JR三田駅から徒歩で約15分、三田市内屋敷町に「旧九鬼家住宅資料館」はありました。
明治初期(明治8年前後)に建てられた全国でも数少ない「擬洋風建築の建物」で、
平成10年4月に兵庫県重要有形文化財に指定されています。
1階は和風、2階が洋風に造られた家屋で、全国でも数少ない建築様式です。
三田藩の家老職を代々勤めた九鬼家の住宅として、
明治の初期(明治8年ごろ)、九鬼隆範(りゅうはん)が自ら設計して
建てたものです。
主屋(おもや)は1階が土間、台所を除いて6室。
2階は洋風に造られており、東半分がベランダになっています。、
洋間には床に畳を敷いたり、壁や天井は壁紙の代わりに
日本的な襖(ふすま)紙を張るなど、洋風の技法が取り入れられているといいます。
(2階は開館日が決められており、この日は、2階へは上がれませんでした)
九鬼家は、もともと、九鬼水軍の家柄で、徳川時代に入って三田へ移封されました。
屋敷内には、昔をしのぶかのような、大きな和船の模型も飾られていました。
(写真は、7月8日(日)に撮影しました)