦点距離: 31mm)
絞り値: f/7.1
露出時間: 0.0040 秒 (1/250)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)





RAW現像

カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
レンズ: smc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited
焦点距離: 21mm (35mm 換算焦点距離: 31mm)
絞り値: f/7.1
露出時間: 0.0050 秒 (1/200)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: マニュアル
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)


RAW現像して、縮小するとあまり良くない

Adobe Photoshop Lightroom 5.0の設定ミスでした。

K-3の新画像処理エンジンを使った方が、かなり良いようである。






カメラメーカー: PENTAX
カメラモデル: PENTAX K-5
レンズ: smc PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited
焦点距離: 21mm (35mm 換算焦点距離: 31mm)
絞り値: f/11.0
露出時間: 0.010 秒 (1/100)
ISO 感度: 200
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: クリエイティブ(被写界深度向き)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)



K-3は、キットレンズの18-135mmと似たような傾向を示している。
ここで注目するのはK-5は、F11に自動的になることである。
K-3は、F7.1止まりでその画像処理エンジンの違いを明確に示している。

K-5では、従来のとおり露出オーバー気味である。


■PENTAX FA28mmF2.8
このK-3を使ってみて、その階調豊かな感じがよく分かるものであった。
最近のデジタルカメラ専用レンズとの違いがよく分かるものである。

カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
焦点距離: 28mm (35mm 換算焦点距離: 42mm)
絞り値: f/7.1
露出時間: 0.0025 秒 (1/400)
ISO 感度: 200
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)







カメラメーカー: PENTAX
カメラモデル: PENTAX K-5
レンズ: smc PENTAX-FA 28mm F2.8 AL
焦点距離: 28mm (35mm 換算焦点距離: 42mm)
絞り値: f/11.0
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: クリエイティブ(被写界深度向き)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)


FAレンズは、K-5との方が相性が良いのか???


■smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM

PENTAX-DA 18-135mmと非常に良く似ている。特に色乗りの良さはPENTAXのブランドに恥じないもの。
小型でこれだけ写れば合格といえるものだろう。

カメラメーカー: RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
カメラモデル: PENTAX K-3
焦点距離: 18mm (35mm 換算焦点距離: 27mm)
絞り値: f/7.1
露出時間: 0.0040 秒 (1/250)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)







カメラメーカー: PENTAX
カメラモデル: PENTAX K-5
焦点距離: 18mm (35mm 換算焦点距離: 27mm)
絞り値: f/11.0
露出時間: 0.010 秒 (1/100)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: クリエイティブ(被写界深度向き)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 5.0 (Windows)


色乗りがそっくりで、多分区別がつかないくらいなもの。

***********************************
PENTAX K-3とK-5 を実写で比較
した結論と感想
***********************************

PENTAX K-3などは、従来の癖レンズを使ってもそれなりに写ると同時に、何となく気抜けしたようなK-5に比べて色乗りが良いように感じた。
順光の屋外では「smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM」のAFは全く問題なく、無音で合焦している。
K-7がやたらと派手目な色合いであったのと対照に、K-5では彩度が落ちて「気の抜けたビール」のような感じであった。
それがK-01で普通のビールになり、K-3でよく冷えたビールという感じになった。

K-5から比べれば、総合的にK-3は圧倒的な差異がある。
しかしながら、PENTAXのカメラを幾つか持っているユーザーとしては、何となくわくわくしない感じがある。
そうとは言っても、不出来だったK-7くらいからの買い換えなら絶対に満足するくらいなものであろう。



PENTAX 高倍率ズームレンズ DA18-270mmF3.5-6.3ED SDM Kマウント APS-Cサイズ
<iframe marginheight="0" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/htmlbanner?sid=2775002&amp;pid=881440293" allowtransparency="" marginwidth="0" frameborder="0" height="60" scrolling="no" width="468"><script language="javascript" src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=2775002&pid=881440293"></script><noscript></noscript></iframe>

PENTAX K-3 USER'S VOICE

PENTAX K-3 USER'S VOICE

最新の画像もっと見る