"四季折々 この一枚″

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神戸文学館と関西学院

2013年11月03日 15時17分21秒 | 紀行

11月の連休初日の二日、雨の心配もなかったので神戸市灘区王子町の

「神戸文学館」を訪ねました。

神戸王子動物園の西側、煉瓦づくりの「文学館」は、かってこの地にあった関西学院
原田の森キャンパスの礼拝堂、チャペルを生かしたものです。

内部には、明治以降の神戸にゆかりのある文学者を時代ごとの
テーマに沿って紹介。

神戸を愛し、神戸を描いた作家たちの作品も展示され、
蔵書も並んでいました。

上の模型は、昭和4年、キャンパスが上ヶ原へ移転する前の風景です。
(手前にチャペルが見えます)

明治22年(1889)に創立された関西学院は、昭和4年(1929)に上ヶ原
(現在の西宮市)のキャンパスに移るまで、この原田の森に2棟のバラックから
出発したと伝えられています。

この写真は、大正11年ごろ、関西学院正門西側の風景です。
門柱は、現在の上ヶ原キャンパスの正門に移設されているそうです。

明治37年(1904)に建てられチャペルは、
明治の洋風教会建築としては神戸市内最古のものと言われています。

神戸大空襲や阪神・淡路大震災を経て、平成18年(2006)、
神戸市の文学館として生まれ変わりました。

ときあたかも、関西学院は、来年、平成26年(2014)に創立125周年を迎えます。

神戸とかかわった文学者や作家は数多く、堀 辰雄、宮本 輝、
山崎豊子、司馬遼太郎、庄野潤三、新田次郎、野坂昭如、などなど。 

王子動物園の西隣、関学の原点とも言う、この「文学館」にも大勢の人たちが
訪れるかも知れません。

 

写真は文学館の南から撮ったものです。

手前の道路は、かって、神戸の市電が走っていました。

南へ少し下がるとJR灘駅があります。 

小学校の4年生から昭和20年の空襲で焼け出されるまで、
灘駅の南東にあった自宅から、この市電に乗って熊内町にある
雲中小学校(当時は国民学校)へ電車通学をしたことを思い出しました。

遠い昔のことです。

 

 

 

 


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