書道家Syuunの忘れ物

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産経新聞主張・大学再生勉学意欲引き出す教育を‥‥

2007-11-26 17:02:34 | 世の中妙な??事ばかり

昔は、みんな裏口入学だった大学。
かって、大学生は勉強しないと「声高らかに」言っていた時期があった。
確かに、日本大学に「紹介入学制度(昭和44年廃止)」という公式・裏口入学の制度があった。
団塊の世代以前は、大学入学者が少なくて私立大学は、入学者に困り、裏口入学が常態化。そして、学費を払って授業に出てさえいれば「出席点」で卒業できた頃もあった。
そういう時代に大学を出た人たちは、今や政治の中枢に移っているがその観念は抜けていないだろう。
しかし、日本の高度成長は、大学で猛勉強をした理系の学生によって支えられたことは間違いない事実である。
大学というのは、当時から二分化している。
一つには、主張氏が言う、「カルチャースクール」並の大学、そうしてもう一つは、本物の「大学」という猛烈勉強を強いられる大学である。
猛勉強に強いられるのが、イワユル理系と、文系有名大学である。
だから、大学生活が厳しい理系離れが危惧されているというわけだ。
「取得単位の平均成績が一定基準に満たないと進級させない」というのは、旧国立大学では昔からで、理系では4年で卒業できる学生は6割強というところも珍しくない。
そして、今や大学の学部卒というのは、理系では「落ちこぼれ」を意味し、文系でもそのむかしの「短大卒」程度の扱いになっている。
だから、今の大卒というのは、本当は大学院卒だと思えば間違いないだろう。

そして、海外の学生を例に出しているが、米国でも地域のカルチャースクールのような二種類の大学があるし、一般に大学生というのは、日本よりもよりエリートが行くところである。
海外の大学生と比べるのが間違いだろう。

なおも言うと、理系の教官が「学生に向かって」勉強していないというのは、「何時間勉強した」と言うのではなくで、「何をどの様に勉強したのか」という内容である。
只、闇雲に机に向かって、勉強すればよいというものではない。
与えられた勉強なら、受験戦争を勝ち抜いてきた学生だから、難なくできる。
実際は、何を勉強したらよいのか判らないと言うのが実情なのだ。


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