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"四季折々 この一枚″

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谷崎潤一郎の「倚松庵」を訪ねて(2)

2015年09月08日 10時34分10秒 | 紀行

谷崎が小説「細雪」の執筆をはじめたのが、1942年(昭和17年)、
56歳のときでした。

この間、1938年(昭和13年)7月5日には、この地で神戸の大水害にも遭遇しています。

 

 

  

神戸に「大水害」が起ったとき、私は小学校の1年生になったばかりでした。
学校から手を引かれて帰宅したことを鮮明に覚えています。

神戸の灘区岩屋に生まれ、戦後は、六甲高羽、東灘区の岡本や御影に住んだ私は、

昔の日本家屋、その佇まい、庭の緑、付近の環境などを懐かしく見ました。

 

倚松庵の150mほど南に「魚崎村」と住吉村」の境界の標識が建っています。

倚松庵も、六甲ライナーの魚崎駅付近にあったそうですが、
モノレールの建設にともなって、1990年(平成2年)、現在地に移築したそうです。

おかげで、阪神大震災にも耐えられたということでした。

 (この項、おわり)