書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

クラッセ(KLASSE)

2006-06-14 12:49:52 | 日記
フジフィルム・クラッセ(KLASSE)
F38mm/1:2.6 Made in Indonesia
このカメラは、コンパクトカメラブーム最後の高級(?)銀塩カメラである。
全く随分と立派な「宝石箱」の様なケースにはビックリした。
それに比べてアルミ外装の本体に余り高級感がない。
見る人が見れば、Av(aperture value)やManualAFがあるから「ただ者ではない」と分かるのであるが普通は気がつかない。


AFは、
パッシブ方式オートフォーカス  撮影距離:0.4m~∞
マニュアルフォーカスモード切り替え可能(10点切り替え)
フォーカスロック機能付き
平成13年3月10日(土)発売、定価77,000円、ケース4,000円、平成15年製造中止


高級コンパクトカメラのT3、GR-1、TC-1はみな定価10万円以上したから定価は安かった。しかし、安い物というものは中々安くならない。多分5万円強で売られていたのであろうと思う。
当然ことなから、小生は製造中止と言うことでケース付きでそれなりの価格で購入した。尚、後日のT3やGR-1は製造中止で定価近くまで価格が上昇した。

さて、性能はというといつもの「フジ色」というか相変わらず「透明感」のある感じである。
正直言って、フジのティアラズームと場合によっては余り変わらない。
この特徴のなさから他の高級コンパクトカメラに比べて評価が低い。
実際、いざ銀塩カメラを持ってゆくか‥‥‥となるとこれは持ってゆかない。
なぜかと言えば、撮していて楽しくないからである。
ファインダーはセンターフォーカス上、特にデーターの表示機能ない。このメカニカルでない、そしてどんな写真が取れたかも分からないものには魅力を感じない。

又、この頃から色々な情報が出るファインダーが増えたから全く見劣りする。
GR-1s,vは3点AFの上AF表示が出るし、T3はシャツタースピード等が表示される。
それにしても萎えるのは「電池ボックス」のお粗末さである。
電池の蓋は、アルミだか柔らかく固定感がなく直ぐに曲がる。その上、電池が新しくても「残量0」という表示の接触不良の多さ。
本体低版のペコペコと凹む。
全体のフォルムの間抜けさ。
いずれにせよ、電源不良で電池を交換する際、毎回カレンダーを合わせなければならないのは高級コンバクトには値しない。