goo blog サービス終了のお知らせ 

書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

上毛新聞コラム「視点」・核家族の視点でしか捉えられない金融機関支店長

2008-11-29 17:09:52 | 雑感・どうでも良いこと

上毛新聞コラム「視点」・核家族の視点でしか捉えられない金融機関支店長

 上毛新聞という地方紙のコラムに「視点」という記事がある。(http://www.raijin.com )
このコラムは、毎日輪番で決められた人たちの記事を掲載している。
http://www.raijin.com/news/kikaku/opinion2008/opinion20081128.htm

2008/11/28の記事は「車で5分」「お年寄りの目線考えて」と題して金融機関・某中金の支店長M氏が2年前単身赴任直後の回想を書いている。
そこで、前橋市内の中心部というマンションに引っ越してきて照明器具がないことに気がついて、管理人に電器屋の場所を聞くところが副題にあるとおり「車で5分」である。
「車で5分」とは、「ヤマダ電機だかコジマ電器」まで「近くにあるよ。車で5分くらいだから」ということで、本人は「単身の私は車を持っていない。従って『車で5分』と言われて途方に暮れる。」というのである。
歩いて5分なら400m程度だが、車で5分なら平均時速30kmとして2.5km。東京なら環状線の一駅程度。東京人なら歩いてゆける距離だし、必要とあらばタクシーで行くことだって出来る。
それがなんと「歩いてゆける近所の商店街に電器屋はないですか」と空洞化してシャッター通りになった街を歩き回ったという。
見つけたのは「おてんとさんも沈みかけた。」というが7月だから何時なのかわからない。しかし、シャッター通りの閉店は夏ならまだ陽の明るい夕方6時。一方、電器量販店は夜10時くらいまでやっている。

そこで今の感覚なら、そして金融という庶民に関わる職業人なら「クルマ社会だから」ガソリンが高くて大変だったろうとか、クルマの維持費が家計にひびくとか書きそうなものだ。11月下旬に新聞各紙に一面広告で揮発油税、ガソリン税の不合理について意見広告がなされたはず。
ところが、それに続くことは「これからクルマを『卒業』してしまうお年寄りがもっと多くなったらどうするんかと。」なのである。
そして、事例が群馬・前橋のお年寄りの意見ではなくて「亡くなった私のばあちゃんが言っていた。」事なのである。
筆者は東京出身ということだから「ばあちゃん」も東京人なのか、少なくとも上州人でないことは確かだろう。
その「ばあちゃんは、近所に大型スーパーができても。頑(かたく)なに近所の商店街で買い物を続けていた。」と続く。
だから「これからもっと増えるであろうお年寄りの目線で考えると商店街の復活は急務なのかもしれない」としめる。

ここから考えられることは、東京人というのは地方に来ても「東京の感覚」は抜けないと思うことだ。地方の「ばあちゃん」は、そして特に上州人の「ばあちゃん」はこの支店長が言うほど「頑なに近所の商店街で買い物を続け」ない。
車に乗って、どこまでも出かけるし、それも適わないときは息子や娘に頼むと言うこともするものだ。
「お年寄りの目線」とはいうものの、商店街の商店主は郊外に住居を移して住んでいないし、当然ドーナツ状態の空洞化で商店街に人がいない。
「愛妻が言っていたこと」のお年寄りのための自助努力‥‥でも、「商店街の個人商店」が成立し得ないシャッター通りではいずれにせよ絵に描いた餅である。

そして、「相手の目線を徹底的に大事にして知恵を尽くす‥‥ということかもしれない。」と「きれい事」で最後に結ぶが、金融機関の支店長としてどう考えても「相手の目線を徹底的に大事にして知恵を尽くす」ということが言葉の端端から感じられない。
なぜなら、未だに群馬の感覚でなく東京人の発想でしか物事を感じられないからである。
所詮、東京から地方に赴任してきた人物というのは、常に米国人がどこへ行っても米国流を押し通すのと同じように、どこへ行っても東京の感覚でしかものを見られない、判断できないというのを露骨に現してしまったものだ。
そして、年寄りは「独立して住む」という核家族の感覚にとらわれ、家族、子供などの支援という視点が抜けているのはなにやら妙な気がするというものである。


大月隆寛氏の文筆のバカバカしさ

2008-09-20 08:12:12 | 雑感・どうでも良いこと
大月隆寛氏の文筆のバカバカしさ

大月隆寛氏のコラムを読むと大方バカパカしいというか、一笑に付した方がよいと思わせるものが多い。
今回、大月氏がGHQに再び占領された方がよいと他力本願を表しているのは正に何を考えているのか分からないところだ。
大月氏は、再占領というが、保守派という人達は日本はまだ完全な「独立国」とは思っていない。
考えてみれば、軍備は米軍頼り、金融・金は米国に持ち去られ、米国の言いなりになって「構造改革」。
日本の株の変動は、米国株と全くうり二つの変動というPCプロク゜ラムに翻弄。
かって、日本は米国の属州の一つと論壇誌に書かれた事があったが、現実その時とあまり変わっていないではないか。
嘘だと思うなら、なぜ未だに首都に米軍の基地があって、そこは治外法権なのか。
又、ほとんど米軍としては戦略的に使われていないその基地の返還という話も現実化していないことを見れば、未だに日本はGHQに占領されたままになっている。
その上、大月氏の歴史認識の甘さ、出鱈目さを読むと、良くこれで文筆家が勤まるというものだ。

いや、出版界はこういうノーテンキな人物でないと本を出してくれないのかも知れないとは、穿った見方か。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【コラム・断】歴史に学ぼう(産経新聞2008/09/20)
選択肢がありません。どう考え直してみてもダメ。選べない。このまま総選挙になったら、ほんとにわれら有権者軒並みフリーズ立ち往生。こういう時こそ、歴史に学びましょう。そう、現世の権力じゃどうにもならなくなったら、いっそ、えいや、っとブッ飛んでみる。それがどうやらわれらニッポン人の習い性、火事場の馬鹿力だったようなのですから。

 選択肢その(1)「大政奉還」。形だけでももう皇室に政治をお戻しして、どさくさまぎれに何とかする。でなきゃその(2)は、あの「進駐軍」にもう一度「占領」してもらう。敗戦後、農地改革から財閥解体から新憲法から、何から何まで「帝国日本」の「戦前」のガラガラポンを一気呵成(かせい)に情け容赦なく、こちとらの意向なんざ無視してやらかしてくれた、あのGHQ。つまり、「敗戦」抜きの「戦後」を方便としてもう一度現前化させて、期間限定で「占領」してもらう。でもって、そのご威光で国内一気に大掃除、って寸法。どうすか? 

 新GHQ司令部は、テナントが軒並みしくじってゲンの悪い六本木ヒルズあたりがよろしい。ヒルズのてっぺんに翩翻(へんぽん)と星条旗が翻り、与党も野党も官僚も文化人も日夜お百度踏みまくる。もちろんメディアの検閲もしっかりやってもらって、もう一度「12歳」から「民主主義」のリセット、です。

 マッカーサーはもういないけど、あのパウエルさんなんか司令官にお似合いかも。コーンパイプくわえて羽田に降り立つところからコスプレ感覚でやってもらえたら、再び「高度成長」だって見えてくるかも、です。(札幌国際大学教授 大月隆寛)




火曜日・大竹まこと ゴールデンラジオ!中嶋美和子登場

2008-09-16 22:58:51 | 雑感・どうでも良いこと
火曜日・大竹まこと ゴールデンラジオ!中嶋美和子登場

中嶋美和子タイプはホントは大竹まことは大嫌い??

文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」では、あの山本モナが活動自粛して暫く空き家だったが、「山本モナ」が復帰してくる間に同じオフィス北野の中嶋美和子を起用した。
中嶋美和子本人が、10回ぐらい出られればと言っていたから、あと2ヶ月もしたら山本モナが復帰すると、良く分かるというもの。

しかし、正直言って中嶋美和子というフリーアナウンサーは知らない。
ネットで見てみると「おっぱいキャプログ」と言うので「爆乳」を強調しているブログがある。しかし、もう考えてみれば10月で32歳だ。
今さらオバンの巨乳など強調されても白けると言うものだ。
その上、とても童顔ではないから42歳と言ってもそうかと思う老け顔。

それで番組表を見たら「別居婚が成功する理由」‥‥なんだこりゃ‥‥
10年勘違いしているというか、10年前から時間が止まってしまっている。
要するに、世の中の流れについて行けていない。
世の中の流れというものは、人気の芸能人を見てみればよく分かろうというものだ。
彼ら、彼女らは時代の流れ敏感なのだ。
     
それて、中嶋美和子は別居婚、今まで一緒に暮らしたことがない。
たまに合うと新鮮ですよ。
だから子供は作らない。
今時、ディンクス(DINKS)か‥‥(Double Income No Kids)
中嶋美和子自身か売れたら夫のNHK地方アナは、主夫となると思いきや‥‥
留学するというのんきさ。
旦那との関係だって、星は隣り合って一緒にいると和み合うが、前世は他人だ。
だから、一緒に住まないというのはそうだろうというものだ。

しかし、こういう女性は大竹まこと氏は多分嫌いなのだろうと思う。
山本モナが出てこないので何やら元気が出ない感じが、言葉尻からする。
そして、大竹まこと氏というのは、好きなタイプの女性だと散々「意地悪」を言ったり、からかったり、ちょっかいを出すのが本性だ。
中嶋美和子氏に対しては、随分と大人しかった。
子供を作らないと言うときに、普通なら「少子化」に反するとか何か言いそうだが、何も言わない。
年齢も子供を作るなら35歳までとかも、限界とも言わない。
美女を苛めると言うなら、その昔からあった。
しかし、「おばさん」になっても、自分は???と思っている中嶋美和子は痛いというものだ。
その美女いじめなら、遠い昔のフランス。
ルイ14世は、誕生日にマザランの姪の監督官のヴァネル(マルグリット)伯爵夫人に綺麗なリボンで結んだ箱をプレゼントした。
その箱を喜んで開いたヴァネル夫人悲鳴を上げて宮殿中を逃げ回った。
当然ルイ14世は、ほくそ笑んだに違いない。
実は、その箱に中にはヴァネル夫人が大嫌いなハツカネズミが入っていたという。
ヴァネル伯爵夫人というのは、ルイ14世とは全く正反対の、当時の実力者にして大金持ち、美男子のフーケ(Fouquet)侯爵の愛人だった女性。
その後、ルイ14世の従姉妹・マダムの女官の監督官だった当時随一の美女、ベリエール(プレシー・ベリエーヴル)侯爵夫人にその座を奪われるとしても美女だったことに変わりはない。
当時王宮に係わる最上美女の全てはフーケ侯爵が愛人にしていた。
ちなみに、最初の公式愛人になるのは、マダムの女官だった「ルイーズ・ド・ラヴァリエール公爵夫人」で、次に同じ女官のモンテスパン侯爵夫人だった。

一節には、ルイ14世がルイーズ・ド・ラヴァリエールをフーケに取られそうになったと勘違いしたことが、フーケを失脚させる原因になったという話もある。

東京ディズニーランドホテルの利点は何か

2008-07-05 21:06:45 | 雑感・どうでも良いこと

東京ディズニーランドホテルが開業した。4月に予約状況を見たら、専用ダイヤルで……8月まで一杯だった。
ディズニーシー・ミラコスタが出来る前には、アンバサダーホテルに泊まったことがある。
実は、このアンバサダーホテルと言うのがサービス最悪と散々書いた。
その上、東京ディズニーランドには遠く、シーに行くにしても外から並ばなくてはならない。
ミッキーマークのバスを待てば、中々来ないし、定員一杯になると次とまたまた待たされる。
まごまごしていると、バス待ちで半日終わる。

実際は、ディズニーシーまでは歩いて数分、東京ディズニーランドまではエクスピアリから「リゾートゲートウェイST」へ行き、ランドまで行くのが早い。
しかし、修学以前の子供を連れているとなればほとんど無理。

アンバサダーホテルというのは、東京ディズニーランドへ形ばかり行くというホテルだった。
一方、ディズニーシー・ミラコスタは、今では「シー」を早廻りするには欠かせないところ。
宿泊者は、開園前にかなり奥まで入り込むことが出来るし、ショーに並ぶには列には最初につける。



それでは、東京ディズニーランドホテルには何のメリットがあるのだろうか。
直接、東京ディズニーランドに入れるわけではなし、あまり景色が良いというわけでもない。
見たところ、張りぼての安っぽさというのは、ミラコスタ並。
ミラコスタは、隣との壁が薄くで何やら聞こえるくらいだ。
リゾートホテルで高級ホテルではないと思えば納得出来る。又、料金は「ルームチャージ」だと言うことは変わらない。

今、ミラコスタはオンシーズンだと空きは少ないが、アンバサダーホテルはガラガラ。
いずれ、東京ディズニーランドホテルも閑古鳥が泣くこともあるかも知れない。もっとも、アンバサダーホテルの方が早いかも知れないが。
お陰で、ミラコスタのサービスが多少良くなった。


医師に学校秀才はいらない

2008-07-01 19:32:45 | 雑感・どうでも良いこと

医師不足で厚生労働省は、医学部定員の抑制をやめたが、一方で「医学部定員を増やすとも医師のレベルが下がる」と主張する人物がいる。
しかし、医師というのは単に「学力」で判断すべきものではないのではないだろうか。
医学部というのは、「金が儲かる」と昔から偏差値が高い。
10年以上前から少子化で教育学部を出でも教師になれないと言う事態に遭遇して、その昔は優秀でも地元駅弁大学の教育学部に進学した女子学生が有名大学に進学した。
しかし、東大を出たところで良い就職口があるわけでもなく、たとえあっても女子学生にとっては快適ではない。
だから、今国家公務員のいわゆる上級職に女子学生が殺到しているし、又入試もセンター試験1位の成績を取っても女子学生は医学部へ進学する。
女性の社会進出によって、結局医師が少なくなると言う矛盾が生じる。

そして、医師というのは勉強だけではない部分があるのは当然で、いわゆる学校秀才がなる職業としては不適なのではないか。
その上、医師というのは大学を出ただけで医師になれるわけでもなく、医師国家試験があり、その後の専門医試験など色々なハードルがある。

医師には、学校秀才の学校という分野でも「勝ち組」だけでなく、患者の気持ちを分かる医師も必要なのではないか。

日本の高度成長の時、大学を卒業しさえすれば「多少問題のある人物」「学力に疑問のある人物」も入社させた。
実は、東大出の学校秀才は役に立たなくて、そう言う別枠の人物が役に立った等のが現実だった。


【コラム・断】医師増員への批判 

医師不足解決の方策として、厚生労働省は、「医療確保ビジョン」で医師の増員を発表した。
医学部の定員を増やすとどうなるか。それで優秀な人材が集まるわけではなく、単に裾野が広がるだけだ。つまりは全体として、医師のレベルが下がる。それはひいては医療ミスの危険を高め、無駄な医療費を増大させる。  現在の医師不足は、主に病院と地方で起きている。勤務が厳しく、収入の少ない病院や地方を離れ、立地条件のよいところで開業する医師が多いのが原因だ。  医師の増員でこの問題が解決するのか。増員すれば開業医が増え、すでに患者の取り合いが起こっている現況に、ますます拍車がかかるばかりだ。やがて失業する開業医があふれるだろう。そんな医師が病院にもどっても、よい医療をできるわけがない。  病院離れ・地方離れを防ぐには、そこで頑張る医師をもっと手厚く遇すべきである。  今、病院でマンパワーが不足しているのは事実だ。しかし、今の病院乱立の状況で、すべての病院が万一に備えたりすれば、“寝るだけ当直”の医師に高い当直料を支払うことになり、無駄な医療費がますます増大する。  こんな状況になったのも、すべては医師の自由を認めすぎたせいだ。科の選択の自由、開業の自由、病院開設の自由。それを放置して、医師の数だけ増やしても、無駄な医療が増えるばかりである。  足りないから増やす。そんな小手先の方法で改善するほど、日本の医療危機は生やさしくない。(医師・作家 久坂部羊)(産経新聞)

以前、ヤマダ電機で売れないVTRを買わされた

2008-06-30 23:19:35 | 雑感・どうでも良いこと
ヤマダ電機に排除命令 派遣強要、16万人ただ働き

ヤマダ電機というのは、昔から妙に人が店頭にいて妙な販売をしていたところだった。
最近、そんな人が少なくなったのは、何回もやられている「排除勧告」なのだろう。


3年くらい前のこと、DVテープVTRからHDDビデオカメラにしようとヤマダ電機へ行った。

ヒデオカメラを見ていたら、おしゃべりな「おじさん」が寄ってきて、これがよいですよと勧める。
これが、最近合併した某社製のもの。
こんなことが出来ます、これがお勧めですの一点張り、とうとう買わされてしまったのだが、お陰で他社製品をほとんど見比べなかった。


使ってみて、まず液晶が小さくて見づらい、明るいところで見にくい、部屋の中でも??
画質も何やらいまいち。
その上、バッテリーの充電器すら付いていない、本体に入れて充電。
全くとんでもないものを買ってしまった。

そして、そのカメラを買うときが妙だった。
レジへ入っても、レジを打つわけではなく、うろうろ。
結局ヤマダ電機のベスト(当時)を着た店員を連れてきて、レジを打たせていた。
実は、正確な値段も分からなかった。

あとから考えてみれば、その「店員」に見えた人物はメーカーからの拡販員だったのだろう。
他社製品と比べて一般的な評価ではなく、単にそのこ社のものを売りたかっただけ。

やはり、ヤマダ電機の正社員が説明をして対応すべきだったのではないか。

ヨドハシなどは、キャノンセール、ニコンセールなど拡販員は店員と違う制服、それと分かる名札を付けて対応している。
ヤマダ電機も最近はそうだが、こんど7月11日高崎に本社が移るのと同時にオープンする「LABI 1」ではどうなのか見物だ。

ちなみに、既に「LABI1」のポイントカードとそれでしか使えない2000円分の割引券を手に入れた。
当日には、配布するのだろうがどなることか。


「家電量販店最大手「ヤマダ電機」(本社・群馬)が取引上の優位な立場を利用して電機メーカーなど納入業者に対し、商品陳列などのために人材派遣を強要したことが独占禁止法違反(不公正な取引方法)にあたるとして、公正取引委員会は30日、違反行為の停止と再発防止を求める排除措置命令を同社に出した。1年半で延べ約16万6千人を派遣させ、ただ働きさせていたという。 」
(朝日新聞)

これが大学生が読むべき本か?

2008-06-23 13:37:08 | 雑感・どうでも良いこと

「古今東西の名作から大学生の読むべき50冊」

(東海大学湘南キャンパス・シンポジウム・パネリストは文学部文芸創作学科の教員5人と芥川賞作家の川上未映子。事前に提示されていた150冊以上のなかから公開でセレクト。定番の作品からやや異色のものまで50冊が出そろった。
東海大からは教授の辻原登、長谷川櫂、山城むつみ、准教授の堀啓子、室井光広の5氏が登壇。)(産経新聞)

‥‥これは高校生が読む50冊かと思った。

中には、高校の授業で習うものや読んでも仕方がない様な本もいろいろとある。
夏目漱石の「吾輩は猫である」など中学時代から何回も挑戦して結局最後まで読めなかった。
その代わり、「坊っちゃん」は小学校から高校まで何回か読み直した。
なぜなら、小中高と年齢が進んで行く内に、評価、内容を再確認するからだ。
日本の本に大江健三郎の本が抜けているのは面白い。大江健三郎の「死者の奢り」から一連の短編小説というのは高校時代に何やら読まされたものだ。
それにしても、あの悪文の代表と言うべき文章は、反面教師として良い勉強になったものだ。多分こんな本を選んだ選者というのは何を考えているのかね。
この大江健三郎の作の中で「ゼフンティーン」という作は、全く別物といえる大江作でやはり是非読んでおく必要がある。
しかし、この選者では誰も知らないかもしれない。
そして、あまり読みたくない本ばかりというのは、元々150冊を選んだ段階で省かれているのだろう。
大学生が読むべきなのかはよく分からないが、伊藤整の「氾濫」など確か高校生で読んでいた。

「海外」とした作品は、大方映画になったり、ダイジェストで知られているものが多い。
カフカの変身は中学生の頃、但し感想文を書かされたから何度も読まされた。こんなものは、実は面白くない。
不思議なことに、「三国志」が入っていない。
これは、中国というものを論じるとき又、人物を論じるときの基本だ。
高校時代に全部読んでしまったのか、もっとくだらない小説が入っているからそうではないだろう。
読んでおくものとすれば、雑誌諸君に掲載された
「中学教師に薦める・必携・現代教養の一〇〇冊・一国の文化水準は、中学生の読書の質にあらわれる――。純文学から冒険活劇まで、青春の日にこそ読むべき本を、世代を超えて語り尽そう」
の中に入っていた「戦争の嵐」The Winds of War (1971)ハーマン・ウォーク・も入っていなかった。
ジョン・ルカレ[Le Carr´e,John]「寒い国から帰ってきたスパイ」などは少しカルトすぎるか?
いずれにせよ、現代社会の考察する本がないのは、そう言う感覚がない人達のものだろう。

そして、「危険な関係(ラクロ)」‥‥こんなアンシャンレジーム末期のフランスを描いた本。
これは、そのときのフランスの時代背景を知らないと結構深い意味が分からない。
法服貴族と武闘派貴族の違いが分からなくて、本が読めるかと言うものだ。
多分選者も中身は分かっていまい。


■学生が読むべき50冊

【日本】
 万葉集▽源氏物語(紫式部)▽平家物語▽徒然草(吉田兼好)▽おくのほそ道(松尾芭蕉)▽歎異抄(唯円/親鸞)▽心中天網島(近松門左衛門)▽山椒大夫・高瀬舟(森鴎外)▽吾輩は猫である(夏目漱石)▽たけくらべ(樋口一葉)▽武蔵野(国木田独歩)▽金色夜叉尾崎紅葉)▽瘋癲老人日記(谷崎潤一郎)▽病床六尺(正岡子規)▽きりぎりす(太宰治)▽堕落論(坂口安吾)▽遠野物語(柳田國男)▽様々なる意匠(小林秀雄)▽豊饒の海(三島由紀夫)▽富士日記(武田百合子)▽第七官界彷徨(尾崎翠)▽春宵十話(岡潔)▽「いき」の構造(九鬼周造)

【海外】
 紅楼夢(曹雪芹)▽千夜一夜物語▽イリアス(ホメロス)▽聖書(旧訳・新訳)▽ハムレット(シェークスピア)▽ケ丘(エミリー・ブロンテ)▽インドへの道(フォースター)▽フィネガンズ・ウェイク(ジェイムズ・ジョイス)▽ナイン・ストーリーズ(サリンジャー)▽タイタンの妖女(カート・ヴォネガット)▽幸福論(アラン)▽危険な関係(ラクロ)▽感情教育(フローベール)▽赤と黒(スタンダール)▽夜の果ての旅(セリーヌ)▽失われた時を求めて(プルースト)▽ファウストゲーテ)▽資本論(マルクス)▽ブッデンブローク家の人々(トーマス・マン)▽精神分析入門(フロイト)▽変身(カフカ)▽ドン・キホーテ(セルバンテス)▽ゴッホの手紙▽魅せられた旅人(レスコフ)▽白痴(ドストエフスキー)▽カラマーゾフの兄弟ドストエフスキー)▽戦争と平和(トルストイ)



佐藤優氏に突っ込みが足りない東大印女優 楠城華子

2008-06-14 00:05:56 | 雑感・どうでも良いこと

近年、大学というところはそこで何か学ぶかというと、単なる「ブランド」の卒業というだけになってきたようだ。
特に、最近は大卒とは一昔の「短大」「高卒」と同じになって、本当の「大卒」というのは大学院修士課程修了のことを意味する事となりつつある。
それでなのかも知れないが、最近TVのクイズ番組で東大生というブランドを付けながら「全敗」しそうな女子大生も多い。

昔の大学生は、今の東大生ほど学校の勉強はロクに出来なかったかも知れないが、無駄な知識はかなりあった。
何やら解らない本も読んだし、文学全集などつまらなくても、訳が分からなくても良く読んだものだった。
今なら、面倒でそんな本を開く気もしないし、だいいち文学全集はまとめて「Book off」に売ってしまった。
その後一冊100円で売っていたが、今なら引き取りもしないだろう。

戦前は、夏目漱石の「坊ちゃん」を見れば良く解るとおり、「大卒」=「帝大卒」というのはかなり少なかった。
もっとも、東京六大学の大学は戦前から大学で、入るのには「旧制高校」を出る必要があった。だから、旧制高校を出ないで入る「専門部」というのあった。
今では、専門部でも戦後大卒扱いになっているから訳が分からない。

その坊ちゃんの主人公は東京物理学校(東京理科大)。うらなりが九州帝大、赤シャツは、東京帝大。
坊ちゃんという小説は、後から考えると色々と思い当たるところが多い小説ではある。

さて、佐藤優VS楠城華子氏の対談を読んでいるとなぜそこで突っ込まないのかという部分がある。

たとえば、「佐藤優VS楠城華子の異色対談“諜報機関と女優の微妙な関係 上」でのこんな部分。

「ヨーロッパの政治家とか思想家とかはみんなガーデニングをやってる。ロシアとかはもうちょっと素朴で、大統領府の高官たちなんか、ダーチャという別荘を持っていて、そこの庭でジャガイモとかキュウリなんか植えてるわけ」

なぜこんな部分で何も気がつかないかというと、欧州の社会、特に上級の世界というものが分かっていないのだろうね。
はっきり言って、今でも欧州は階級社会だ。
よく見てみれば、サッカーチームも個人が趣味で持っていたり、フランスのワインのブランドは(元)貴族の持ち物だったりする。
その上、18世紀のLouis14世以降は、欧州からトルコ、ロシアまでの欧州貴族の手本は、フランス貴族の様式を手本とした。
ナポレオンNapoleonがロシアを攻めてモスクワに乗り込んだとき、それを歓迎したのはNapoleonファンの中級ロシア貴族達。
これは、Tolstoyの「戦争と平和」に詳しく書いてある。
そして、ロシア貴族が話した言葉はフランス語だ。ロシア皇帝の中には、フランス語が話せてもロシア語が不得意だったという人物もいた。
だから、「外交官」というのは、「貴族」が専売特許だった。共通語がフランス語であったし。

そもそも貴族というものの基本は、領地を持つ者を意味する。要するに「土地の所有者」なのだが、Louis15世の頃になると妙な趣味が流行った。
それは、領地に「農家」を作って、農民の真似ごとをするという趣味だ。
当然あのマリーアントワネットもそんなところで暮らしたし、附属してバレー劇場なども作った。
大革命の後、1票差(それも策謀による)でギロチンで命を落としたLouis16世の趣味は、そんな疑似農家の納屋で作る錠まいだった。

‥‥てなわけで、要するに「ガーデニング」、「家庭菜園」というのは、元々の貴族趣味に端を発していると言うことだ。
正確に言えば、それが貴族の貴族たる所以。
よくよく見てみれば、天皇陛下も稲を育ててるではないか。
本来の貴族というのはそう言うものだ。


連休の合間のTDL 5/2

2008-05-08 22:14:41 | 雑感・どうでも良いこと

TDSミラコスタ泊では、今年は500mlミネラルウォーターとその携帯用ストラップが置かれてあった。そして、手書きの「メモ」。
‥‥いつもご利用ありがとうございます。‥‥と言う様なもの。
確かUSJに行った時は、USJの前のホテル内では冷蔵庫にミネラルウォーター満タンで、全部無料だった。
それに習ったのか、又は新しくディズニーランドホテルが出来るために、固定客をつなぎ止めるためかよく分からない。
しかし、今建築中のディズニーランドホテルは、ランドに直結している風もなかったから、優先入場なども考えられない。
見た目も何やらフランスの「城・宮殿」のような風体で、「ゲゲ」というものだ。


写真は、最終日5/3低気圧が去った後。

予約状況を見れば、秋にならなければ空きそうもない。
それにしても、ミラコスタの壁は薄い様だ。
廊下の声は当然として、隣の声も聞こえたりする。
東京のワシントンクラスのビジネスでは当たり前のことだから、仕方がないかも知れない。
2日目は、3daysパスポートではTDLにした。
天気予報では、午後から雨だったのだが、ホテルを出る時から小雨。TDLについた時もまだ降っていた。
9時開園で雨、連休前日あって人手は少ない。
それが、入園した途端に雨が止み、「アニバーサリーグリーティング」も悠々正面に座れる状況。
但し、石畳の床は水浸しだ。
何年か前に来た時は、抽選で椅子席があったものだったが、今は入れ替え制でもないから12時15分まで待っている人達もいる。



これを見終わったらPF「バス」。
ビッグサンダー・マウンテンのPFをとって、ホーンテッドマンション、待ち時間0のイッツ・スモールワールド。
ミニー・オー!ミニー



なんと言っても、雨の降らないうちに野外のステージへ。
14時近くになると流石雨。結構土砂降り。それが、15時に近づくにつれて上がって
ジュビレーション!



このバージョンは、3日見たものとは少し違っていた。
多少の雨でもというバージョンだったようだ。
それから、ビッグサンダー・マウンテンを2回乗って、カリブの海賊。
夕方からは、本格的な降り出してしまった。

ワンマンズ・ドリームII



以前、見たことがあったが、新しくなってからは初めて。



今日は、雨だから、当然エレ・パレードは中止。



傘を持ちながらの手持ち撮影1秒。
最近のコンバクトデジカメは手振れ補正に強くなった。
一昔前では考えられないものだ。

▼メイン情報
メーカー名 : RICOH
機種 : Caplio R7
幅の解像度 : 180/1
高さの解像度 : 180/1
変更日時 : 2008:05:02 19:55:40

▼サブ情報
露出時間 : 1.00秒
レンズF値 : F3.3
露出制御モード : プログラムAE
ISO感度 : 200
Exifバージョン : 0221
画像圧縮率 : 160/100 (bit/pixel)
レンズ絞り値 : F3.2
対象物の明るさ : EV-3.2
露光補正量 : EV0.0
自動露出測光モード : 分割測光
フラッシュ : 発光禁止
レンズの焦点距離 : 4.60(mm)
シーン撮影タイプ : 標準
シャープネス : 標準


TDSは直ぐに飽きが来る

2008-05-06 11:41:56 | 雑感・どうでも良いこと

TDSのレイジングスピリッツは、3年前の7月完全公開の初日に行ってメダルを貰ったことを覚えている。
但し、朝10時に到着した日だから既にPFは終わり、スタンバイ3時間待ちで列は一周していた様な記憶がある。
実際、その時うちの子供は140cmに満たず乗る事は出来なかった。


今回、FPとスタンバイ(25分)で2回乗った。
偶然、最前列と最後尾。
これは、距離が短くて1回転するのが特徴だが、最前列だと真っ白な水蒸気の中を回転するから回っていることは分かるが実感がない。但し妙な気分になることは間違いない。
一方、最後尾だとはっきり前列の席が上に来ていることが分かるから、「回っている、回っている」だ。
午後は、「タワー・オブ・テラー」
ここもスタンバイ30分。
実際、FPとスタンバイは直ぐ繋がるから、FPの意味が少ないのも以前と同じ。
そう言えば、何回も来ている割にはゴンドラに乗ったことがなかった。



ゴンドラも近くで見ると、昔の007シリーズのジェームズボンドを思い出すから不思議なものだ。
あれは、小型のヤツだった。
それから、センターとインディにライド。
何時も思うが、インディの時のカメラは何処にあるのかよく分からない。
写真の中には、正面を向いてピースしている御仁もいるからファンも多いのかも。



レジェンド・オブ・ミシカ(14時30分)
時系列では逆になるが、何やら見飽きたいつものこんなもの。




夕方になれば、プリマヴェーラ~スプリングタイム・サン~

ここで、ホテルの部屋に荷物を置きに帰り、夕方から夜の部と言うヤツだ。

それにしても、今回はデジ一眼レフは持って行かず、RICOH のCaplio R7で全部撮ってみた。
明るいところでは、バックの液晶が見えづらく、その上操作性を良くするための補正スイッチに指が当たりやすい。
そして、その補正された部分が液晶で確認しづらいのは何時も困ったものだ。
デジ一眼というのは、やはり腐っても一眼だ。
実際、今回ほど一眼レフを持っている人を多く見たことはない。
但し、明らかに日本人と判る人は別として、結構台湾、中国人らしき人が多かった様な気もする。

彼ら外国人が実は一眼レフを持っている方が少ないだろうが。
そして、持っていたのはほとんどギャノンのキス。
X2を持っていた人もいたが、いずれにせよkiss。
TDLでは、二人ほどペンタックスのK100Dとおぼしき物を持っていた人もいたが。



それでも、三脚なしで夜景が取れるというのは素晴らしいものだ。
露出時間 : 1.00秒
メーカー名 : RICOH
機種 : Caplio R7
変更日時 : 2008:05:01 20:25:26
▼サブ情報
露出時間 : 1.00秒
レンズF値 : F3.3
露出制御モード : プログラムAE
ISO感度 : 200